ロクマルでいこう、60でGo!

" AS SLOW AS POSSIBLE AND AS FIRST AS NECESSARY "

裸のドライバー

2020年07月31日 | ランクル ドライブ

 

 真夏の暑い日が続いている。暑さ故に、或いは仕事によって疲れを感じた時には、夕方に時間を取って森の中を走るようにしている。こんな暑い時に走ると更に疲れるんじゃないのかと言われるが、そんな事はない。疲れというのは、心と思考と運動の程好いバランスが崩れた時に感じる現象で、適度な運動をして汗流す事によってバランスが修復されると実感している。

 夏の季節は多くの人々が海水浴に出かける。海辺の砂浜で体を投げ出して潮風に包まれて目を閉じている時に、なんとも言えない心地良さがあるのは、海辺という自然環境の中に裸の身を置く事によって体と自然が共振し、人間が大自然の一部であるという本来の自覚を取り戻す機会なのではないかと感じる。同じ様な感覚で、最近はシャツを脱いで(上半身裸で)森の中を走る事に居心地の良さを感じている。マッチョな体型ではなく、セクシーさも無いおっさん体型なので絵にもならなければ、映画のワンシーンの様にもならない。ただの自己満足の世界ではあるが、野生に還った様で、忘れ去られようとされているネイティブアメリカンの気鋭な感覚のようなものを感じる事が出来る。

 最初は裸になるのに抵抗があったものだが、最近はランニングの後に裸のままランクルに乗り、裸で帰宅するという有様である。慣れと言うのは恐ろしい。紳士的というイメージの逆の立場にあるのが野生的という立場なのかも知れないが、夏を楽しむ、夏を自分のものにするにはこれが一番なのである。ランクルの窓を開けて裸で運転するという行為は、一見、クーラーの利かない車に乗るエクスキューズ(暑さしのぎの行為)に見えるのであるが、実は最高に贅沢なランクルドライブなのだと思っている。せっかくの夏、楽しまなければもったいないな。

 

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サファリパーク

2020年07月28日 | ランクル ドライブ

 休日に家族で郊外のサファリパークに出かけて来ました。夏というアクティブな季節ですが、今年はコロナの影響で行き先は限定的となっています。全ては携帯のオンラインで予約し、支払いもカード決算で済ませてしまいます。便利と言えばそうですが、味気なく流れ作業的な感覚に慣れなければ時代から取り残されれるのでしょうか?当日は30度を越える真夏日でした。(汗)驚いたのは、同じ事を同じ事を考えている人々が多いらしく、サファリパークは終始大渋滞でした。お金を払って渋滞に巻き込まれに来たのか?みたいな感覚はありましたが、久し振りに家族で出かける機会を持てた事は有意義でした。動物達も暑さを感じているらしく、池に浸かっていたり木陰に身を寄せている光景が多かったです。公園を一回りするのに1時間ちょいと聞いていたのですが、結果2時間半程の時間を費やしました。(汗)ランドクルーザーで公園内を廻るのは雰囲気がマッチしていいですね。 

 このサファリパークでは車の窓を開ける事は禁止されていました。多くの監視員が配備され常に監視の目を光らせています。実は、我がランクルはエアコンが効きません。(汗)監視の目を盗んでは窓を開けて走っていましたが、基本窓は閉めた状態でした。過酷なサファリパークツアーとなり、汗びしょとなりました。より思い出に残る機会であったであろうという事です。サファリパークを廻り終えて車の窓を全開にした時、爽やかな風が車内に入って来ました。夏ってこんなに涼しいのかって思いました。(汗)

 

 公園内を乗客を乗せて廻るオープンエアなオフロードトラック。払い下げられたミリタリートラックを改造した様な造りです。コロナの影響でこれらのトラックは全て使用されておりません。夏のサファリパークに冷房の効かないランクルで挑むのは、景色はサファリパークだが、実態はボルネオジャングルツァーの様な感じでした。(汗)

 

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Discovery Tdi

2020年07月16日 | PICKUP TRUCKS & 4X4

  前を走るトレーラーが初期型のランドローバーディスカバリーを乗せて走っている。現在のディスカバリーと初期のディスカバリーを比較すると、当時のシンプルなディスカバリーの対義にあるのが過保護な安全走行機能と高級セダンの快適性を備えた現在のディスカバリーであるのではないかと思う。こうやって、まだ初代ディスカバリーを欲している人が存在する事を嬉しく思った。信号が赤に変わってトレーラーに近づいた時に、おっ、これは...

 

 これはTdiではないか、正式にはアメリカで販売されていなかったターボディーゼルである。25年ルールに従って輸入された、他国で25年以上前に販売された車体であると思われる。ランドクルーザーだけではなく、ランドローバーにおいても、古きディーゼルを求める少数派が存在している事を知った。ターボディーゼル、マニュアルトランスミッションのディスカバリーはキャメルトロフィーで活躍した強靭なモデルである。今後、街を走るディスカバリーを見かけたら、そいつはTdiかどうか確かめる関心が追加されたようだ。信号が緑に変わってトレーラーは直に公道から反れて行った。今度どこかで、路上を走るこのTdiとすれ違うのを楽しみにしている。

 

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今年も朝からコカコーラの季節

2020年07月12日 | 日記

 朝の8時半前。自転車の折り返し地点のカフェで好く冷えたコカコーラを流し込む。汗が流れ続けるのは夏の湿度のせいである、今日はきっと夕立がやってくるであろう。先週末のローカルニュースにニューヨーク市内の自転車屋が出ていたが、このコロナの影響で自転車がよく売れて在庫が枯れているとの事だ。自転車で走りながら感じる事であるが、道に自転車が増えた。ジョギングや歩く人も確実に増加している。スポーツジムが閉まっているという事もあるが、コロナの影響でこれから暫くはアウトドアでのスポーツが嗜好されてゆく傾向がある事を実感している。

 コカコーラを飲みながら汗が引くのを待っている時に思った。キツイ自転車でのトレーニングもあそこまで走ったら冷たいコークが飲めると思うと、それを目標にがんばれるものだ。しかし、目的地や行き先が不透明な状況では、砂漠の中を地図もコンパスも持たないで彷徨いながらオアシスを探す行為に似ているので、どこでどうがんばったらよいのか見当が付かない状態となる。コロナの時代(今)を生きるとは、何処まで行けば冷たいコークを飲めるのかは分らないけど、とにかくがんばってねみたいな、そんな不確実な状況の中を彷徨い生きる様相(サバイバル的)となっている。

 

 ふと、後ろを振り向くと、そこにタヌキがいた。暫くにらめっこが続いたが恐れる気配は全くない。人間が出したゴミを漁りに森から出てきたのであろう。タヌキもここに来れば食べ物があると知っているからやって来たに違いない。不確実な未来が展開する時世ならば、このタヌキ君の様に逞しく生きるしかない。がんばれ、タヌキ!

 

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モーゼスレイクでジョギング

2020年07月05日 | 日記

   

 アメリカ西海岸はパスフィックタイムで、ニューヨークと3時間の時差があり遅れている。毎朝3時頃に自然に目が覚めるのはその為で、その後中々寝付けないので陽が昇るのが待ち遠しい。早朝の5時頃になると辺りが明るくなり晴れていればやがて太陽が顔を出してくる。部屋で十分なストレッチを行い日の出と共にホテルを出て走り(ジョギング)出す。アメリカ大陸の北部を横断するインタースティト90号線の脇にあるホテルに宿泊した時も早朝の5時半頃に部屋を出た。宿泊した町の名前はMoses Lake (モーゼズレイク)といい。旧約聖書の中の出エジプト記の主人公モーゼからその名の由来が来ているらしい。地図を見ると西に約2マイル程走ると池があり、その池の周りまで走って行ってみる事にした。

 

ホテルの周りはこんな光景です。

 

高い建物は宿泊しているホテル(3階)と、町のあちこちにある水の貯水タンクのみです。

 

ホテルの前の道の脇を走ります。

 

YONEZAWA BLVD, ううーん、日本的な名前の通りだな。

 

