ロクマルでいこう、60でGo!

" AS SLOW AS POSSIBLE AND AS FIRST AS NECESSARY "

ローカル ドライブ

2018年08月30日 | ロクマル日記

 アスファルトのドライブコースを外れて未舗装な道をぬけ森の中の小さな駐車場所にランクルを停めた。雨が続いた後の未舗装路の走行は車体に泥を巻上げるが、それはそれでランドクルーザーで走るならば楽しい機会なのである。森の中のセミやバッタ類が発てる賑やかな音に巻かれながら過ぎ去ろうとする夏の風情を惜しむ。自宅の近くに有るローカルな路とその目的地は良く知っている地元という環境であるからこそ寛ぐ為には最高のドライブコースなのである。

 

 

  Outdoor X4 の issue 27 に寄稿された Jonathan Hanson 氏はこんな事を述べている。自身が世界中をオーバーランド旅行をしてきた過去からよく聞かれる質問に、好きなオーバーランド旅行の場所は何処ですか?という問いがある。氏は迷わずアフリカ大陸を挙げている。そこには砂漠、サバンナ、野生動物、ジャングルが存在する。アフリカはオーバーランダー達のメッカであり、オーストラリアがオーバーランドビークルのメッカであると断言している。しかし、氏はそういった世界を走ってきた経験の基に、最高の旅行場所は地元(アリゾナ州住在)だと述べている。更に結論は、皆さん自身がそれぞれベストな場所を見つけて欲しい。という願望である。突っ込んだ解釈をすると、世界を旅行して廻ると現在自分が住んでいる地元の良さに気が付くという事なのである。それこそが旅行という行動の背後にある本質的で結果的な旅の成果なのではないだろうか。そんな事を軽く思いながらローカルな路を少しだけ走ってきた。

 

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Off Road Tri-Blend Tee

2018年08月27日 | ロクマル日記

 アウトドアショップの中心にデスプレィしてあったマネキンが付けているTシャツの絵柄は間違いなくランドクルーザー60である。現実的にはルーフラックに荷物を乗せ過ぎでバランス的に危ない状態の絵柄だが、アウトドアのブランドが表現したいエクスプローラーの情景を表現するには過剰な有様の方が好い。アウトドア指向の人達は自身とその家族の嗜好を乗っている車で表現する傾向がある。それは車体の後部に貼られた一枚のステッカーであったり、車高を上げたスバルであったりする。同時に着ているTシャツもこう有りたいとする意識の表現であると思われる。ランドクルーザー60はアウトドアブランドによってオフロードアイコンに認定されているのであろうか?このTシャツは Off Road Tri-Blend Tee と言って現在人気の商品なのだそうです。

 

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フリーズ プラグ

2018年08月22日 | ロクマル日記

 オーバーヒートの原因探求と修理の為に今年の春からメカニックの所に預けているシルバーのランドクルーザーFJ60。忙しさを考慮して時間が空いている時にお願い致します。という事であったが、結果的に春から今日まで開いている時間が無かったとの事(汗)。そういった中でも少しずつ作業を継続してくれていた。オーバーヒートの原因はエンジンのシリンダーブロックにある Freeze Plug が錆びて腐り、そこからラジエター水の漏れが発生していたのが原因であった。このフリーズプラグは消耗品というよりも劣化品で逆に車を使わないとダメになりやすい傾向があるようだ。オーバーヒートの原因が解明しパーツを交換して後は組み込む作業が残されている。この作業も空いた時間にお願いしているのでランクルが修理工場から出て来るのはまだ更に時間が掛かりそう(汗)である。組み付け方を確認したいという事でブルーのランクルのボンネットを開けて横に付けた。僕にとってオーバーヒートの原因が分かった事の成果は大きく空が晴れた様な詰まり物が取れた様なスッキリ感がある。夏が終わり吹く風は秋の気配、クリスマスの頃には元気になって戻って来て欲しいと願っている。

 

