ロクマルでいこう、60でGo!

" AS SLOW AS POSSIBLE AND AS FIRST AS NECESSARY "

さよなら 4 RUNNER SR5

2023年10月09日 | 4RUNNER

 最終的に4ランナーを手放す展開となった。理由はエンジンのオーバーホールにかかる時間と予算が読めない故に先行きが不透明であった為である。結局今年の春からこの秋の始まりまで不動のままであった。最後はメカニックに、正しい決断だと思う!と慰められた。4ランナーはメカニックにあげた。近い将来は使用可能な部品が外され他の4ランナーを維持する為に活用されたら嬉しいと思っている。ブルーのロクマルは錆の侵食によるラダーフレームの分断、そして4ランナーはエンジンがいかれた。古い車はもうこりごりだと思うのが普通なのであろうが、残念な事に近年の車に全く興味が湧かないという困った性格なのである。ランクルと4ランナーは同じトヨタでも質の異なる車両であり比べようが無い。FJ60は趣味性の高い車両になったが、4ランナーは手頃な実用者であり通勤に買い物に使い勝手がよかった。可能ならば直して使おうと最後まで思いを込めていた。4ランナーが僕の手から離れていったのは時の定め、過去を振り返る事無く前進あるのみ。次に廻ってくるのは何であろうか?車やトラックとは限らない、それはオートバイかも知れない。最近ボロい自転車が僕のところに廻ってきた。2台のオフローダーを与えたのに管理出来なかったという理由で、これからは自転車でやってみろという大きな意思からの施しなのかも知れないと考えているところだ。

 

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愛 2ND GEN. 4RUNNER SR5

2023年06月08日 | 4RUNNER

 4ランナーのラジエターキャップの劣化によってラジエター内の圧を保てずオーバーヒート。これを機にエンジンを冷やす為に巡回するクーラントがエンジンの中に入り込んでいる事が分ったのが今年4月の後半。それ以来このSR5はある敷地内の駐車場で修理の為の引取りを静かに待っている。修理はエンジンのヘッドを開ける手間と時間を要する作業となるためにメカニックから敬遠されている様子で、本当に直すんかい? 修理代と時間が掛かりもったいないぞ? 買い替え時じゃないのか? と、何度も念を押す様に言われ続けている。また、家族からも、こんなに錆びて穴だらけのクルマはもう捨ててくれ!はずかしい!こんな車に金を掛けたくない。と圧がかかっている。実際にそういった意見も重視し、しばらく中古車を探してみた。自分が本当に乗りたいと思うクルマは何か?を問う期間でもあった。

 結果、欲しい車が見つからないというのが正直な結論だ。ラングラーに乗る友達から最近のジープラングラーを薦められたが、乗ってみると分るが形はジープであってもあれは乗用車である。自身の中ではラングラーはYJであるが、たとえその中古車を手に入れたとしても、同じように錆やメカニカルな課題に直面する事が想定出来る。おとなしく、燃費がよく、快適で、故障も少ないカローラやRAV4等も考えたが、第2の選択のカテゴリーに置いている。客観的に観ると、自分はクルマに対して贅沢な価値観を要求しているのだ。他人から見ると、あんなボロイ車にしか乗れなくて、かわいちょ!と思われるぐらいがちょうどいい、落ち着く、と感じるのだからフェティシズム(フェチ)な人間なのだ。と同時に、ブルーのロクマルの様にフレームが逝ってしまった時に、ぱっ!と諦めてしまう事が出来たというのも自信の愛車ヒストリーの中に刻まれている。SR5に対しては今後どうなるかは分らないが、直して乗り続けたいという気持ちは変わってはいない。気持ちが変わらない内に早く修理にとりかかってほしいものだ。

 

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4ランナーオーナーの冬が終わる

2023年03月28日 | 4RUNNER

 冬が終わってしもうた!

