ロクマルでいこう、60でGo!

" AS SLOW AS POSSIBLE AND AS FIRST AS NECESSARY "

Toyota Camry

2017年06月24日 | 日記

 

 先週は南部ジョージア州のAtlantaからアラバマ州のBirmingham を繋ぐ20号線をレンタカーの Toyota Camry で往復した。片道の所要時間は3時間半程なのだが、ちょうどメキシコ湾岸の都市に大量の雨を降らせたトロピカルストームCINDYが 勢力を保ちながら北上し続け西へと向かう我が路程と重なった。暗い空の下、激しい大雨が容赦なく降り続きワイパーを激しく左右に振りタイヤが巻き上げる水しぶきが激しくモノコックボディの下部に当たって音をたて車体はうなった。

 

  ストームが過ぎ去った帰路は75マイルの巡航スピードの道を85マイル(時速140キロ)で巡航する。このスピードは前走車に付いての交通の流れです。アメリカで最も売れている中型車の Camry だけあって、荒れた天候の中での運転も高速のクルージングも快適そのものであった。驚いたのは燃費の良さ。普段にロクマルを活用している事もありどーしても比べてしまうのであろう、ロクマルに比べたら近年の全てのクルマは燃費がいいのだ。

 

 20年程昔カリフォルニアに住んでいた時にレンタカーを借りて中西部の砂漠を彷徨った。その時のクルマの一つが Toyota Camry のワゴンであり、しかも同色。そんな経路があったのでこの Camry を運転している期間、感触、風景、一緒に走った友達等、当時の事を思い出していた。テキサスのメキシコ国境に近い砂漠の遥かな直線で『アクセルを全開にして何処までスピードが出るかやってみよう!』という事になりシートに体を埋めてアクセルを踏んだ。時速160キロを超えて170キロに届く頃に車体が空気抵抗を強く感じたのだろうか踏みが重くなった。同時に怖くなってアクセルから足を離した。その時の怖い感覚が戻ってきた。Camry はあれからモデルチェンジを重ね性能も向上した。タッチパネルやハンドル周りのスイッチ類が時代の要請で現代を表現しているがCamry らしさは保っている。近い将来また同色の Camry に巡り合う事を期待しながら、惜しみながらのレンタカー返却となった。

 

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"錆が怖くてランクルに乗れるかい"

2017年06月19日 | ロクマル日記

 

 雨が降らない乾燥した日を選んで今年もランクルの錆落としのメインテナンスを行った。年々増加する錆を確認しながらも、それでも錆の進行を遅らせる為に自分で出来る努力を投入する。ランドクルーザー60はボディの下の鉄板を重ね合わせた部分が袋状に製作されているのでそこにはどうしても湿気が溜まりやすく錆を誘発する。僕のやり方は錆の進行を鈍化指せる為に溜まった錆はなるべく除去し、そこに空気の循環をもたらす事により錆の進行を遅くするという考え方だ。結果、ボディの下部には多くの穴が開いてしまっている。見た目はアグリーだが自分ではこの方法がベストなんだと思っている。金もかけない、時間もかけない、そして気もかけない即席修理ではある。

 

我がロクマルのブルーに近いプライマー入りのスプレー。

今回はペーパーサンドも準備した。

 

 以下はボディの一部の写真、BEFORE and AFTER です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

我がランクル、穴だらけです。

 

  こうして錆のメインテナンスは終了。離れて観るとその傷跡には気付き難い。

 ランクルの錆と付き合うと言う事は錆を黙認する事や錆の進行を無視する事ではない。錆を可能な限り除去しながらも錆に敵愾心を抱くことなくその作業を楽しんでいる様なところもある。自分がランドクルーザーに発生する錆をどの様に捕らえるかは大事な要素である。なぜならはその姿勢が硬直ならばオーナーにとって精神的に良くない。また、軟直ならば鉄のランドクルーザーにとって良くない。よって、その変のバランスを保ちながらの指向(思考)が古いランクルを実用的に使い続ける為の技術なのかも知れないと思ったりしている。

 

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空港にて

2017年06月16日 | 日記

 本日の日中の気温は30度を越す暑さであった。アメリカ南部の空港でレンタルカーを返却し、チックインを済ませボディチェックを受けて出発ゲートを確認、直ぐに近くにあるレストラン&バーに飛び込む。ウェイトレスのお姉さんがニコニコしながら注文を取りにやって来る。すかさず アンセルアダムス ボストン ビアー を注文する。サイズを聞かれて20オンスと即答。それから3分位して同じお姉さんがビアーをトレイに乗せてやって来た。テーブルにナプキンを置いてくれてその上にENJOY! と言ながらアンバー色したビアーで埋まったずっしりとしたグラスを置いてくれる。汗をかいた冷えだグラスを持ち上げ、乾杯!グビグビ、グビーと喉に流し込む。一息置いて周りを見渡し今回の仕事が無事に終わった事に感謝しながらのセカンドショット。ビアーが旨い、最高!と思ったのはこの時だ。また一息置くと、周りの会話が聞こえてきたり、ロビーをさ迷う人々を追いながら気分は少し冷静になれたかな。そして再び少し惜しむ気持ち抱いて最後のサードショット。空になったグラスを眺めながら生きてて良かったぁぁ、と実感する瞬間なのだ。先程のお姉さんに手を揚げて支払いのチェックを持ってきてくれという四角のサインを両手で示す。この最後の儀式で今回の小旅行は素晴らしいものとなった。

