ロクマルでいこう、60でGo!

" AS SLOW AS POSSIBLE AND AS FIRST AS NECESSARY "

TLCの根底にあるのはINSPIRATION (霊感)

2011年08月31日 | 北米ランクルビジネス

 TLCの魅力は挑戦し続ける姿勢にあると感じた。そこには試行錯誤があり失敗もあるが、構想を具体化する、他人がやらない事(やろうと思っていても一歩踏み出せなかった領域)に踏み込む姿勢があると思った。

 

 

TLCの次期プロジェクトはアーリーブロンコをベースに製作される予定。

どのような物が出来て来るのか楽しみである。

 また、ここで製作されたブロンコベースのICONを元にやがてFORDがレトロブロンコベースの新車を発表する(FJクルーザーのように)可能性もなきにしもあらず。

それも楽しみである。

 

 TLCによってWILLYS MILITARY CJ-3B のICONに製作された、フロントグリルのデザインをはじめ細部に至るまで形の面影のみを残して全くの別物である。レストアを超えたウィリスの新車。

 TLCとてこのシンプルなICONのプロトタイプを製作するにおいては多くの壁を乗り越えて来たであろう、表にある完成した美しいICONにはその苦労の面影はない。しかしそれは裏を見ようと意識しないからだ、車を完成させる事はメーカーにおいても町工場においても汗と涙、油、血?が流れた結果である。

 

 ピックアップトラックの新しい(いや、新しくないか?)乗り方。バハスタイルとでも言っておこう。旅行中このスタイルのピックアップが走っているのをを2台程見たけど、こういうスタイルも実にいいと感じた。これはシェビーの小型トラックだがここにもTLCのノウハウが生かされている。

  TLC、そこは車の楽しさを追求する事業を展開している場所。

 

ICON

Drawn from inspiration

Not mass production

ICONのパンフレットは文字が少ない、彼らのスタイルだと感じる。

 

車、というとアメリカの西海岸!と感じてしまう。(僕だけかな?)

なぜ?

気候、それもそうだが...

それは、ここに創造的な人々が多く集まっているから、

のような気がする。

 

 

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TLCを率いるジョナサンという男の魅力

2011年08月30日 | 北米ランクルビジネス

 古いランドクルーザー ヨンマルの価値を最大に引き出す。そのパンドラの箱を開けたのは日本人ではなくアメリカ人。

 アイコンはシェルビーのような伝説を残す事になるかも知れない、そう思うとワクワクする。

 

TLCのショールームのドアを開けて中に入る。

外が眩しいのでいきなり室内に入ると、少し目の角膜の調節が...。

 

 ショールームには完成したICONとFJ25、オリジナルなFJ40が数台置いてある。

 FJ、オールドスクールズ

 

ふと目を奥に...

...やると

 

How are you doing?

彼こそがこのTLCを率いる中心人物 JONATHAN WARD である。

 僕は彼に会ったのは初めてであったが、DVDや書籍で何度も拝見しているので初対面という感じはしなかった。彼にとっては僕は勿論初対面、どこの誰だか知らないおじさんなのだ...。

 そんな初対面の僕の前でいきなりポケットから電子モバイルを取り出して。

 実はまだ僕らのホームページでは発表していないんだけど...

 ...これが次期TLCのプロジェクトなんだ!と未発表の写真を数枚見せてくれた。

 

 この初対面の行為でこのジョナサンという男に感じたものがあった。

 

敷地を案内してあげよう、ついておいで!

(オレって今日は、すげーラッキーかも...)

 

それではICONの製作現場に足を踏み入れます。(嬉)

製作中の ICON FJ44

 

この色は新しい色なんだ...

 

 これは日本から入ったトルーピー、アラバマ州で登録された車体。

 

見た目は普通の前期のハチマルだろ...ほらエンジンを見てくれ、

V8 VOTREC だ。

 

 ICON に使うフレーム補強材や各種のオリジナルな部品を製作する現場、専属の技術者が打ち抜きでパーツを作り出していた。壁にはロールバーに使用するクロモリ菅などの材料が多数並んでいる。

 

 4X4だけではなく同時にホットロッドの製作も手かげている。スリーパーと言って見た目はヤレ薄錆のボロ車、しかし機械、内装はしっかりと手を加える。一つの車の楽しみ方である。

 説明しているジョナサンの目を見ると ... 考えている。

 つまり人に説明しながらこの車体をどうやって完成させるか?と考えを巡らせている。

話ににその感覚が伝わって来る。

...

 おそらく...ICONの製作構想時においてジョナサンの頭の中にホットロッドの実体的基礎が存在していたのだろう。

 (1)ホットロッド製作の基礎 + ランクル40 + 材料(エンジン、ボディ)など

(2)オフロードの走破性、バランス

(3)Jonatan's センス

_________________

= ICON

かな?

