ロクマルでいこう、60でGo!

" AS SLOW AS POSSIBLE AND AS FIRST AS NECESSARY "

LR Defender 90

2018年04月26日 | PICKUP TRUCKS & 4X4

 Massachusetts 州のBoston に仕事で行って来ました。Boston の街も長い冬が終わり春が訪れていました。仕事で訪れたダウンタウンのビルディングの地下の駐車場に美しいグリーンの Landrovr Defender 90 が駐車してあり滞在中はずっーと気になっていました。錆も無く好く整備されている様子でボディも隙の無い仕上がりでオーナーに出会ったら声を掛けて褒めてあげようと思っていたのですが、残念ながら滞在中はオーナーに出合う事は出来ませんでした。ディフェンダーを眺めるとアプローチアングル、ディパーチャーアングルが立っており、まさに絵に描いたオフロードビークルそのものです。一体、何時、何処かで植えられたのか自覚は無いが、自身の中にあるオフロードビークルに対する概念がディフェンダーの形にあると感じた。ディフェンダーを観て心に映るもの、それはデイフェンダーと一緒に遥かアフリカ大陸のサバンナの草原の光景である。一台の四駆を観てどんな光景が浮かんで来るかは各自異なるであろうが、魅力的な四駆というのは同時に好い景色をイメージさせる存在なのである。

 

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静かな期待 3

2018年04月24日 | ロクマル日記

 いつもランドクルーザーのサービスを依頼する工場の隣。隣と言っても300メートル程離れているが、そこにトルコ人ががやっている板金塗装の店がある。そこの駐車場には1985年のランドクルーザーFJ60がボディの塗装を終えて生まれ変わりオーナーの迎えを待っている。トルコ人の店主と話をすると全塗装ではなくて上半分のみの塗装であったとの事だ。この車体を見ると錆が無く目に付かない車下には新しいパーツが組まれている。この車体はおそらく以前自宅の近くの駐車場で見かけたあのFJ60であろう。同じFJ60でもオーナーの嗜好は異なるが縁が有れば必ず引き合う関係になるであろうという期待を持ち続けている。ところで、ランドクルーザーFJ60に関しては更なる静かな期待がある。それはアメリカにおいては近年オーバーランドをテーマとしたアクティビティが盛んでオーバーランドビークルとしてランドクルーザーFJ60の人気が向上している現象だ。御陰様で、自身のロクマルは錆びた屑鉄かドブネズミの風格ではあるが堂々と駆る事が出来る。ボロいが高級車に格上げされる我がロクマルをラフに駆り続ける姿勢がロクマルライフの形になりつつある。

 

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ロクマルの錆と共存する姿勢

2018年04月22日 | ロクマル日記

 日常で使用しているランドクルーザー60はフレームとボディの錆、そしてパーツの劣化が激しい。先週はフロントの左側のサイドランプが切れた。電球の球を替えようとしてサイドリフレクターのスクリューを開けたら、それを受けるプラスチック製の黒いガスケットがボロボロに劣化しており崩れ落ちてしまった。電球はソケットと一緒に劣化したガスケットから折れ落ちてボディの中に落ち込んでしまっている状態であった。冬が終わって錆対策の為にランクルの各部の錆を点検した。フロントボンネットの先端、右側リアドアの下部に新たに隠れた錆塊を見つけた。左右リアタイヤハウスの上部には深い錆がありリアシートの下のカーペットを捲れば地面が顔を出す。車体の錆は容赦なく浸透を続けている。錆をクルマの癌と呼ぶのかも知れないが、それならばロクマルの癌細胞は既に全身に広まっており健康な細胞を蝕み続けている。人間は癌で死ぬのではなくて癌治療で死ぬとも言われている。クルマの場合はどうであろうか? 僕は錆と共存する事を選んでいる。それは錆の侵食を許容する事ではなく可能な限り錆は落とすが気持ちの上では錆に対する潔癖感は持たない。今週は暖かくなって来たので錆落しに着手しようと思っている。怪訝な気持ちではなくて楽しみながら行いたい。そうやって錆と付き合う姿勢の事を錆と共存すると言おう。