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World Land Rover Day

2018年08月19日 | OVERLAND EXPO WEST 2018

 初代ランドローバーシリーズⅠが1948年のアムステルダムモーターショウでベールを脱いでから今年の春で70周年を迎えた。それを記念して宣布されたのが World Land Rover Day! という記念日で、今年から毎年4月30日をランドローバーの祝日として定められた。今年はその宣布の年であった為にエクスポにおいても威勢が良く例年に比べてサービスが旺盛であった事を知った。会場に集ったランドローバーはディフェンダー或いは旧式のモデルばかりであった。新車のランドローバーを持ち込んでいたのはメーカーだけであったと思う。以下は会場で見かけたランドローバーの一部。

 

G2チャレンジのディスカバリー

 

BAJA Experence のディフェンダー110

 

ディフェンダー90

 

デイフェンダー90

 

ディフェンダー110 フルゲージ

 

ディフェンダー110 キャンパー

 

シリーズⅢ キャンパー

 

 ディフェンダー130

 

レンジローバー クラッシック

 

70 YEARS OF LAND ROVER

TIMELINE:

1948       Land Rover Series I launched at the Amsterdam Motor Show

1953       Long Wheelbase version of the Series I is introduced

1956       Oxford and Cambridge teams complete on London to Singapore expedition in Series I

1958       Land Rover Series II unveiled with more refined design

1970       Original two-door Range Rover (the Classic) goes on sale

1971       Land Rover Series III launched

1972       Range Rover crosses Darien Gap on 18,000-mile Trans-America expedition

1976       1,000,000th Land Rover built

1979       A Range Rover wins the inaugural Paris-Dakar rally (and again in 1981)

1981       Land Rover begins legendary partnership with Camel Trophy

1981       Four-door Range Rover released

1989       Land Rover Discovery, the third Land Rover model, goes on sale

1990       Original ‘Landie’ relaunched and renamed Defender

1994       Second generation Range Rover launched

1997       All-new Freelander is unveiled with innovative new technology: Hill Descent Control

2001       Third-generation Range Rover with all-round independent air suspension revealed

2003       Inaugural G4 challenge sees 16 teams traverse USA, South Africa and Australia

2004       Range Stormer Concept previews performance Range Rover and three-door body

2004       Discovery 3/LR3, the third-generation Discovery, launched at New York Motor Show

2005       All-new Range Rover Sport unveiled                             

2006       Freelander 2/LR2 launched. The first Land Rover to be manufactured at Halewood

2007       LRX concept car previews design language of a new luxury compact SUV

2009       Fourth generation of the Land Rover Discovery introduced

2010       Range Rover Evoque, the world’s first luxury compact SUV, makes global debut

2012       Fourth-generation Range Rover introduced – the first all-aluminum SUV

2013       New generation of Range Rover Sport unveiled at New York Motor Show

2014       Special Vehicle Operations (SVO) division is officially launched

2014       Range Rover Sport SVR debuts, the fastest, most agile, most powerful Land Rover

2014       Discovery Vision Concept previews design vision for new family of Discovery vehicles

2014       Launch of Discovery Sport, a new premium compact SUV with 5+2 seating

2015       Trio of end-of-line Defender editions revealed with biggest sand drawing in UK

2015       Exclusive Range Rover SVAutobiography long wheelbase launched in New York

2015       Evoque Convertible becomes world’s first luxury compact SUV convertible

2015       One-of-a-kind Land Rover 'Defender 2,000,000' sells for £400,000 at charity auction

2016       Last Defender rolls off the production line

2016       All-new Discovery with world-first remote Intelligent Seat Fold technology launched

2017       Land Rover launches the fourth Range Rover, the Velar

2018       Limited Edition Range Rover SV Coupé debuts at Geneva Motor Show

 

 2016年にディフェンダーの生産が終了した時にランドローバーの歴史は終焉したと思っている。70周年を迎えてオーバーランダー達から今も愛され続けているデイフェンダーの存在がより強く心に引っかかる。これからまだランドローバーは進化し続けるであろうが、果たして前代を超える事が出来るであろうか?(それは機能や性能の事では無い)それが今後のランドローバーの大きな課題である。これから毎年ランドローバーディを迎える度に個人的にはこの課題が頭を横切る事になると思う。

 

