ロクマルでいこう、60でGo!

" AS SLOW AS POSSIBLE AND AS FIRST AS NECESSARY "

ジョージ W. ブッシュ前大統領とフォード F-150 KR

2020年03月28日 | PICKUP TRUCKS & 4X4

 JAY LENO'によって紹介されているのは2013年型の FORD F-150 KING RANCH を駆るジョージ W ブッシュ前アメリカ大統領。セントラルテキサスにクロフォード牧場(1600エーカー、東京ドーム140個の広さ)を所有している。2003年の5月に当時の小泉首相がこの牧場を訪れて親交を深めた場所である。当時小泉首相はブッシュ大統領が運転する フォードトラックに同席している。ブッシュ前大統領は牧場の敷地内では現在も F-150 を運転している様子である。新車の F-150 ではなくて2013年型であるのが憎い。フォード F-150はアメリカ国内で長期に渡って最も売れている(ベストセラー、ロングセラー)車であり、即ちアメリカの大衆車の代表格なのである。ジョージ W ブッシュ前大統領はその F-150 を乗り継いでいる。大統領を引退してから自身の人気とか大衆の目をそれ程気にしなくてよい境遇で乗る F-150 です。嘗て、レーガン大統領は古いジープのステアリングを握る時にフリーダムを感じると言っていました。そして、ブッシュ前大統領は 自身の F-150 のステアリングを握りながら こいつは最高にHandy (便利で役に立つ道具)だ、と形容しています。F-150 が実によく似合っています。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

COVID-19 NEW YORK CITY

2020年03月26日 | 日記

 対岸の丘、ニュージャージー州から眺めるニューヨークマンハッタンのダウンタウン、高くそびえているのが昔ワールドトレードセンターがあった敷地に立つフリーダムタワー。

 ニューヨークは現在非常事態である。商店街が閉まり街から人が消え街の雰囲気は休日の早朝の様に静まりかえっている。アメリカは現在コロナバイルスの感染者数が世界一となり、その震源地がここニューヨークの街中である。市内は活気はないが日中はジョギングをする人や犬を散歩させる人をちらほら見かける。今日の空気は20年程前の大災害911の直後を思わせる。朝の開店時のスーパーマーケットの前には行列が出来る。棚から米やパン、水やペーパー類が姿を消した。食料の在庫が少なくなっているのか、店の棚には空棚が目立っている所もある。しかし、それでも食べ物は供給されている様子でエッセンシャルと呼ばれる流通業は機能している。

 このコロナバイルスは恐怖そのものである。恐怖心というのは何時自分が感染するかという事だけではない。その恐怖の正体は街の空気にある。ヨーロッパのどこかの首相がコロナバイルスの感染防止活動を戦争下だと表現したが、その通りである。戦争が始まっていたのだ、トランプ政権はアメリカは生物兵器によって攻撃を受けているという理解をし、それに対する防衛を行っている最中だと理解している。バイルスに対するアメリカ政府の対応が早いのは危機に対してのシュミレーションの型が既に出来ていたからである。今はまだ防衛が最大の課題であるが、この状況が続くと次には必ず大不況がやってくる。会社が倒産し失業者が増え経済成長はネガティブとなる。問題は人々の感情心である。苦悩や失望からコロナを恨み、コロナの発生地中共に対してネガテブな感情を抱く事は避けられない。しかも、中国はウィルスの発生をアメリカのせいにする発言を続けているので火に油を注いだ状況となっている。

 

 

 本日午後のニューヨークマンハッタンの5番街の光景。信じられない程に人がいない。この静けさ、寂しさ、活気の無さも恐怖の正体である。

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第11回 オーバーランド エクスポ ウエスト 延期

2020年03月25日 | OVERLANDERS

 今年5月に開催予定であった オーバーランド エクスポ ウエスト がコロナバイルスの影響で2ヶ月の延期となり7月に開催される運びとなった。3月16日に米国のCDCによって向こう8週間(2ヶ月)の期間は人が集まるイベントを自制するようにとの方針が出され、それに従う形となり5月の開催予定が7月に再スケジュールされた。現在のアメリカではコロナバイルス感染が拡大し、様々なイベントが感染防止の為にキャンセルとなっている。中国の武漢、遠い東アジアで発症したコロナバイルスがアメリカのアリゾナ郊外の野外イベントにまで影響を及ぼしている。人々はコロナバイルスの収束が何時頃なのを推測出来ない事から多くのストレスを感じ世の中は暗い話題が充満している。朝の来ない夜はない、オーバーランドエクスポが無事に開催されるというのは平和な時代のシンボルの一つなのである。

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

高級車とレギュラーガソリン

2020年03月21日 | 日記

 仕事帰りに寄るガスステーションでガソリンを汲む間、そこで働いているホンダシビックラバーのフィリピン人の若者といつもたわいのない雑談をする。最近はこんな会話をした。

 

...所で聞くが、時々綺麗にした旧車に乗ってきてハイオクを入れてくれと頼む奴がいる。旧車にはハイオクの方がいいのか?お前はなぜハイオクを入れないんだ?