 

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あなたにとっての ON ANY SUNDAY

2018年04月20日 | 日記

 題目, ON ANY SUNDAY は1971年にアメリカで製作されたドキュメンタリー映画。このタイトルはモーターサイクルを楽しむ事を奨励する意図で製作された映画で本来のタイトルは MOTORCYCLE SPORT AND THE MAN WHO RIDE ON ANY SUNDAY. である。映画の一場面では3人の男が砂地のデューンを楽しそうにオートバイを駆るシーンがある。Steve McQueen はオートバイ好きな俳優である事は知られている。そして他の2人、Malcom SmithMert Lawwill は共に当時プロのチャンピオンライダーであった。砂地を気軽に走っている様に見えるが随所に高度なテクニックを駆使している。約50年前に製作されたこの映画は時代を超えてオートバイの持つ楽しさを今も伝えている。日曜日は生きていれば誰にでもやって来る。休日の過ごし方、つまり今週の晴れの日曜日の過ごし方、ON ANY SUNDAY の在り方を模索する機会となる。

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春 ICHIBAN

2018年04月18日 | ロクマル日記

 寒暖を繰り返すニューヨークの4月。ロクマルのチョークを引かないでエンジンが始動出来る様になる事が春の到来を告げるサインである。日照時間が長くなり今日はアフター5に少しドライブを楽しんだ。信号の少ない道を選び遠回りして帰宅する。モクレン、サクラ、レンギョウの明るい花が咲き誇り、森の湿地には緑の気配が漂っている。運転席の窓を全開して夕方の空気を誘い込む。春一番は冬開け時に最初に感じる南風だが、こうやってランクルの窓を全開して踏み込むアクセルワークと共に吹き抜ける春の風を感じる時、それは僕とランドクルーザーにとっての春 ICHIBAN である。なにより、春の風を感じて喜んでいるのは僕よりもランドクルーザーFJ60なのである。

 

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1980 Nissan Patrol G60

2018年04月15日 | VINTAGE CARS

 

 1959年から1980の約20年に渡って生産された Nissan Patrol G60。写真は現在アメリカの市場に出ているセカンドジェネレーション型の1980年 Nissan Patrol G60 RHD である。ステアリングホィールやブルーのアルミホィールはオリジナルパーツではないが、車体全体は美しくセミレストレーションが施されている。もしも、目の前をこのG60が通り過ぎたとしても多くの人々はこの車が何かを認識する事は難しいであろう。それ程にアメリカでは目にする機会の少ないクルマである。

 

  この車体は右ハンドル。当時、日本、インド、南アフリカで生産が行われていた。これはオーストラリアから来たのであろうか? 当時のアメリカではDatsun の名で販売されていた左ハンドル車であった。ワンオフで製造したのかどうかは分からないが新しいソフトトップと、前後バンパー、更に現在ティストのマッドタレーンタイヤが好く似合っている。

 

 ランクル40系やランドローバーのシリーズが現在も世界で活用されている事を思えばG60もスポットが当てられていないだけで現在も世界で活用されているはずだ。Datsun レストアラーの友達が世界の特定の地域ではDatsunの新しいアフターマーケット部品が流通し続けていると語っていたのを思い出した。

 

  走行距離は67500km。ノーマルを維持しているがほぼ全てにおいてオーバーホールが施され、消耗品は交換されている。エアコンシステムも稼働する極上整備車である。

 

 人が触れる部分はアフターマーケットパーツが組まれている。使用する事を重視した選択であろう。フロアーを除いた室内パネルとドアの内側はオリジナルペイントであろうか?車体は元々錆が少なかった一台であったのであろう。

 

 1960年代ではなくて1980年の最終モデルであるが、フロントウィンドウの上から下がる3本ワイパーは特徴的だ。これはフロントウィンドウの下に空気口が有る故に上部に装備されたのであろう。夏はサイドのソフトトップを捲り揚げ、フロントウィンドウ下の空気口を開け、三角窓を斜めに立てて室内に風を導入する。室内エアコンの普及において走行風を活用した室内の熱を逃がすマニュアル的循環装備が今日のクルマは全て消滅してしまった事を残念に思う。...このモデルは3速であったが。