 昨年の暮れから今年の三月にかけての冬季の期間、道路を覆う程の積雪がなかった故に4ランナーの持ち得ている4WD機能を雪道で試す機会がなかった。凍て付く路上ではFRの4ランナーは文句なく滑る。滑る事が分っているが故に凍て付く路上ではスピードを落としてゆっくりと走る事を心がけた。それでも数回カウンターを切ってスピンを回避した事があった。古い車だから滑りやすいのか、タイヤの食いつきが足らないのか、車体のバランスなのか?その辺の詳細は分らない。が、凍て付いた道は滑りやすいという恐怖感が先立ち、それが安全運転に誘導する車の持つ車質なのだろうと捉えている。しかし、4ランナーは冬季の山谷のスキー場に乗りつける様な使い方をするというイメージがあるので、雪道を走らなければ損!みたいな思考が湧くのは4ランナーオーナーの性なのであろう。冬が終わり春になり気温が暖かくなると、4ランナーのリヤウインドウを全開して風を流して走るという4ランナーならではの走りを楽しめる。既にその季節がやって来ているようだ。

 

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サイドステップレス

2022年10月02日 | 4RUNNER

 2ND GEN. 4RUNNER のサイドステップを外した。4ランナーに乗り込む時にサイドステップが有る方が乗り降りしやすいのは事実であるが、自分にとっては無くても殆ど問題が無い。外す事の効果は視界に訴えるものがあり、街使いの四駆から抜け出してワイルドな印象をもたらし、4ランナーが4x4である事を認識させてくれる。また、こいつの独特な存在に拍車が掛かり、そこには ”らしさ” つまり4ランナーとしての独特の個性がその立ち姿によって表現されるに至る。僕にしてみると27年前の4ランナーは旧車ではなく現在の快適な車である。しかし、見た目は錆びて穴だらけのボロ車だ。ボロクルマとはどんなんですか?はい、こんなんです!のグッドイグザンプル(見本)そのものである。だからだろうか、乗っていて楽しい。今後、このボロさを魅力的にさらし、クルマはこういう縛られない乗り方もあるんだよ、という表現(アート)に専念するのが、こいつと付き合う使命なんじゃないかと思っている。

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4ランナーのパッシブドライビング

2022年06月06日 | 4RUNNER

 投資の世界や自動車の安全機能、その他沢山にアクティブとパッシブという言葉が使われている。これから夏に向けて車の運転時にいかに涼しく過ごすかという観点でパッシブとアクティブを考えてみる。アクティブ技術というのは電動力を用いるやり方であり車の窓を完全に閉めてクーラーを作動させ室内を快適に冷やす技術となる。それに対してパッシブ技術というのは電動力を使わないで、明けた窓や蹴飛ばしから車内に入ってくる風の流れや夏の太陽が当たるボディの素材や色等を考慮した自然志向の技術となる。そもそも、このアクティブとパッシブは本来対立する技術ではなくて同時に進めて発展するべきはずであったはずであるが、今日の多くの車はアクティブ技術に囚われパッシブ技術の発展を重要視していないのではないかと思わせられる。

 4ランナーのいい所。この季節、全ての窓を全開し後部のハッチの窓も全開すると風がすり抜け爽快なドライブが楽しめる所にある。4ランナーはアクティブとパッシブの両方の機能を備えている。天候のよい暖かい日に4ランナーの全ての窓を開けて風を感じて走る事を4ランナーのパッシブドライビングと呼ぶ。路上では沢山の4ランナーが走っているがパッシブドライブを楽しんでいる人はほとんど見かけない。風を受けて走るという事には慣れが必要であり、長時間となると疲れやすくなる。しかし、風を感じて走るのは楽しい、たとえそれが買出しで荷物をたくさん積んだ状態であったとしても。風を感じて走っている時に生きてる感を感じる、それがいいのである。

 