ー このランクルはレギュラーでいいんだ。レギュラーでちょうどいい様に出来ている。大切な旧車にハイオクかぁ、気持ちはよーく分かるぞ。まさかエンジンは最新の物に乗せ換えていたりしてなぁ。しかし確かに、俺の知っている一人の旧車乗りは、寒い季節はハイオクの方がエンジンの始動がスムーズになるっていってハイオクを入れる奴がいる。きっとそいつも同じかも知れんぞ。

...最近、新車のマクラーレンに乗った奴がちょくちょく来るが絶対にハイオクなんて入れない、いつもレギュラーだ、しかも満タンにはしない。車は豪勢だが乗っている奴はせこい。マクラーレンだけじゃないぞ、ベンツやレンジローバーの最新の高級車に乗っている奴らにも、レギュラーを入れてくれっ!て奴が結構いる。俺が思うに、それらの車って新車のリースだな。

 

 こういうガソリンスタンドでの立ち話から、全ての人ではないが一部の人々の車に対する理解の本質が見えてくる。高級車のオーナー達はガソリンの種類が理解出来ているのであろうか?走りで高性能車の秘めたパフォーマンスを感じたいとは思わないのだろうか? むしろ、そこまで望んではいないのかな。車はステータス、見てくれが一番大事だったりするのかも知れない。自動車の維持というのはお金が掛かるものである。使用するガソリンの選択というのは維持費に値するが、それをなるべく安くケチっていこうとする思考でもある。リース期間が終了して車両が次のオーナーに渡った頃に何かの問題が発生するかも知れないリスクがあると予想する。

 

 車のガソリンは、なるべく、ではなくて指定されたブレンドを入れましょう。

ランクルの給油時は立ち話を楽しむ機会である。

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最後の晩餐

2020年03月19日 | 日記

 今週も仕事でカナダとの国境近くを廻ってきました。ニューヨークマッハッタンの横を流れるハドソンリバーに沿って走るフリーウェイ87号線を7時間程北に向かって走りカナダのモントリオールを目指します。途中の ADIRONDACK 山脈の峠では吹雪に遭遇しました。3月半ば過ぎですが北に行けば行く程気温が下がり冬に逆戻りとなります。車のラジオからは一日中コロナバイルスのニュースばかりでした。宿泊したホテルもレストランも人影は少ないです。

 月曜日の夕方には仕事仲間と一緒に国境近くの町のステーキハウスに行きました。時間は6時45分を廻ったところ。店に入ると、今日は7時に玄関を閉めます、8時になったら店を閉めますので宜しくお願いします、との事。実はこの日この時間を境にニューヨーク、ニュージャージー、コネチカット州全てのレストラン及びカフェが店内滞在を禁止する条例に従う事になった。我々にとっては最後の晩餐である。そして18日にはアメリカとカナダの国境が閉鎖された。さらに、本日19日には米国では渡航中止勧告が出された。

 ニューヨークだけではなく世界が深刻な様相となってしまいました。人と物と金が国境を越えて行き来し、それを好しとするグローバル時代のトレンドが一瞬に萎んでしまった。今後、コロナが収束すると国境は開放され人と物が行き来を再開するであろうが以前の様にはならない、コロナは同時に深刻な経済問題を起こし、国家の有り方も再考させる。今、時代は大きな変化の過程にある。

 

Jeep Gladiator, 最近はよく目にします。

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第11回 オーバーランド エクスポ ウエスト

2020年03月13日 | OVERLANDERS

 トランプ大統領により非常事態宣言が発令された。学校は休校となりブロードウェイが閉鎖され、バスケットボールも野球も全て中止となった。水や食料が棚から消え、ニューヨーク郊外の一部の街は閉鎖されている。今年の一月に中国で起こっていた出来事が、今日このニューヨークでも起こっている。ストック マーケットも暴落し経済は落ち込む。先月までは当たり前であった生活の様相が当たり前ではなくなる事を感じ、実感するのは依然の穏やかな日常の有難さである。

 

MAY 15-17, 2020
FT. TUTHILL COUNTY PARK
FLAGSTAFF, AZ, USA

 毎年5月にアリゾナ州で行われる、第11回オーバーランド エクスポ ウェスト の開催が危ぶまれる様になってしまった。このままウィルスの拡散が早期に収拾出来なければ中止の決定が下されるであろう。

 ウィルスの拡散は地球上の人間を試す。人々の人間性を暴く為のプロセスとなる。もしも、サバイブ出来る様であれば、苦悩から立ち直る過程でオーバーランダーとしての素質を学ぶ機会となる。僕が中学校一年生の時の夏のキャンプファイヤーで誓わされた4つの言葉を覚えている。それは、協力、友情、奉仕、規律、であった。それに加えて判断力やリーダーシップを意識する行動が出来る様になれば、ウィルスが霧散した後に進化した人間になれる。これから暫くはオーバーランダー達にとって停滞期となるかも知れない? あるいは、逆に人込みを避けて山郷に出かける野外活動が活性化するかも知れない?