 ノウハウと材料と技術があれば誰でも、何処でもICONは製作出来るのであろうか?ひょっとしたらもっと良い物ができる。しかし、それは出来ない。

なぜ?

それは(3)にある。ここにこそ価値があるからだ。

 

 カナダで製作されたアルミニウムボディ

 

 ジープCJ、このオーナーは新車の時からこのジープを所有しているんだ、見た目は普通のジープだろ、だけどほら(ドアを開ける)中はICONだろ、エンジンも...。

 溜息です...

 

実はTLC、敷地はそこだけではなかった。

ここは倉庫として使用しているんだけど...と中を見せていただきました。

更に溜息が...。

 

ビジネスも発展しているし...敷地がだんだん狭くなってきているんだ、

実はそろそろ新しい広い場所に移転することを考えているんだ。

溜息が止まる...(驚)

 

この後ろ姿を見ながらいろいろ考えた。

 ...

 TLCのジョナサン、彼の魅力はキャッシュフローにあると感じた。それは彼のICONのプロジェクト計画の実行において彼に資本を投じさせる程の熱意と責任感があったのだろう、そしてここで製作するICONに大金を出して購入し続ける人がいるということは即ち物にお金を出している訳ではなくジョナサンという人間の付加価値を認めている行為であると感じた。ICONは即ちジョナサンという男の魅力の裏付けを持ったブランドである。

 そのブランドに誇りを持っているからこそ手を抜かない、最高の物を自信を持って作り出す。ICONのブランドはその価値が解る人、ジョナサンの魅力を理解する人しか買わないであろうが、売り上げが伸びているという現実はすなわちこのTLCジョナサンの魅力を理解する人が増えつつあるということを反映しているのかも知れない。

 

 僕もLEXUSに乗っていたんだ、と。

知っているよ、LX570

SEMAショーに出品した...

壊れちゃったんだよね、後ろの方だけど...

ええーっ、まじー、残念!ショック

(直して乗るから譲ってくれ!と言いかけたが...止めた)

...

 

ジョナサン、今日は忙しいところ案内までしてくれて本当に有り難う。

No problem!

今日の日は忘れないよ、僕もいつの日かICONを手に入れたいと思っている。(笑) 

 

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オイル交換はTLCへ

2011年08月29日 | 北米ランクルビジネス

ロサンゼルスでのある一日。

 朝、かーちゃんと子供たちをかーちゃんの友達の家に連れて行って、じゃー夕方になったらまた迎えに来るからそれまでゴユックリと、と言い残す。

 今日はこれから一人で何処に行くの?と聞くので。

クルマのオイルチェンジだよ。

 一日中?

そうだよ!何か?

 というような、わかったようなわからないような行動計画を告げて、じゃあ後で電話するからね...。

では、行って来ます。

 

 行き先はロサンゼルスの北に位地するVAN NUYSにあるTLCである。

 

 どうせクルマのボンネットを他人が開けるならランドクルーザーの老舗TLCでオイルチェンジとクルマのチェックをやってもらおうと前日に計画したのである。

 

再びやってきたTLC

Handmade in Los Angeles

 

 今回は見学というよりは、お客様として訪問したのだが、庭に転がっているランクルを見るとどうしても血が騒ぎ出す、近くで観て見たいという衝動に駆られ...やはり(笑)その衝動に負ける。...予期した通りだな。

 お客様らしくない?

お客様をやめよっと!

...

欲望に従って一台一台眺めて廻る。まずは外の駐車場から...

 

 中には見慣れた車体もありますが(笑)、ランドクルーザーが好きな人はここにデッキチェアを置いてずーっと眺めたいと思ってしまいます。ここに並んでいる車体のほとんどは作業待ち車です。

 ランドクルーザーという車は新しいとか、古いとかで量りにかけるクルマではない。つまり新しい=金額的価値が高い、古い=金額的価値なし、くず鉄、的な価値観は全く関係ない、しかし平等的でもない、それは個性を認めて理解し使用する車であると感じている。

 

 ここTLCにおいては古い=安いなどという価値観は全くない。

 この価値観が今後ランドクルーザーという車の価値観(常識)になると観ている。

 

 サービスセクションを訪れて...

 

J. メイヤー氏(サービス)とお話しをさせて頂きました。

 

旅行の途中なんだけど...オイルチェンジできますか?

(セコイ依頼かな~と思いつつ)

 

 もちろん出来るとも、...がしかし、ほら見てくれここには4つのリフトがあるんだけど今は何処も一杯なんだ、しばらく待っていただく事になるけどそれでもいいかい?

 いや、やっぱオイルチェンジはいいや... また今度で。(笑)

(オイルチェンジなど、もともとどうでもいいのだ、はははは)

 

... ところでビジネスはどうですか?

GOOD! 確実に伸びているよ。

OH! それを聞いて嬉しい、それを聞きにここに来たんですよ。(笑)

...

 車が売れない時代だといわれている、売れない理由は沢山ある。でもなぜTLCは活気があるのだろうか?と思った。修理、プロジェクトは順番待ち、黒いTシャツを着た従業員は忙しそうに動いている。ここで販売する新車のアイコンはオーダーメードで約一千万円から~、そんな車が売れている。不況の時代、ガソリン高騰の時世ならばランドクルーザーから離れる人が増えてもいいのではないか?とも考えられるが、事実はそうではなさそうだ...もう少しINSIGHT(洞察)が必要だな...結論は急がなくてもいいだろう。

...

もう少し...見学させて頂いていいかな?

もちろんだとも。

Thank you, 

 

- 続 -

 

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嵐の後の静かな朝

2011年08月28日 | OVERLAND CAFE

  昨晩の降水量と強風は凄いものがあった。幸い僕の住んでいる住宅街は坂道になっており水が溜まる事はない。しかし...僕の下に住んでいる住人は夜中にベッドルームの横の廊下に鉄砲水が侵入し流れ出し夜更かしで水汲みに追われたというではないか...その真上の部屋で僕はぐっすりと...(ごめんね!)

 7年前の丁度今頃かな、仕事でフロリダのオーランドに飛んだ事がある、その時はハリケーンが通過した1週間後であったがヤシの木は折れ曲がりホテルやビルは窓ガラスが破壊されて立ち入り禁止のサイン、ハリケーンの恐怖を実感したものだった。

 

 今回のハリケーンはニューヨークの大きなイベントでもあったようにも感じている。街の公的交通機関は完全に停止した。バス、地下鉄、飛行機、そしてガソリンステーションやスパーマーケットも閉まった。飲料水は買占められ人々は右往左往に対策に追われていたようだ。テレビも一日中ヤバイヤバイ、コワイコワイ、とここぞとばかりに盛り上げる...ほんとマスゴミ(失礼)ですな。

 

 昨晩はハリケーンのお陰で贅沢をさせて頂いた。

 ?

いや、家のかーちゃんが夕方になって醤油がない!と言い出して。

いいじゃん醤油ぐらい無くても...

ダメ!日本人家庭に醤油がないなんて、許せん。買ってこい!と申すではないか...

 嵐がきておるというのに...

 

 出かけました、近くの日系スーパーマーケットに醤油を買いに、(家族で)笑。

 

 この日系スーパーマーケット365日オープン、正月もクリスマスも決して店を閉めることはない。しかし、明日は安全の為にお休みしますという事に突然決まったみたい。

 そして...今日もあと1時間で閉店すると、更なる決定が...

 嵐きてますからね、逃げなきゃいけない、急げー!

 そこで、

 生鮮食料品(お肉、刺身が)突然!

もってけどろぼうー価格になっちゃった。

野菜も!

店内は嬉しいパニックが...

 

 ということで...昨晩は、

 豪勢なスキヤキ

をたらふく食べる結果となってしまった。

あーあ、また(嵐)ハリケーン来てくれないかな、などと...馬。

 

ほんと人生とはわからんものだ!な。

 

 

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嵐の前の静かな朝

2011年08月27日 | NEW YORK

 20年振り、といわれる大型ハリケーン(アイリーン)が今日これよりニューヨーク市を直撃する。

僕の住む街にも警戒体制と避難所の方針が出された。

 人々はパニックの様相を隠せない、スーパーマーケットは混雑しガソリンスタンドには長列が出来る。

こんな時こそ心のあり方が問われる。

 

災難に逢ふ時節には、災難に逢がよく候。

是はこれ

災難をのがるる妙法にて候。 良寛

 

この姿勢で望むつもりだ。

...何もしないという事だな(笑、そうだ!)

生きていたらまた会おう!

 

 

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エンジン、 この魅力的な物体

2011年08月26日 | ハチマル(LX450)北米旅行

 アリゾナ州のキングマン、モーテルのランドリーで乾燥機を回していると目の前に一人のアジア人の男性が通りかかった。私よりも一回り程?年上の方であった。

そこで、いきなり!

こんちわー!!!

と、私。(日本人だとすぐにわかったので)

流石にビビッテおられた...あたりまえだろう。

... えっ?日本人??? 

そうですよ。(笑)

 『若い時に(20代)本当はアメリカに来たかったのですが...とても仕事が忙しくてですね、やっとこうして来る事が出来ましたよ。今回サンフランシスコでレンタカーを借りて気の向くまま走り回っています。目にする物全部珍しくてね、ちょくちょく止まって写真ばかり撮っていますから、なかなか進みませんわ、いやーっ英語が全然ダメでねー、ほんと、何言っとるのかさっぱり解りませんわ、はははははー。』

すごい!長年の夢の実現ですね、その勇気と行動力。

 

ところであなたも、旅行?

『そうなんですよ、家族で...ははははは。』

 

 実はこの方日本のある地方で自動車関係の事業をやっておられる方であった。

当然、クルマの話題が持ち上がる。

 

... 最近の日本の若者はクルマに興味、関心がないんですよ!我々が若い時代は何はさておいてもまず車、クルマが全てでしたけどねぇー。

...何で関心がないんですかねー?

... 解らん、時代が違うからねー。

 

Jさん、無事に旅を終えて日本に帰られましたか?

あの日の晩の立ち話は楽しかったです。

お陰様で退屈なランドリーの待ち時間を有意義に過ごす事が出来ました(笑)

 

 

 旅行中はほぼ毎朝ボンネットを開ける、エンジンオイル、ラジエター液、見る、聞く、嗅ぐ、触る。いくらランクルが丈夫だといっても総走行距離13万マイル(20万キロ)の車体、いつ異常が生じるかも知れない。関心を持つ事によって異常を見つける事が(予測も)出来る。

 それにしてもエンジンとは凄い物体だと思う、20世紀は石油の時代だ(だった)といわれるが具体的にはエンジンの時代かな。このエンジンを使って人が移動する。クルマと共に風を感じる、この1FZ-FEのエンジンの弾き語りを聞いていると、そういった文明と人間の英知と技術、そして恩恵や可能性まで感じてしまう。

 エンジンはバーチャルな世界ではなくて現実世界の生き物。このエンジンの鼓動を楽しみながら生きるのが僕は好きだな。

今日も暑いけどしっかり頼むよ!

 

 毎朝車の掃除をする。ゴミの回収、窓拭き、ランクルあっての旅。掃除をしながら語りかけ感謝の気持ちを込める。古くてもボロくても関係ない、家族の一員だと思っている。旅の期間だけではなくて...いつも君の事を思っているよ。

 

 実は僕も若い頃(20代)にはクルマに関心はあまりなかった、金も機会もなかったからだ。しかし10代の頃はクルマに憧れていた。

 ランドクルーザーを手に入れてから、クルマへの関心はその外にもある事に気付く。クルマを使って楽しむ、クルマの話題、クルマを通じての人の出会いなど...etc.

 

 さて、今日はこれから砂漠の道を走る。家族といつものランクルでここまで来れた事が嬉しい。

エンジンを回して中を冷やして...と、準備オーケー

ではぼちぼち行きますか。

...

;

おい、そろそろ起きろ!いくぞーっ!

 

 

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道(未知)の選択

2011年08月25日 | ハチマル(LX450)北米旅行

 ナビゲーターに目的地を入れると最短距離で目的地へ誘導してくれるが...。

 時として、...嫌だね, ナビに従ってその道を走るのは。

 なぜ?

 その道は昔走った事があるから面白くない!

 そういう動機で新しい(まだ走った事のない)道を走る事を選択する。

 これがドライブの楽しみ方の一つでもある。

 

 しかし、地図の上では数ミリ、数センチの距離が時として起伏と湾曲を繰り返す。

 そこで思う、あぁーあ、やっぱりナビに従っていたほうが快適であった、と...。

 これではいつ目的地に着くことやら。(不安)

 

 セドナから89号線を南に下ってクラックデールという山岳の小さな町へ入り込む。

 知らない道を走ると、

好奇心ー>不安感ー>前進ー>発見ー>感動ー>思い出

が、人生の一ページに刻まれる。

 

 この先にはまだ見ない景色(世界)が広がる。

 道の選択は毎日の人生の生活に似ているのかも知れない。違う景色が見たかったなら前に進むしかない、道(未知)の選択は無数にある。

 

 山道を前にして妻と子供たちの顔を見ながら、かあちゃんに...戻ろうか?と聞く。

 えっ、なんで? 行こうよ、おもしろそうじゃん!

 ...その応えを期待していました。(笑)

 

険しい道に入って行く。

この山道、峠を越えて...

 

プレスコットという小さな町に入ります。

 

しかし...、その後も

再び山道へ、

 

やがて... 

道が細くなります、

しかも、一本道。

この細くて起伏が激しいワインデングロードが延々と続く。

これでもか、これでもか、と

流石に交通量は少なく、対向車はほとんど来ません。

(89号線は凄い山道だな...)

だんだんと心ぼそく、不安になり、

ふと、車内を見ると

 ...

全員寝てやがる!

 

チャンス! 永ちゃんでも聞くか(笑)

 

 89号線が終わり93号線に入って北上、砂漠の植物を眺めながら車の少ない道を飛ばす。

 ...この道も楽しい(景色が良い)と感じた。

 険しい山道を抜けてハイウェイに入ると、開放感を感じるなぁ。

 

 

 外は40℃、道が快適になり車のストレスが少なくなるとクーラーの効きは抜群に良い。

 

 

本日の宿泊予定地キングマンの街が見えてくる。

 

今日の晩飯は何を食べるか?という話題が持ち上がる。

具体的には、どこのファーストフードで済ますかと言う事です。

詰めると、ハンバーガーか、チキンか、タコス(メキシカン)か?

...

もう何でもええわ!

 

 日が沈まない内にここまで来る事が出来た。同じ道を走っても明るい内は景色を楽しめるが暗くなるとそうはいかない。

今日走った道は楽しかったなぁ。

 

 大陸を走る貨物列車、2段重ねのトレーラーはだいたい90車両、数キロの長さはありそうだ。隣はリフトアップされたジープワゴニア。

 本日の走行距離405マイル(約650キロ)

さっさと飯食ってゆっくりしたい...するか。

 

...え、

なに?

 

ええっー、今から洗濯してこい!だと...

 

 

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セドナ、百聞は一見にしかず

2011年08月24日 | ハチマル(LX450)北米旅行

 10年以上前の事だがニューヨークである年配の方が私に『昔アリゾナの州のある場所に霊媒師を尋ねた事がある。』と語った事があった。そこはセドナではないですか?と聞いたら 『はて、どこだったか?忘れた...』と。

 ...それ以来なぜかセドナという場所が気になっていた。そこに行けば何かある、何か形容できないけどいい意味で不思議な体験が出来るのかも知れないという期待が心の隅にあった。

 ひょっしたらセドナと言う場所はアメリカの恐山かな?

とにかく、行ってみるか。

GO......!

 

 グランドキャ二オンを南下しフラッグスタッフの街を越えてルート89を南に走る。地図上では簡単な一本道だが走って見れば深い渓谷をぐにゃぐにゃと走っていく事になる。道は意外と細くエンジンブレーキを利かせながらスピードをコントロールする。

セドナに続く道は結構険しい、逆にこの先に何かがあるぞ!という期待感は高まる。

 

やがて大地は赤くなる。意外と起伏のある道が続く。

 

SEDONA に入りました。

 

 セドナの街。思った以上に洗練された空気を感じる、多くのレストランやおしゃれなお店が軒を連ねる。ここで感じたのは商業都市、もっと地味な雰囲気を持った場所だと思っていた。昔から抱いていたセドナのイメージは一瞬にして吹き飛んだ。

 

 ビジターセンター(観光案内所)へ、中に入ると驚くほどのパンプレットが壁中にびっしり、ホテル、レストラン、アート、ヨガなど、ここで改めてこの街は観光の街である事を認識する。ジープ4x4ツアーもこんなにあるのか!と驚く。

 この街はスピリチャルなイメージを表に出して観光客を誘致しているのかな?と、思うなと言われても思ってしまう。

 

地図を広げて、これより郊外へ探索に出かけて参ります。

 

街を少し外れて丘に登って見ました。それにしても暑いです。

空気は乾燥していますが40度近い気温です。

 

 駐車場の隅っこに転がっていた石ころ。

うーむ、ここではUFOもよく目撃されるらしいが...なんとなくそういう期待を感じるなー。

 

 丘の上から眺める赤い岩山は美しいです。岩山の麓には閑静な住宅街が沢山存在しています。

 

 観光客を乗せて岩場を走るラングラーのクローラー達。

街の周りの岩場が静かなはずがありません。

 

 街を離れて瞑想でも、と思って場所を探しました。しかしあちこちのポイントの駐車場に設置された駐車料金支払いの機械を見て何処までも商業的なこの街に正直嫌気がさした。

 この街がリゾート的な観光都市である事をまたしても強く感じました。

 

 この土地に神性を期待していた...自分。

 残念だ、と思うよりも実際に来てみて白黒確かめられた事が嬉しかった。

 百は一見にしかず、来て良かったな。

 

 この地域を東西に走るインターステイツ40を南北に分けて北のユタ州のモアブからこのアリゾナ州のセドナまで広大な赤色岩の台地が広がる、最も資本が投入されて観光化された場所がこのセドナであり、資本を拒んで太古の景色を守っているのがナバホのモニュメントバレーの一帯である。

 同じ赤色岩の大地でも感じる世界は全く異なる。

 

 ガソリンを入れながら...スタンドの横を黄色いハチマルが通り過ぎる。また、この街では赤いFJ45の実用的なピックアップともすれ違った。

FJ45が実際に走っているとこを見たのはアメリカ、いや生まれて初めての事であった。

 

来て良かったなあぁ...FJ45が見えて(笑)

 

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ダブルレインボー

2011年08月23日 | ハチマル(LX450)北米旅行

 車のルーフにはテント、寝袋、コンロや食器などキャンプ道具一式を積んで9千マイルという長旅をしたが、なんと...キャンプをしたのは...たった...一晩...だけ。(汗)

 当初の計画はあちこちの国立公園でテントを張る予定でいたのだが、夏休みのシーズンは何処も一杯でスペースが無かったり、キャンプ場が閉鎖されていたりの連続で機会に恵まれる事が無かったのである。

 

 今回の旅での最初で最後のキャンプ、グランドキャ二オン国立公園内のデザートビューにて。

...

では、散歩に行きますか!

車で。

 

 氷河が削ったこの光景を見ると人の一生がいかに短く儚い星の瞬きであるかを教えてくれる。

 

 落ちたら終わりです。歩道の横にはフェンスは無い、下は切り立った崖で谷底へ続いています、全て自己責任です。

 

実は高所恐怖症です、スピード恐怖症もですが...。

 昔はロッククライマーでした、一度崖から落ちてザイル(ロープ)にぶら下がってあちらの世界を垣間見てからはもう...ダメ。

 

 大渓谷を覗く、谷底にはものすごく深い太古の静けさを感じます。

...

 

実はこの後天候が急に崩れます。

山(・?・)の天気は

...わからん?

突然、突風と大雨が襲いかかります、避難だ!

...

 

テントはそんな天候の変化は全く予期していなかったので...ペグをしっかりと打ってはいませんでした。

結果、フライシートは飛ばされ、中には水溜りが...

あーーーー、いい思い出が出来たわい。

 

ー でも、でも、でも -

その嵐の後に、空には(WoW)

ダブルレインボーが!

 

空は澄みきって再びまぶしい太陽が...

ようこそ、いらっしゃいました、と。

う~ん、この計らいは歓迎の挨拶だったのか?

 

おかげで

最高の夕日を眺める事が出来た。

いい事の前には試練があるという事を忘れるな!と教えていただきました。

 

 

翌朝は昇る朝日を観に行こう!という事で夜明け前にベースキャンプを出ます。

 

初日の出を待つ気分でしょうか。

昨晩は皆興奮気味で良くねむ...。

 

さーてと、アウトドアでの朝に極上のコーヒーをいれますか?

あっ、豆がグラインド出来ん!(電気などない)

...

これだけが唯一の悔いであった。

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Historic Route 66

2011年08月22日 | ハチマル(LX450)北米旅行

 今となっては高速道路の発展と共に旧道となってしまったルート66。1926年から1985年の半世紀間にかけて中部のシカゴと西海岸のサンタモニカを結んだ2347マイル(3755キロ)の主要な道であった。

 メイン ストリート オブ アメリカ

 

ルート190号から89号線に入ると広大なナバホインデアンの居住区を抜ける。

 

 閑散とした荒野から山と緑の針葉樹が増えてきてやがてフラッグスタッフの町に入って行く。

 

 フラッグスタッフ、そこは何処に行ってもルート66の面影が生きている。ここはガソリンスタンド内のコーナー。この街はグランドキャ二オンの中継点としても栄えている街でもある。

 

 カーズの映画はこのルート66を意識したものであった。

アメリカ人にとっては忘れる事が出来ない。

 今回の旅のルート66の面影。それは意識しなければ気が付く事が出来ない標識だが、サインを見つけるとなぜか嬉しく感じた。

 

アリゾナ州のキングマンで、当時のものかな?

 

ニューメキシコ州、サンタフェの街の中で。

車は’58シェビーインパラ。

 

 全盛期時代のコルベット, アメリカが最も豊かだった時代かな?古い車が生き残る事によって同時に当時代に対する憧憬も存在し続ける。

 

 

テキサスのAmarillo(アマリロ)で40号線を走りながら撮った写真、

一体なんなんだ?何があるんだ?

よー見えんぞ!

...

これです!

 Cadillac Ranch (キャデラック ランチ)

 ルート66のメモリアルです。昔はこんなキャデラックがこの道を行き来していたという事を忘れてはいけない...ぞ、いうメッセージを発しています。

 

 踏みつけられた王冠。

 

 道は廃線となったがアメリカ人の心の中では今もしっかりと存在しているのがこの66号線。ここは車の道だけにあらずアメリカ文化を生んだ存在でもある。アメリカという国が存続する限りいつまでも存在するであろう。

 

 

 この道が忘れられない限りマッスルカー(旧車)は存在し愛され続けると言う事でもある。

 

 

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モニュメントバレー、ナバホの聖地を走らせて頂く

2011年08月21日 | ハチマル(LX450)北米旅行

 モアブを更に南に走ってルート163号線に入る。

 

 この水気のない台地を南西に走ると特別な看板がある訳では無いがナバホインデアンの居住区域に入る。まもなく前方には静かで不思議な光景が広がってくる。

 

 

(小さな写真はクリックすると大きくなります)

 

 

荒野の中に聳え立つ摩天楼の群れ

 

 

 モニュメントバレーは特別な地域である。他の開発された国立公園と違って観光開発は許されてはいない。ただ谷の中を一本の道が走っているだけだ。

 

神聖な大地を走らせていただく感がある。

 

 この土地の開発が許されていないのはナバホインデアンの土地だからだけではないと感じる。彼らにはアメリカ政府からの観光開発の誘惑がきっとあったであろう。しかしそれを拒んで太古から続くこの土地を守っている。それはこの場所はナバホの人々さえ強く感じる地球の精霊の息吹があるからだ。それは清らかさや美しさを超える恐怖感、畏怖的である。

 

この土地を守るナバホの人々に感謝する。

 この地域の中を走るとそこにはナバホの人々の住宅が点在する。プレハブのトレラーハウスが置いてあるだけ、庭には緑もなく埃っぽい、それらは質素で貧しいと感じた。しかし、この彼らの姿勢そのものがアメリカインデアンの教えでもある。彼らは富よりも大切なものがある事を知っている存在である。

 これだけの自然美を持ちながらも観光収益を全く期待していない。道の横には展望台もない、ただ走り抜ける事のみが許されている。

 

 ここはアメリカの聖地であった。

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本日のCars and Coffeeはお休みです!

2011年08月20日 | VINTAGE CARS

 NO CAR & COFFEE

 8月20(土)はぺブルビーチの方でイベントがありますので、カーアンドコーヒーはお休みです。宜しく!

 というサインを7月30日のアーバインでのカーアンドコーヒーのイベントで見かけた。

即ち、裏の表現は: いいかよく聞け皆のものどもよ!ここに集まってくるクルマはな、べブルビーチのコンクールに出て賞をもらうほどすげークルマなんだぞ、心して眺めろ!って感じでしょうか?(笑)

 

 今回(7/30)の主役はPORSCHEでした。

911はもちろん

 

356

 

914

 

 912

 

ナローなモデルが観賞の中心です。

 

会場の雰囲気

 

なぜか?斜め後ろから撮った写真が多いのに後で気付く。

 

新しいのもあります

 

プラモデルではありません

 

 

 ポルシエは走る事へのこだわりを持った車で、乗る人を選ぶといわれている。

 

 昔ドイツ人の女の子にポルシェを知っているか?と尋ねた事があった。

 もちろん知っていた。(笑)

 ポルシェじゃない、ポゥーシェだと言われて笑われた事があった...なあ。

 

 ...ここのクルマ達、今日はべブルビーチに行っているんだな。

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今になって実感、60年代のアメ車はとても美しかった!

2011年08月19日 | ハチマル(LX450)北米旅行

 オリジナルなまま生き残った希少なフォードランチェロ

 ロサンゼルスでは有意義な時間を過ごした。その一つがタンドラ日記のウルフ氏に出会えた事である。彼は長らく南カリフォルニアの地において自身のクルマ趣味をオープンに紹介し、毎回美しい(質の高い)写真を提供している。ウルフ氏のブログに目を通す事によって個個の写真が南カリフォルニア全体の豊かなクルマ社会を上手く表して、それを眺める者に現実から逃避できる時間を提供して頂いていると感じている。

 

VWスクエアバック

 

 話していて共通の価値観を見つけた。

それは、

 車を楽しむ為には車にあまりお金を掛けすぎない事。

 少しの錆ややれたボディを(ビンテージ)楽しむ事が出来る感覚。

 好きな車をいくら長く眺めていても飽きない。(笑)

 など...。

 

個性的なビュイックワイルドキャット

 ウルフ氏によってアメ車に対する僕の意識は変わってしまった。残念ながら最近のアメ車の事ではない。1960年代から70年の前半に掛けてのアメ車は実に個性的で質が良い、見ていて楽しい、たとえ燃費が多少悪かろうとも所有意欲はそれに勝ると感じた。

 

魅力的なドアの厚さと質感。

 

 シンプルで美しい内外の各パーツ。

 

エアサスペンションが組み込まれていた、これは氏の遊び心。

 

 少し横に乗せて頂きました。走りながら座席から見える広いボンネットに1960年代のおおらかで豊かなアメリカを観る事が出来ます。

 

 

 フォードステーションワゴン、オリジナルペイント!今の時代にメーカーはこんな豪華な車は簡単に作れないでしょうね。

 

最後に別れてから思った。

... 

 そういえば、タンドラを見なかったな!(笑)

 

ウルフさん有り難う御座いました、楽しいひと時でした。

 

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クルマを心底愉しむ環境とは

2011年08月18日 | VINTAGE CARS

 今週の月曜日に遠くに住むクルマ好きな友人から、アメリカの首都ワシントンDCに仕事で来て滞在しているから、一度時間を作って隣のバージニア州の山中に住むある車好きな人物を尋ねたいのだが一緒にどう?と声を掛けていただいた。

 時間を調整して、天候を確認して、早速、昨日日帰りで出かけてきた。

 

往復11時間の運転、577マイル(約920キロ)

午前中の運転(行き)は快適であった。

帰りは...

 

 お昼過ぎにバージニア州の山間部にあるC氏を尋ねた。ここは氏の自宅のデッキから眺めるアパラチアの山並み。木々を揺らすそよ風が気持ち良く、敷地の中は虫達の大合唱であった。

 デッキに置いたゆり椅子に腰掛けたC氏、ここからの眺めは飽きないねぇ~!

そうですな~。

 

 では視線を下に向けてみましょうか。

  山の中腹にある2.5エーカーの敷地の中にあるシンプルな夫婦の自宅。不動ですが50年代のスタッドベッカーが適当にころがっています。

 

 

 自宅の向かいにある倉庫、中は車のパーツで一杯でした。この建物の向こうにもピットガレージがある。

 

 更に奥にガレージがある。ガレージの中にはレストレーション中のDATSUN FAIRLADY SRL311 2000, そして手前にある青いシートをかぶせた赤いフェアレディはシリアルナンバー(製造番号)#003の1600モデル、これもレストレーション中。

 

 そして更に、横に長がーいガレージがある。(木々が激しく茂っていて全体写真は撮れない...)ガレージの中には7台のダットサンがあった。真ん中に見えるのはダットサン411、初期型ブルーバード。

 ガレージは古くトタン屋根、雨が凌げる程度のシンプルな作り。電動のシャッターなどはない...中も意外と暗い。

 ...でも僕自身こんなガレージが欲しいと思っている。

  

  

そのガレージの一番奥に潜むのがダットサン1500のプロトタイプ。

ダットサン愛好家にとっては神に次ぐ存在価値みたい。

 

 そして裏庭にも60年代のダットサンロードスターがずらっーとある。敷地内にある車体だけで40台以上、ばらばらになったボデーパネルも含めるとその数多すぎて不明、レストア待ち、部品取り、森のデコレーション。

 

 

 C氏は1984年の頃からダットサンを集め出した。数が多くなっても更にのめりこむ。そして好きなダットサンを満喫する為に十数年前にこの土地に越して来た。 

 これこそ理想のクルマライフ...だな。

 僕はこのライフスタイルが好きだ、とても感銘を受けた。

 

 C氏、気に入ったのがあったかい?

 ある。そりゃー欲しいには欲しい、がしかし...つつく場所がないんだよなー、ニューヨークだとね。(悲)

これからのクルマ人生は イ ナ カ がキーワードになるな、ビジネスも個人も。

 

コメント (2)
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JCCS(Japanese Classic Car Show)

2011年08月17日 | VINTAGE CARS

 第7回ジャパニーズクラッシックカーショウ(日本旧車集会)がロサンゼルス地区のロングビーチで来月開催される。この大会は年に一度開催され、ロサンゼルスでは一番大きな日本旧車集会である、ロサンゼルスで一番大きいという事は全米一という事でもある。

 

 Japanese Classic Car Show

Sep. 10th, 2011  9AM~3PM

Queen Mary Long Beach, CA

雨天決行!

 

 その主催者のY氏に会う機会に恵まれた, 実は前々から一度挨拶をしたいと思っていた。

 それは私自身が旧車好きである事と同時に、クラッシックカーを愛する行為はヨーロッパやアメリカの成就した文化の一つ、日本でも旧車愛好が趣味の世界からやがて文化の形になっていくのではないかという関心があったからだ。ただ、ヨーロッパやアメリカのクラッシックカー保持=金持ちのステータス的な感覚が嫌いでそれをぶち壊すのが日本の旧車であって欲しいと願う動機もあり。クラッシックカーは庶民の物、この文化価値感を築けるのが日本人であると意識しているので、応援したい気持ちがあるのだ。

 

 Y氏の愛車のひとつトヨタ4ランナー。このラインはアメリカにはないのでとても新鮮な感じがする。

   彼は初代トヨタセリカをはじめ複数の日本の旧車を所有する。

 

 ...そしてその彼の愛車のセリカを組み上げた場所がここ

コオ氏の工房、KCR International

 (昨年の12月5日にも紹介)

 このコオ氏の工房には他の修理工場や整備工場で手が付けられないでさじを投げられたプロジェクトがやってくる。部品の欠品をワンオフでの製作は勿論、整備書もない、いつの物なのかわからないような車でさえきちんと走る様に仕上げてしまう。その仕事ぶりは実に地味で試行錯誤の忍耐のいる作業の連続だが決して手を抜かない。

 

 そのコオ氏の工房に集まって来る車達...

ブリッツ、60年代のマスタング、エアサスが組まれていた。

時々オーナーがやって来て一緒に作業する時もある。

 

 年式の割には綺麗で走行距離も少ないオリジナルなロータスヨーロッパ、エンジンは完璧なオーバーホール。

 

 

 そのロータスのオーナーであるH氏の別の愛車BMW2002、渋い!しぶすぎます。

 

 Y氏とはこのコオさんの工房で会った。

 Yさん有り難う御座いました。

 コオさん作業の邪魔してごめんなさいね!

 また来ますよ。

 

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