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ダカールラリー モーターサイクル レギュレーション

2018年08月16日 | OVERLAND EXPO WEST 2018

 少し前まで(少なくとも2012年)オーバーランドエクスポのモーターサイクルブースにはダカールラリーのブースが展開していた。ブースでは次回の(毎年1月に南米にて開催)のラリーの日程やコースが紹介され同時に多くのライダー達で賑わっていた。そこに集うオートバイの多くは排気量の大きなBMWのGS がメインでオフロード用のブロックタイヤを履き多くのライダー達は敷地内を立ち乗りで移動していた。実はその時に既にダカールラリーのモーターサイクルに対するレギュレーションが変更されていたのである。2011年から始まった近年のダカールラリーのモーターサイクルに対するレギュレーションでは排気量の上限が450cc となっている。よって、排気量の大きなデュアルパーパス(アドベンチャー或いはデザートバイク)はオン、オフロードの長距離ツーリング用に開発されたオートバイであり現在のダカールラリーでは使用されていないという事を今年になって知るという有様であった。現在では ENDURO(エンデューロ)と呼ばれモトクロッサーにデュアルパーパスの要素を取り入れたモデルがダカールラリー仕様バイクに近い。

 

 ダカールラリーのブースが消えて、BMWがスポンサーを降りた現在、そこに君臨しているのがダカールラリーの連続勝者 KTM である。KTM はイベントのスポンサーでもあった。ダカールラリーのレギュレーションの変更がオフロードバイクの市場を変えるとは断言出来ないが影響は有ったと観ている。自身においても今までデュアルパーパスの大型バイクを追っていたが観る目が広がり、450以下のオフロードバイクへの関心が高まったのは事実である。

 

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Maltec Landcruisers

2018年08月15日 | OVERLAND EXPO WEST 2018

 ドイツの MALTEC の手によってランドクルーザーをベースに製作されたエクスペデッションキャンパー。大胆な改造であるが、ランドクルーザーの持つ機能を維持しながらその車内空間を軽くコンパクトなカーボン製の特殊キャンパーキャビンに乗せ変えている。現在、ランドクルーザーのエクスペデッション仕様はルーフラックにルーフテントが一般的であるが、キャビン搭載はそれ以上の便宜と機能を持つ。ヨーロッパ(ドイツ)で製作されたランドクルーザーはヨーロッパ人達のキャンパーに対する姿勢を見せてくれている。

 

Maltec Landcruser 200

 

 

 

Maltec Landcruiser 80

 

Maltec Landcruiser 70

 アメリカではピックアップトラックをベースにしたキャンパーは多いがこの様な仕様は観る事は無い。エクスペデッションビークルには走りとステイを両立させるというバランスの課題が常時ある。Maltec Landcruiser はその小さなキャビンに宿泊の為の全ての機能を搭載しているが走破性を強く意識している事が分かる。軽さとコンパクトで課題をクリアしバランスの良いエクスペデッションビークルであり各所に遊び心もある。不利な点を一つだけ挙げれはシートの関係からファミリーキャンプには向かないという事。それは即ち突き詰めた走りと居住性を持つエクスペデッションビークルという結果なのであろう。

 

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真夏のマイアミ

2018年08月09日 | 日記

 今週は仕事でフロリダ州のマイアミに滞在しています。今年のニューヨークの夏は例年に比べて暑いですが、それでもマイアミにやって来ると湿度の違いを体感し暑さの質が異なる事が分ります。真夏のマイアミはオフシーズンという事情でホテル等は冬の季節に比べると安いので穴場かも知れません。西洋の文化では自然を克服する事を良しとする風潮があります。ここマイアミに来て感じる事は街並みや樹木は眩しい太陽の庇護を受けて明るく輝いています。しかし、時に気持ちを落ち着かせて街を冷静に眺めると街は人間の手によって築かれ良く管理された人工都市である事に気が付く。マイアミという街は東には大西洋、そして、西に広がる広大な湿地帯の狭間に創設された巨大な人工都市である事を理解する。マイアミは自然と対峙、克服する姿勢の課題の上にある人工都市である。今週はマイアミの8月の湿った熱気を楽しもうと思っている。自然(8月の熱気)を克服するという事はクーラーの良く効いた室内や車内で過ごす事だけではなくて、暑さそのものを楽しむという気持ちの姿勢の事でもある。汗が滲んだTシャツで木陰のゆるい風に当たる時に2018年の暑い夏もやがて良い思い出となるという事を未来の自分は知っているという事を感じている。

 

