昨日の日経に風見鶏のコーナーで
高橋是清とアベノミクスの見出しに目がいってしまった・・・・
FXミリオネアアカデミーでも日露戦争の戦費調達者として高橋是清の名がよく出てくるが、「高橋財政」とアベノミクス、成長戦略を除けばそっくり・・・
昨日の日経新聞より
大恐慌のあおりで日本も深刻なデフレに喘いでいた31年末、高橋は5度目の蔵相に就くと、その日のうちに金の輸出を停止した。つまり、金を通貨発行の裏付けとする金本位制からの離脱を意味した・・・
金本位制をやめれば金の保有量に関係がなく通貨の発行量をどんどん増やせる。高橋は穏やかなインフレを起こし、円相場を押し下げようとした。日銀の異次元緩和と同じだ。
高橋は円安容認に、国債の日銀引き受けと積極財政を組み合わせた・・・
この高橋財政から学べることは、良いニュースと悪いニュースがある・・・
つまり、良いニュースは景気が回復することだ。
高橋財政をはじめてしばらくすると、日本経済は世界に先駆けて大恐慌から抜け出した。円安を追い風に輸出が大幅に増えたためだ・・・
期待先攻だったアベノミクスも、実体経済に少しずつ波及しつつある。
問題は悪いニュース。高橋はインフレの兆しが出始めると、一転して財政再建に舵を切った。だが、軍事費の削減を迫られた軍部の恨みを買い、36年の2.26事件で凶弾に倒れる。高橋の死をきっかけに、財政の膨張に歯止めがかからなくなった・・・
高橋から学ぶべきは、非常時の政策には必ず困難な「出口』が控えており、いつかはそこを通らなければならないという覚悟だ・・・・以下省略
(2013年7月7日日経新聞朝刊)
折しも、アメリカは量的緩和の縮小へ、出口へ向けてのランディングの準備が始まっている・・・
そのパイロットでもあるFRBのバーナンキ理事長は高橋是清の研究家の一人。
アメリカの後を必ず日本がとおる・・・・
過去から学ぶ・・・歴史から学ぶということは
あらためて大事なことがわかる・・・
人は過去から学ばない・・・・
いつの間にか忘れているものだから・・・
ところで、同じ7日の日経に
戸建ての改修価値評価、中古流通へ新基準、転売事業の税負担軽減という記事が掲載・・・
遅すぎるぐらいだが
22年でゼロというのは、どう考えてもねえ・・・・
欧米は新築なんて数%・・・
リフォームしてバリューアップすれば欧米では価格は上がるのに・・・・
どのように変わるか????
しかし、アベノミクスの影響なのか??
またジムでハウスメーカー系の不動産会社に勤めているFくんとといつものように話すと
「いやあ、収益物件も売れますよ・・・〇〇地区の物件なんかも・・・・」
「えっ、嘘だろう・・・あんなとこ?????」
「アベノミクスの影響なんですかねえ・・・・リーマンショックで塩漬けしていた株やその他の金融商品がバブルッて・・・なんですかねえ・・・・
この間なんかは、
8000万円アパートを5000万円キャッシュで、残りをローン組んでというお客さんがいたりとか・・・・」
「そうなん!!!!!!!!!」
「へえ・・・・・」
今は自分らには手が出せないなあ・・・・・
とにかく、
満室経営で
おとなしくしてヨット