ロクマルでいこう、60でGo!

" AS SLOW AS POSSIBLE AND AS FIRST AS NECESSARY "

Landcruiser FJ62 Blue

2021年10月29日 | LANDCRUISER

 仕事の用事でニューヨークからマサチューセッツ州のボストンまでの日帰り旅行を行った。片道5時間程の距離ではあるが、ボストン郊外では長い渋滞にはまり帰路では6時間以上の時間を費やした。路上で十時間以上の時間を費やした訳だが運転中の一番の愉しみとは路上を走っているイカした車を目撃する事に尽きる。最近は新型ディフェンダーやフォードブロンコ等の新車の四駆を目にする機会も増え様々な角度からの観察も出来る。しかし、気持ちが求めているのは、心臓の鼓動が高まりテンションが騰がるようなクルマとの遭遇である。それは旧車であったり使い込まれたピックアップトラックであったりする。

 路上で車を停めてGPSで地図を確認していると前方からブルーの綺麗なFJ62が僕の横を通り過ぎていった。路上で60系を目撃するのは久し振りである。昨年60系を目撃したのは2回程であったかなぁ?仕事を終えて帰って来て思い出に残った事とは、ボストンの方がニューヨークより北に位置するので秋の紅葉が進んでいた事、そして、特定の車を目撃したその心像である。そういったイカした車を目撃するのは意識して探している時よりも全く心中に意識がない時の方がその機会は多い。観る者に元気を与えてくれるクルマの存在っていうのは有り難い存在だと思う。ボストン、ニューヨーク間にはイカしたクルマがまだまだ沢山存在しており僕の目に触れる機会を待っているのだ。

 

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眩しく輝くイルミネーション

2021年10月26日 | ランクル ドライブ

 ニューヨーク郊外朝の7時過ぎ、昨夜の夕方から降り続いている雨は予報では今夜遅くまで降り続くらしい。雨天の暗闇を運転する度に感じる事は、近年のLEDヘッドライトの光は雨の日には眩し過ぎるという事である。LEDヘッドライトの光は往来のヘッドランプの光とは異なる特性を持っている。その特性とは雨水との光の同化が起こるという事。具体的には濡れた路上を覆う雨水にヘッドライトが反射して対向車が大きな光の玉の様になって近付いてくる様にみえる。ランクルのフロントガラスに付いた水滴一つ一つにLEDランプの光が当たると水滴は光を吸収し、LEDランプをそこで灯したかの様に水滴が一斉に発光する様に見える。運転中の視界の中にある全ての水がライトの光源ではないかと感じさせられる現象である。よって、対向車が近づいて来た時には特に注意が必要であり、自分の前に広がる前方の視界を見失ない集中力が求められる。

 LEDヘッドライト普及によって雨の日の闇は危険な時間になるという認識はまだ世の中にはなさそうであるが、僕はこういった経験から眩しい光の中に潜む闇を感じている。雨の日の暗闇を運転する時に遭遇する白く眩しく輝くイルミネーションが天国からのお迎えとならない様に、雨の日の運転には眩しさを回避する為の視線の置き方等もドライビングテクニックとして追加される時代が来ている。

 

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使い続けるとは変わり続ける事

2021年10月20日 | LANDCRUISER

 ランドクルーザー80の純正フロントバンパーを購入した。オーストラリアやコロラドで製作された社外バンパーへの変換も考えたのであるが、最終的にはオリジナルを選択した。とは言っても、レクサスLX450のオリジナルではなくランドクルーザー80の後期型オリジナルであるが規格は同じである。

 

 同時にバンパーのサイドプロテクターも購入した。サイドプロテクターは南米のコロンビアから発送されてきた。これは何処で製造されたのか全く不明であるが、コロンビアは現在も数多くの古いランドクルーザーが生活に活用されているので、数多くのランドクルーザーのアフターマーケットパーツも需要の為に流通しているのではないだろうかと勘繰っている。粗悪な造りではないので外装パーツとしては問題なさそうである。

 

 24年間装着されていたフロントバンバーは傷と歪みと凹みで使い込んだ感があり別れ惜しくも感じた。古いバンパーを外して付け買えようと路上にダンボールを敷いて苦闘したがネジが硬すぎて直ぐに断念、結局整備工場にお世話になった。バンパーを持ち込むと、まだ直して乗るのか?と冗談半分で皮肉られたりもした。心情的にはパーツと整備に金を掛ける程現在手持ちのランクルは手放したくなくなるものである。新しいバンパーを装着してみると、顔の表面が黒っぽくなって凛々しさが出た様に感じている。このLX450は外装も内装も手と金を掛けるべき所は沢山あるが、それに対して自身で決めている枠がある。それはなるべくオリジナルをキープする事、そして、パーツ変更を選択する必要に迫られた時にはドレスアップではなくてドレスダウンでいきたい。ランクルも長く使用していると箇所が色々と変わってくるものだ、使い続けるという事はそういう変化が続くものなのだと思っている。

 

 

 

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LEXUS LX450(ランクル80)

2021年10月10日 | LEXUS

 今年2021年の夏が終わった。今年の夏の重い出はランクルを駆って子供の野球の試合を応援に行く機会が沢山有った事だ。ランクルはファミリーカーとしての役目に徹した。ランクル80は機能的には問題ないがデザインが2昔前という事もあって、子供にとっては我が家のファミリーカーが古いので他人の家族が乗るモダンな車と比べて恥ずかしいという気持ちが有ったとは思う。ところが、事情は異なっていた。それは、友達やその友達の親達が古いランクルがかっこいいと言ってくれるらしい。ランクル80をかっこいいというのは正直な子供の気持ちではなく、友達の親達の中の一部の声なのだとは思う。子供の目には最新の高級SUVや斬新なスポーツカーの方がかっこ好く映るはずである。

 TOYOTA USA のホームページを訪れてみると、ランドクルーザーはもはやラインナップから消えていた。ランドクルーザーは静かに米国の市場から去ってしまった様子で寂しさを感じる。我が家のファミリーカーであるランクル80も、買い変えないのか?という問いが何度もあった。その都度づるづると機会を伸ばしてしまい、使う為に修理を重ねてきた結果別れ惜しい存在となってしまったのである。最近は、そそそろ買い替えないか?という意見に対して、そうだな、買い替えるなら創り変えようかな。と応えている。いずれにせよ、方向性の選択に迷った時には、気持ちがワクワクする方向を指向するのが正解だ。ランクル80は今も乗る度に気持ちがワクワクする。おそらくこれがランクル80を乗り続ける本質的な理由なんだろうな、と自分自身では感じている。

 

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TRUE ORIGINAL

2021年10月04日 | VINTAGE CARS

 ENGAGE 誌のIssue Twoの表紙に暫く見入った。タイヤが’外されフロントウィンドウが倒された状態で木箱に納められたジープの姿を見て、これが本来のジープの機能であった事を再確認した。1941年に誕生した ジープWILLYS MB と FORD GP は60馬力の四人乗りで、全長132インチ、重量2400ポンド(約1100kg)と小型であった。当時の設計思考は戦地であるヨーロッパやアジアに木箱に詰め込んで発送する事を考慮されて設計されていたのである。僕にとってこの誌の表紙は、有ったけど気がつかなかった、或いは忘れてしまっていた、ジープが本来持っていた機能というものを認識出来た一枚の写真であった。テクノロジーとは新しい技術の事であると未来ばかりを見つめている様であるが、初代のジープには機能美的なテクノロジーが隠されている。当時のこのジープを人々はTRUE ORIGINAL と呼ぶ。この意味はやはり深いのである。

 

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