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4ランナーと向き合う

2021年04月05日 | 4RUNNER

 2代目4ランナーを活用している。4ランナーにはランドクルーザーとは全く異なる持ち味と存在感がある。ランクルと比べてどちらが良いとか悪いの比較はそれ自体が無意味である。4ランナーに乗っていると年齢が若くなるような感覚があるのは、自身が歳をとったせいなのであろうか?それとも、乗る時に感じる、若者になった感、こそが4ランナーの持つ魅力なのであろうか? 2代目4ランナーは外見がぼろく見える事も手伝ってか、運転する度に貧乏学生になった様な気分になる。それは、対面を気にしない事で得られる自由を感じる存在で、気が楽である。

 2代目4ランナーの立ち位置は見た目は古いが旧車ではなく、古くなった最近の車であると位置付けたいと思う。1995年に製造されてから26年の歳月が経っているので旧車と呼んでもいいのではないかと思うが、パワーウィンドウ等の電装品が装備されている事が旧車と呼ぶ事に異議を唱える心理的要因となる。この4ランナーの存在を現在のクルマと重ねて考えると、現在巷を走っている多数のクルマが古くなったとしても、未来においては旧車と呼ばれるカテゴリーに入れないのではないかと感じている。

 クルマの美しさとは発売当初のショーウインドゥに並んでいる美しさもあるが、使い込む事による劣化や消耗をヒストリーとして美しさに変える技も存在する。それはロサンゼルスにあるTLCのジョナサンワードが日本語のワビ、サビという負であり静なる感覚を旧車の持つ美しさとして、サビやヤレ具合を隠すのではなくて積極的に表に出して表現するという思考で取り組んだ結果、功を成す評価を受けた。古い四駆の維持にはこういった思考を混ぜるのがいいのであろう。古い4ランナーは見た目はボロいがそれをポジティブに受け入れる事によって、古い4ランナーの隠れている魅力を引き出だす可能性の示唆を感じている。

 

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ロクマル乗りの弁解

2020年12月16日 | 4RUNNER

 今年はクリスマスツリーを買いに4ランナーを駆って出かけてきた。リアウィンドウを下げてツリーを放り込みそのまま窓を閉めないで(暖房はガンガンの強風で)帰路に就く。こうやって12月のニューヨークの寒気の中を走る時、ささやかな贅沢気分に浸り楽しい気分になる。こういった時間が4ランナーを運転する事の特権である。

 雨の日以外は4ランナーを駆る時には必ずバックドアのウインドウを下げる、というこだわりを持っている。今夜、ニューヨークはこの冬一番の猛吹雪である。雪が止んだら新鮮な深雪の中をリアウィンドウを下げて雪を巻き上げながら走ろうと思っている。巻き上げた雪は当然車内を濡らすであろう、しかし、ダイナミックに使用するという用途から考えてみると、これ位の古さ、これ位のヤレ具合、そして、これ位の価格と車格こそがちょうどいい!と感じている。

 ランドクルーザーFJ60を愛用し続けていると、周りから、ちょっと変わった性質を持ったおじさんと思われている。2代目4ランナーを何時もリアウインドウを下げて乗っていると、やはり、異種の性質を持ったおやじだと思われるであろう。或いは、リアウィンドウが壊れてやがる、この寒い中気の毒な奴だと思われるかも知れない。でも、こういった他人の評価は、いつの間にか全くといっていい程気にならなくなってしまった。そして、ふと気が付くと、俺って自由だなっ!て思う。フリーダムなフィーリングと言うのであろうか。乗り物を通じて気持ちよく風を切る時に感じる自由なフィーリングに加えて、クルマ等の愛機を通じて求めているのは自由への渇望なのであろう。クルマとはその為の道具に過ぎない。本当はクルマが欲しいのではなくて、本質では自由なフィーリングを感じていたい。その為の媒介がクルマなのである。古いランクルを乗り続ける事へのわがままな弁解である。

 