途中にある公園は YONEZAWA PARK です。

 

住宅街を抜けます、駐車している車を観るのも楽しい事です。

 

おおっ、初代ディスカバリー、久し振り。

 

Montlake park 、池の岸に到着しました。

 

あの向こうまで行ってみるか、

 

魚たちが茂みを迂回しています。

 

 

池の周辺にはアザミの群生が。

 

若い実を付けたオリーブの群生が。

 

鳥達が歌って応援してくれます。

 

走る僕を妖精のおじさんが見つめています。

 

池の端までやって来ました。ここから戻ります。

 

 ホテルに戻ってロビーのカウンターの担当者と挨拶を交わした。ところで、そこにYONEZAWA ドライブっていうのがあるけど、名称の意味は知ってる? あー、あれは日本にある姉妹都市の名前だよ。おまえ何処から来たんだ、日本人か? 部屋に戻って調べてみると、山形県の米沢市と姉妹都市関係にある街だと言う事が解りました。アメリカのカントリーサイドにある親日本な街の存在に驚きました。

 モーゼスレイクは2万6千人程の街ですが、周辺も含めてスポーツフィッシングとデザートバイクとオフロードドライブの盛んな街です。週末になるとホテルの駐車場はピックアップトラックと共に牽引したボート、モトクロス、四駆で埋まります。ワシントン州は海と山、砂漠と湖、アウトドアーアクティビティの盛んな場所だという事も実感出来ました。

 早起きして学びがありました。やはり、早起きは三文の得ですかね。

 

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タコスと旧車

2020年07月04日 | OVERLAND CAFE

 アメリカ西海岸の北部に位置するワシントン州。降水量が多く、エバーグリーンの針葉樹の森と山々に囲まれた湖の山紫水明な光景が一般的なイメージの認識である。しかし、太平洋の海岸線から3時間程内陸に向かって車で走り、カスカデレンジと呼ばれる山脈と丘陵地帯を越えると景色は一転し、乾燥したステップ気候の砂漠の様な光景が展開する。その景色はテキサスの南西部やカリフォルニアの中部の乾燥した気候に似ており、初夏の日中の気温は35度を超えていた。ここがいったい何処なのか戸惑う程である。

 

 コロナを警戒して、多くのレストランが店内飲食を禁止している。そういった中でもメキシカンの簡易食堂(タクエリア)はたいてい開いているので有り難かった。ほぼ毎日タコスを食らった。水を引いての農業が盛んな地域でもあり、そこで働く多くの労働者達はこのタコスを食らって元気を得ている様だ。

 

 ロサンゼルス、サンフランシスコ、シアトルなどの大きな都市から来ている人々とタコスを食らいながら色々な話をした。車の話題、そして旧車の話。現在は西海岸の街では旧車を殆ど見かけない。気が付けば、街を走る車は近代的な車ばかりとなってしまったが、この辺はまだ古い車やトラックがけっこう走っているじゃん。が共通の理解であった。

 

 住宅街にはピックアップトラックが多い。新しいトラックに混ざって80年代のトラックもちらほら見かける。写真はGMCトラック。乾燥し雪が少ない地域なのであろうか、アリゾナカーの様に錆が少なく鉄持ちがよさそうだ。

 

 こちらはフォードのピックアップ。町の光景において、走っていたり駐車している車は決して主体的な存在物では有り得ないが、どんな車が走っているのか、停まっているのかは、そこに住む人々の生活や価値観を表現する存在オブジェクトなのである。綺麗な新車ばかりが並ぶ街角よりも、老若多様の様な個性が有る方が刺激があり楽しい感がある。

 

 タクエリアで出会ったカップルが駆るアラスカ州ナンバーの1983年のFJ60。コロラド州を廻ってシアトルに向かう途中だとの事。車内には大きな白い犬がタコスを食べているカップルを騒がしく待っていた。

 アメリカの都市部では旧車は趣味の対象となりつつあるが、乾燥した地方の田舎では未だに現役で活躍している事を実感した期間であった。アメリカ北西部の乾燥地帯は隠された旧車の掘り出し場所だという事は秘密にしておこう。

 

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