ここに一冊の雑誌がある、コンスーマーレポートである。
コンスーマーとは消費者の事である。世間にあふれる自動車や電化製品、あるいは日常品を消費者の立場に立ってあらゆる角度から評価をし(数字化)物の購入時に役立つように と、使命を持った雑誌なのである。さてこの4月号は車についての特集であった。
ではさてと、ページをめくってみれば、FJクルーザーの名前がよく出てくるではないか...。
まずはVisibility(視界)、ワーストカテゴリーです。
FJクルーザーの視界
太いフロントピラー、助手席の前の下と、後方の視界が確認しにくい...かも。
Avoidance maneuver (走行中にとっさ的に障害物をさける事)はこのクラスで最悪。詳細な試験の模様は解らないが...。
大きな障害物を乗り超える事は逆に高い評価だと思うのだが...どうだ?
価値や価格の面においても過小評価、これだけ悪く言われるとこのデーターを疑いたくなる。きっと評価する審査員がエコカーや静寂なセダンに慣れた固定観念をもったインテリなおかた方ではないかなー?
まあ、更に悪い評価を受けているのがジープラングラー様ですが...。ああ可哀想だ!
何処からどう見ても過小評価を受けるような車ではない。実際にオフロードを走るための設計思想がまーったーく理解できないコンスーマーレポートの方が、ああー可哀想だ!って思うわ。(失礼)
総合評価は8位です、(ベスト8)悪いほうから...。
クライスラージープもけちょんけちょんですなー、ラングラーはFJクルーザーの半分の数値評価か...あんなに面白い車がですよ。(苦笑)
これらの数字を見てコンスーマーレポートの評価はエコカーも四駆も一緒の評価基準で数値として示しているようである。示された数値に対しては全く無視する訳ではなく、逆に弱点、弱さを知っておく事は大切である。
データーを逆に見たらいかがであろうか?そこで見えてくるものがある。
即ちレポートで評価が悪いとするSUV車は実は乗ってみて面白い車だと言う事だ。現在の車は昔の車に比べて面白くない?と僕は勝手に思っているが、その面白くなくなった理由の一つがこういった数値を意識した車作りだと思われる。即ちメーカーはよりよい数値を得るために車の面白さを犠牲にしないといけなくなるみたいなところがあるんではないだろうか?逆にジープラングラーなどはそんな数値は最初から無視して、走り、楽しさを追求している姿勢が見える。実は人気の秘密はそこかも知れない?FJクルーザーにはそういった数値評価の束縛から離れてトヨタが信じる楽しさや走りを追求し続けてほしいものだと願っている。
ところで、このように評価されているジェイクル君に感想を聞いてみましょう。
まったく気にしてない、という表情です。
おそれいりました。
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