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形に込められた四駆の王道

2018年08月05日 | OVERLAND EXPO WEST 2018

 アメリカでなぜジープラングラーが売れ続けているのか、もしもピックアップトラックがエアロダイナミックスの容姿になったら...、彫刻家イサム.ノグチ が形を追求する姿勢の一部をを他人が観て表現したのが The Tradition of the ever new and ever old.(伝統とは常に新しくて常に古いもの)という理解。更にクラッシックとは古いものではなくて、時間の流れを得ても古くないもの。そういう理解の感性がスクエアな四駆の容姿のデザインに当てはまる。新型スズキジムニーの写真を観てミニロクマルの様でもあると感じた。四輪駆動車にはシンプルなスクエアボディが似合うとはどこで誰が決めた訳ではないが、多くの四駆愛好家達は古いランドクルーザーやディフェンダーを好みラングラーを駆る。日本では80年代の後半のバブル期と呼ばれた頃に四駆の人気がピークを迎えたと言われている。もし、新型ジムニーの人気が一時的なブームではなかったと近い将来に知るならば、四駆の人気が衰退した大きな原因は四駆のデザインと構造(ラダーフレーム)が王道を外れた事にあるのかも知れないと思った。写真は2代目SUZUKI SAMURAI 日本名ジムニーです。この角ばったボディの容姿が実用的な四駆の容姿であると内心が認めます。新型ジムニーの人気を静観して行きたいと思っています。

 

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Cummins R2.8 Turbo Diesel

2018年08月03日 | OVERLAND EXPO WEST 2018

 Cummins R2.8 Turbo Desel エンジンが注目されている。Proffitt's Resurrection Land Cruiser (PRLC) をはじめとする多数のショップがこのエンジンを搭載したコンバージョンを奨励している。実例としてアメリカに入って来ている1ST, 2ND のランドローバーディスカバリーは全てガソリンのオートマチック車であるが、このディーゼルエンジンを搭載する事によってラグジュアリーを払拭した別の車(本来の持ち味に近くなるとでも言おうか)に変わる事が出来る。ランドクルーザーにおいても既にその波が押し寄せておりランドクルーザーのディーゼルコンバージョンエンジンとして君臨しつつある存在である。以下の写真は全て Cummins R2.8 を搭載した車体です。

 

 製作者(ショップ)は全て異なります。PRLC によって製作された赤のトラックはHZJ79ですが、シャーシーはランクル80、エンジンはCommins R2.8、ボディと内装はは中東から持ち込んで製作された車体です。現在売りに出ていますが値段は22万ドル、2000万円以上もする高級車です。

 

 Cummins 社は今から100年前(1919年)に創業したディーゼルエンジンの老舗です。このR2.8には長い歴史と英知が詰まっています。大型ピックアップトラックにおいては、カミンズエンジンのダッジラムが良く知られています。そして、北米で生産されている大型ニッサンピックアップトラックのタイタンのディーゼルエンジンもカミンズの5000.V8が採用されています。その中でもR2.8ターボディーゼルは多くのビルダーから選ばれています。今後は更にR2.8を搭載した四輪駆動車が増加するであろうと考えています。

 

 

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音を楽しむか、臭いに耐えるか、

2018年08月01日 | ロクマル日記

 Catalytic Converter (触媒)が走行中にマフラーから千切れて車体の下にぶら下り、後ろを走っていたフォードのピックアップトラックが横に並んできて教えてくれました。コンバーターがマフラーから離脱したのは錆の侵食による強度不足と走行時に伴う振動による金属疲労です。又、エンジンブレーキをかけた時に起こるアフターファイヤーの衝撃も拍車を掛けたかと思います。ランドクルーザー60のコンバーターは重量があります。触媒が取れた事によって車体下のマフラーから錆穴を通じて排気ガスが車体に浸入します。しかし、コンバーターを失ったランクルは素晴らしく爽快なエンジンサウンドを響聴かしてくれます。旧車に対する寛容な州の姿勢で我がロクマルは車検が不要です。よって、このまま使い続ける事も可能ではあります。しかし、空気を汚染する事には心が痛みます。その内修理する予定ですが、もう暫く臭いを我慢して2Fエンジンのなでる快活なエンジンサウンドに酔っていたいと思っている。コンバーターが落下した事はアクシデントではあるが、同時にギフトでもあるようだ。

 

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