 

 1962年にオーストラリアの Simpson Desert を一番最初に横断したのがこのG60であった。今の時代においても砂漠を走るなら、あえてこんな四駆で走った方が絶対に面白いであろう。希望販売価格は約2500ドルである。FJ40が人気を保っている背景はそのティスト(持ち味)であるが、G60もそのティストを持ち得ている。

 

 

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67%の増加

2018年04月13日 | PICKUP TRUCKS & 4X4

 待合室にコンスーマーレポートが置いてあった。最新の4月号は自動車に対する評価の特集でありページをめくってみた。その中に面白い記事があった。2008年から2016年における約10年間で大型ピックアップトラックの所有に対する女性登録者が67%増加したという記事。もはや大型ピックアップトラックは男の乗り物では無いという事を数値が示している。その理由を探ると快適性の向上と燃費の向上という2つの要素がある。燃費においては2007年がターニングポイントであった。例えば、フォードのF-150は2007年までは常に燃費が14マイル/ガロン前後でありメーカーからは燃費を改善しようとする空気は無かった。しかし2007年を境に燃費が改善され続け、現在は19マイル/ガロンである。乗用車に比べると決して燃費は良くはないが、それでも燃費改善を意識したメーカーの姿勢が見える。大型ピックアップは乗り心地においてはセダンの比では無くゴージャスそのものである。メーカーとしても利益率の高い大型ピックアップを普及させたい意図がありその展開は順調に進んで行っている感がある。上の写真は2019年型 Ram-1500 Kentucky Derby Edition、大型ピックアップ市場という激戦地帯を勝ち抜く為にクライスラーが投入する最新モデルである。過去10年間メーカーは女性の顧客を取り込む事を意識して商品を発展させてきたかどうかは分からない。女性の登録者が増えたのは偶発的な結果だったのかも知れない。あるいは以前は極端に女性の登録者が少なかっただけなのかも知れない。何れにせよピックアップトラックに魅力を感じるのはもはや男性だけでは無い。ピックアップトラックは今日女性の嗜好を惹き付ける対象であると感じている。

 

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未舗装道を楽しむ為にスポーツカー

2018年04月12日 | EXPEDITION

 アラスカ州の中央部に Fairbanks という街が有り、そこから北に向かって The Dalton Highway という Supply Route (Alaska Route -11) と呼ばれる未舗装の道が有る。その道はGateway to the Arctic (北極圏への入り口)とも呼ばれ414マイルの道は北極海に至りその最北端は Deadhorse という小さな町に至る。ガイドによると5月の終わりから9月の初旬までがベストなドライブ期間でありクルマは勿論、オートバイや自転車などで北極圏を目指す人が絶える事無く挑戦を続けている。もしも、あなたに時間と金があって The Delton Highway を走って北極海を目指す機会が有ったとしたら、いったいどの様なクルマで走ってみたいであろうか?

 

  BBC Top Gear が最近発売したアドベンチャー特集号に2015年の夏に Mazda MX-5 (ロードスター)を駆ってこの The Delton Highway を走った男の記録がアーカイブとして紹介されている。BBC Top Gear のページには沢山の写真が有ります。 

 未舗装地、しかも長距離で給油所の間隔が244マイル(394キロ)ある様な道には装備を整えたランドクルーザーが相応しいとは誰もが思う。しかし、夏の期間を走り抜けるならばロードスターは正解であろう。スポーツカーがスポーツカーらしい走りが出来る環境であり、なにより冒険的である。スポーツカーであえて未舗装な道に挑む。そこには四駆では味わえない楽しみ方も有る。Top Gear ではそういった姿勢を広く紹介している。スポーツカーの有り方はもはやアスファルトの上だけで示されるものでは無い。未舗装地を走る為にスポーツカーを手に入れるという考えを持つ人々も静かに増えているのではないであろうか?