 

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アリゾナ (AZ) トラック

2017年06月10日 | LANDCRUISER

 

 ebayの市場にアリゾナ州で使われていた1983年のランドクルーザーFJ60が出ている。このFJを観るとアメリカのサウスウエストの乾燥した砂漠地帯での年月が過ぎたクルマの車体状態というのが良く分る。

 

 元をたどれば僕が2台のランドクルーザーFJ60を現在所有している理由は西部の乾燥地帯から錆びの少ないボディを探してきて、東海岸の内装の整った車体のパーツを移植して一台のランドクルーザーFJ60を所有する事であった。しかし、使用環境によって異なった特徴を持つFJ60に触れた時に共に惚れてしまい2台体制となったのである。

 

1983 Toyota Landcruiser FJ60

BRIEF DESCRIPTION: 
so what exactly are you looking at ? This truck was bought new here in 
Tucson in 83. From 83 to 2003 it was used as a work truck for a surveyor.
It was well taken care of and maintained up until 2003 when it was basically
retired and taken off the road and replaced with another Toy. In its life it
did get a 3" lift and some 15x8 chrome spokes with some 31x10.50s. Thats
really the only MOD done to the truck in its life. Check out the paint, or should
I say whats left of the original Blue paint. Most of it has been baked off, and 
even most of the primer is dry and gone. ANY rust you see is nothing but 
surface rust at best. THERE IS NOT ROT ON THIS TRUCK ON THE BODY OR UNDER
THE TRUCK thanks to being an SW truck its whole life. That being said, sure the
AZ sun and heat has been hard on the plastic and rubber on the truck inside
mostly. We got the truck the way you see it basically and being parked since 
2003 the first thing we noticed was there was little to no gas left in the tank.
We put fresh gas in it and a battery and it wouldnt start, cranked only. So to
keep things easy, we installed a low pressure E fuel pump under the hood and
ran it to a small container of fresh gas  under the hood. After about 4 cranks the
trunk came to life and started like it was suppose to. Thats the great news, but
while running, I did notice some puffs of white-blue smoke coming from the tailpipe
So not sure if its from sitting or something else like maybe a headgasket ?
NO knocks and actually idles smooth and sounds ok. it may need some
motor work, I dont think the motor has ever been apart or even had a valve job.
 I drove it around the neighbor hood as is and the trans, 
clutch and brakes feel fine for sitting so long. Tires are dry rot of course.

 

 

 1983の当時から2003の20年間アリゾナ州のTucsonで実用車として使用され、それから14年程ほったらかしになっていたが最近ちゃんと走れる様に手を加えた車体である。

 

 オリジナルカラーはライトブルー。外部にプライマーを塗ったのではありませんがアリゾナの灼熱の太陽の下熱と紫外線によってライトブルーは剥げて下地のプライマー塗装が表面に出て来ているのです。車体は修復歴のないオリジナルペイントです。

 

ボンネットの表面は天然剥離されてカサカサです。

 

 ルーフの上はサフェースラストで覆われています。10年以上の放置期間が無ければこの錆びは発生しなかったかも知れませんが、東海岸の車体に発生する侵食的な錆とは異なります。南西部の車体はこういう風に錆てゆきますがそれでも10年以上外でほったらかしでこの程度なら良い方だと思います。

 

 ランドクルーザー60は長期間使用しているとボディのドアの下部に湿気が溜まって錆びて穴が開いてしまいますが30年以上過ぎているにもかかわらずアリゾナカーにはその兆候がありません。これがアリゾナカーの特徴であり、中古車、或いはレストアベースカーとしての最大のセールスポイントです。

 

ボディの下にも錆びはありません。

 

車体後部のシャックルの付け根辺りの錆びの侵食ははランドクルーザー60の弱点ですが、

アリゾナカーに至っては問題なさそうです。

 

エンジンルームも埃が払拭され綺麗です。

ここはオリジナルカラーがしっかりと残っています。

 

ダッシュボードの上部は干上がった田んぼ状態です。

多くの場、古い南西部のトラックは中が埃っぽいです。

 

少し臭うかも知れませんが30年以上前のトラックにしては内装は良い方です。

 

アリゾナトラックの魅力は伝わったでしょうか?

...((

 

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