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自由を体感するオープンリアドアウィンドウ

2020年11月06日 | 4RUNNER

 25年前の中古車を購入するという事はチャレンジである。1995年型の4ランナーはそもそも消耗や故障の課題を抱えた状態だったので入手時というのはマイナスからのスタートとなる。2週間程メカニックに預けて可能な限り修理と整備を行ってもらった。当初想定してた修理費は軽くオーバーし、修理と整備には当初の予想の3倍程の値段が掛かった。しかし、それでも入手困難なパーツもあり修理の一部を妥協せざるを得ない結果なので、気分的にはやはりマイナスからの使用スタートである。

 1995年型を選んだのは意味(下心)があった。それは僕が暮らすニュージャージー州の自動車に対する法律に1995年までに生産された個人使用の車両は定期的な車両点検(ビークルインスペクション)が免除されるのである。これはクラッシックカーと呼ばれる様な古い車をある程度長期に渡って維持するには非常に有り難い体制なのである。但し、保険代はクラッシックカーとして登録し、限定した年間走行距離に妥協しサインしなければ、他州と比べて、或いは近年の車と比べて保険代は高めなので企み(下心)は見事に外れてしまった。

 ここ数日間はインデアンサマーなのか?11月だというのに日中の気温が20度近くになる暖かい日が続いている。修理から上がった4ランナーの4枚のドアの窓を開けて、更にバックドアのウィンドウを全開にして走ると寒い程に風が流れる。このバックドアのウィンドウが下がるというのが4ランナーの醍醐味なのである。期待外れのインデアンサマーの到来は修理上がりの4ランナーの窓を開けて駆る為に神が計った祝いなのかも知れない。バックドアのウィンドウを下まで下げて、ちょっとうるさいマフラーと年季が篭った錆の浮いたボディーの4ランナーには自由(フリーダム)という表現を体感するのにちょうどいい感がある。これから寒い冬がやってくるが、やはりリアウィンドウの窓は全開にして走りたいと思っている。

 

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1995年型 TOYOTA 4RUNNER SR5 V6

2020年10月25日 | 4RUNNER

 1995年型の TOYOTA 4RUNNER 2ND GEN.(ハイラックスサーフ130系)SR5 V6 走行距離14万マイル超(22万キロ)を購入しこの赤い4ランナーオーナーとなりました。ニューヨークの街から車で30程フリーウェイを西に向かって走ったニュージャージー州の郊外で売りに出されていた2代目4ランンナーを見つけたのは先々週の事でした。初代と2代目の4ランナーに興味を持っていた僕は興味深々で実物を見て、あまりの汚さとボロさ、古い、大きな錆やへこみも有り、壊れた箇所も沢山ある(主に電装)課題を抱えたこの4ランナーに惚れてその場で購入しました。購入した理由は3つです。まずは値段がとても安かった事。これはこの売主がこの4ランナーを購入して直ぐに後悔し、苦悩から抜け出す為になるべく早く手放す事を願っていたからです。実際にこの売主は購入してから40マイル(60キロちょい)しか走っていませんでした。そして、この4ランナーはほぼオリジナルで、売りに出していた売主が非常に正直な方で問題箇所と課題を全て事隠さずに細かく伝えてくれたので、信頼出来ると感じ納得したからです。最後は自分の好みです。イメージが沸いて来て、この4ランナーを救ってやりたいと思いました。

 DMV(日本で言うところの陸運局)がコロナにより車両の登録サービスが限定的である故に、先週は12時間の行列に徹夜で並んで耐えてナンバープレートを取得しました。この古く汚く、錆も沢山有り凹んだ場所もあり、修理の課題を沢山抱えている2代目4ランナーは僕が4人目のオーナーとなりました。古くてボロカッコ好く、何より運転してみると(オートマチックですが)面白いです。ランドクルーザーとの違いも体感しています。その違いは性能スペックの違いだけではなく、車両の持つフィロソフィー(設計哲学)です。4ランナーが家族の一員となる事によって刺激と楽しみ、そして苦悩が追加された様です。

 

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