 

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ATV

2018年04月10日 | PICKUP TRUCKS & 4X4

 テネシー州の郊外の商業地区で沢山目にしたのが ATV (All Terrain Vehicle) の存在である。当地ではバスフィッシングやハンティングなどのアウトドァーアクティビティが盛んで、それに伴う道具として ATV を扱う店が多数存在している。広い敷地にはCAN AM や HONDA 等の複数のメーカーと、目的と用途に合わせた多数の機種が並んでいる。ATV は広い牧場や農場等の仕事の現場でも普及し実用の道具となっているのが今日のアメリカである。ATV が普及する以前は市販の四駆やトラックを使用して対応していた仕事の需要も今では少なくなりつつあるのではないだろうか? しかし、 ATV は正式に公道を走る事が出来ないので使用場所は限定的である。それでも、クローラーやバギーの領域に浸透するアメリカ版全地形対応軽自動車である。近年、冬季のニューヨーク周辺では雪掻きに活用されているのをよく見かける。アメリカの地方や郊外ではその存在はもはや否定できない存在である。オフロードの領域や捉え方も ATV の活用によって変化しつつある現実を直視して行きたいと思っている。

 

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振動させてみる事

2018年04月08日 | OVERLAND VEHICLE

 オーバーランドやイベントなどに自らの四駆を駆って出かける時、その為のモディフィケーション等の装着の完了が出発の直前(ギリギリ)まで及んでしまう事がある。即ち新しいパーツを装備してそのパーツや取り付け具合をテストする事無く本番に臨む状態。それは、時として予期せぬ事態が発生する。OUTDOOR X4, Issue#25 誌でコラムニストの Jonathan Hanson 氏は自身の周辺で起こった経験を伝えている。

 新しく装着したFJクルーザーのスペアタイヤキャリアーの一部の溶接が千切れた。フェンダーが外れた。バッテリートレイが緩んで遊びだす。ショックアブゾバーのマウントが緩む、等。また自身も苦い経験をしている。ランドクルーザー60にアルミ製ルーフキャリアーとルーフテントを装着して未舗装地を走行していた時にルーフから異音が聞こえて来た。ランドクルーザーを停めてルーフを確認するとルーフキャリアーを乗せる一本のヒンジに亀裂が入り折れていた。ダクトテープをぐるぐるに捲いて応急処置を行い走り出した。暫くすると再びルーフから異音が発生、確認すると別のヒンジが折れており他のヒンジにも全て亀裂が生じていた。ルーフラックを支える6本のヒンジが全て折れてしまったのだ。これは部品そのものの耐久性に欠陥があったのである。

 これらのトラブルを起こした原因は Shake (揺れ)であった。平地での走行では起こらない事でもオフロードでの揺れは車体にトラブルを発生させる。足回りに手を入れたら常に閉め増しの確認をするとはよく聞くが、新しくモディフィケーションを行った後には必ず部品や取り付けのテスト走行を行う事が大切である。そのテスト走行とは具体的に一定の時間未舗装地で車体を振動に晒す事なのである。モディフィケーションパーツの信頼性とはそのブランドが持っているものではなくて、あなた自身が試した上で持つものなのである。

 

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4月の雪道

2018年04月07日 | ランクル ドライブ

 ニューヨークの冬はもう終わりだと思っていたら今週は再び積雪があった。夜中から降り出した雪は日中の昼過ぎまで降り続き辺り一面銀世界に覆われた。雪の日の公道ではランクル60走行はFRである。坂道の登りの途中でバランスを失って滑らない様に慎重に運転していたら友達の駆る新車の Honda Civic のハッチバックがクラクションを鳴らして悠々と追い越して行った。恐れを知らない奴だと思ったが、こちらはFR、シビックはFF。ランクルは30年以上の骨董品、シビックは2017年の新型。新しい車の方がコンピュータの制御もあり少ない量の雪道では有利なのかも知れぬ、と思ったりした。しかし、積雪のある路上では最新のLexus SUV が道を飛び出して前部を潰していたり、VWのセダンが意図せぬ180度のターンを見せたりしていた。雪道はやはり怖いのである。雪道をゆっくりと走行していると後ろから追いついて来る後続車に煽られているのではないかと感じる時がある。しかし、そこで気持ちに圧力を感じてアクセルを踏み込んではいけない。自身が安全を感じるスピードで走り続ければ良いのである。自らが駆るランクル60の前方にゆっくりと慎重に走る車があったとしても、あえて車間距離を縮めない。そういった姿勢が雪道走行時の正しい気配りの一つなのだと感じているからである。

 

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ランドクルーザーを所有 (ing) するという事

2018年04月05日 | ロクマル日記

 街の自動車整備工場のメカニックに、ランドクルーザーの鍵とスペクターオフロードのカタログを渡してエンジン周りの修理の依頼をしてから今日でちょうど一ヶ月が経った。街の自動車修理屋はレストレーションを専門にやっている訳ではなく、クルマのオイルチェンジやパンクその他多数多種の作業に毎日追われている。よって、それらの作業の合間でいいのでエンジンのヘッドを開けてオーバーヒートのトラブルの原因を追求して欲しいという依頼を出していた。電話では連絡を取り合っていたが今夜は久しぶりに工場に入院中のランクル60に会いに行ってきた。ランクル60は約2週間に渡って工場の一角のリフトを陣取りボンネットが開けられエンジンのヘッドを外されていた。メカニック曰く、忙しくて作業は迅速には進まないが、他の車の修理作業依頼は全て外で行ってきたとの事だったので非常に申し訳なく思った。修理はパーツの劣化、磨耗、寿命、錆、接触、等の課題を一つ一つ突き詰めていくので時間が掛かる。何時、直るのか等の口頭約束はない。ひょっとしたら直らないかも知れないというリスクもある。修理費が一体いくら掛かるのか等の心配要素も有る。しかし、一台の30年以上前に生産されたランドクルーザー60が再び甦って快適に路上を走るという事は意味の無い事ではない。その意味はこうやって話題が続いている事にある。クルマの所有というのは形容で表現するのではなくて、進行形 (ing) での表現こそがしっくりくる。こうやって修理の過程を待つ時間というのもランドクルーザー60に乗るという事。即ち、ランクルライフの一つのページなのである。

 

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自分自身を信じるという道

2018年04月01日 | 日記

 長い冬が終わり春の訪れを待つニューヨークに帰ってきた。早速、自転車のタイヤの空気を充填しトレーニングに出かけた。コースの一部に Henley Hudson Road というハドソン河に面した崖の壁を抜ける起伏に満ちた道がある。この道の一部は冬季間は閉鎖されその距離は約7マイル(11キロ)に及ぶ。崖の壁を抜けるこのルートの閉鎖中は落石、倒木、陥没等の事態が起こっている。この柵を越えてルートを抜ける事は何があっても全て自己責任なのである。この道の閉鎖期間にこの道に入る時にいつも思う事は、自分自身を信じられるか?という問いである。自身が行ったマシーン(自転車)の調整、体力、スピード配分、パンク修理、アクシデント対策等、全ては自身に掛かってくるのである。このルートの別名を “自分を信じる道"と僕は勝手に呼んでいる。自分を信じる事が出来なければ閉鎖された柵の向こうに挑む事は出来ない。柵を越えて走行途中に何があっても応変に対応する自分であるべきという事を忘れてはいけないという事だ。この覚悟があればちょっとしたアドベンチャー気分が味わえる。冒険心というものは無鉄砲で無責任な印象があるが突き詰めて行くと何処までも自分を信じる求心である。その為の準備、想定、を繰り返しそれでも予想外の事は起こる。その想定外、予想外の対応力の為に必要な要素が幅広い知識と体力なのである。今日も閉鎖されたコースを全力で走破した。風はまだ冷たいが背中には汗をかいた。ただただ気持ちよい走りであった。

 

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