 今日も自宅に帰って来て石鹸で手を洗いうがいをして、ペーパータオルで顔と手を拭きながら鏡を見て、今日も生きていた事に感謝した。ニューヨークでは春が到来しレンギョウの黄色い花が咲き始めている。住宅街の山桜は濃いピンク色に美く咲いていた。暗いニュースで溢れているが外は眩しく輝いている。

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

磨耗 劣化 錆、そして、愛!

2020年03月08日 | ロクマル日記

 冬季はバッテリーの出力が落ちてしまい毎回兄弟に助けてもらっているシルバーのロクマル。休日には必ずエンジンを掛けて15分程車を走らせている。オーバーヒートの傾向があり持病を抱えたままだ。日本ならば旧型ランドクルーザーに詳しい専門店に持っていけば問題点をなんとか見つけ出し指摘し、修理する根性を持ったメカニック達がいると聞くが、残念ながらここではそんな根性を持ったメカニックはまれである。ロクマルのエンジンの冷却問題も、いくつかのショップに持ち込んで試みたが問題点を明確に指摘出来るメカニックはいなかった。問題はものすごくシンプルな所にある様な気がする。そして、このロクマルは必ず復活して活躍すると信じている。ボンネットを開けて手引書を参考にしながら箇所毎に仮説を立てるを繰り返す。ゴムチューブを押したりひねったりして中の状況を想像し気になったらナットを緩めて中を確認する。おおよそトラブルの原因は磨耗、劣化、錆、それによる汚れや詰まりであったりする。マザーテレサ曰く、愛の対義語語は無関心だと。ロクマルに関心を持ち続ける行為、すなわちこれが愛情。今も調子の悪いロクマルではあるが、家族の様にケアする事によって調子の良い車では得られない学習の機会を与えてくれている。

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

L E D ライト

2020年03月05日 | ロクマル日記

 近年の車の多くには LED ライトが使用されている。正直、僕はこの LED ライトが苦手である。すれ違う対向車からは眩しさを感じるし、後ろに付かれた後続車からもバックミラーを通じて眩しさを感じる。そうやって感じ続けていた矢先、ある企業の研究所で働いておられる技術者の方にこの LED ライトについての負の意見を伺う機会があった。

 LED ランプには良い点と悪い点が混合しているのが真実である。良い点はおおかたマーケットで語られている様子である。僕が驚いたのはその技術者の方々が意図して生活の中でLEDライトに当たる事を極力避けておられる事であった。これはちょうど、飲料関係に関わる人々がダイエット飲料を口にしない事に似ている。説明を聞いた後に、もしも自宅で LED を使用しておられたら、今日家に帰ってこの電球に換えて下さいと言われて電球の入った紙袋を頂いた。

 僕は仕事等でアメリカ中のホテルに滞在する機会が多い。総じて寛げる部屋というのは間接暖色照明で照明に暖かさやまろやかさがあり、その加減はよく考慮されていると感じる。対して、何か落ち着かない、寛げない部屋というのは、光の具合が調和を乱しているのではないかと思う様になった。つまり、光というのは暗闇を明るく照らすという使命に付随して人間の精神と肉体に影響を及ぼす存在でもあるという事である。

 

 LED ライトを直視すると光が目に刺さる。このランクルのゆるい光加減からは攻撃性を感じる事はない。多くの車のライトや建物、あるいは街灯に LED が使用される様になった今日の街中で、人々は落ち着きを感じるであろうか? なぜか知らないが、気持ちが欠き乱される事はないであろうか? それが光のせいだとは言わないが、影響はあるんじゃないかと思う。ちなみに、今夜このブログ日記を書いている僕の机の照明は LED ライトである。近い内にこの卓上ランプを交換しようと思っている。しかし、それで寛いで直ぐに眠くなってしまいブログの更新に支障が起きる可能性はある。

 

コメント (3)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ジープ ワゴニアー

2020年03月05日 | PICKUP TRUCKS & 4X4

 カナダとの国境に近いニューヨーク州の北部を仕事で廻ってきました。今年は暖冬という事もあり、例年ならば雪景色が残るこの北部の地域ですが今年は残雪さえありません。写真はフリーウェイ90号線の休憩所でジープワゴニアーで旅をするアメリカ人の一行です。大きな体格の大人が4人乗り込んでいました。ワゴニアーに目に留まったのはめずらしかったからです。ワゴニアーは1962年から1991年の30年の期間において、カイザー、AMC、そしてクライスラーによって製造されました。写真は最終モデルのV8、5900CC です。ワゴニアーは形こそSUVですがベンチシートを備えたアメリカングランドツーリングカーでも有ります。路上を走る車は比較的新しい車ばかりです、そういった中にあって冬季における旧車の実用車というのはどうしても応援したくなる存在です。皆さん何処まで行くのでしょうかね?

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする