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急行特急は行く…

急行特急THが、気のみ気のままに形創るブログ

読んだ漫画、尾崎かおり著『神様がうそをつく』

2014年09月08日 02時09分22秒 | 急行特急TH発2007年→2019年5月1日AM11:59
表紙にひかれて買った、尾崎かおり著『神様がうそをつく』(講談社 2013年)。
どこかにあって、どこかにあって欲しくはない話だった。
表紙絵の二人の恋物語でもそれはあるが、それはハッピーストーリーではなくて、こんなかよ、と言う結末を迎える。二人が死別すると言う訳ではないので、そこはまだ幸せと言えるかも。
育児放棄に両親の離婚に死別と、言葉にすればそれは物語の上ではありきたりな話ではある。そんな事にめげずに生きる姿もまた物語の中では有りがちであり珍しい話でもないが、育児放棄に離婚と子供がほぼ望まぬ話の中で、生き抜く姿が描かれるその訳は?と私は思ってしまう。強く生きよ――と言うやさしくも無責任なところさえある言葉で片つけるのに私は抵抗がある。
そんな中で不意に思い出すのが先日、この記事この記事で紹介した↑『おおかみこどもの雨と雪』の母親の花の事。2つの記事で書いたが、諸々の事情がありつつもよく育児放棄してないでやってのけたなと改めて、物語上の事ながら、凄いと思う。母、花がこ子育て継続を動機づけたものは一体なんだったんだろう。
一方で、今回取り上げたこの物語に出てくる両親の離婚と育児放棄を受けたヒロイン役のキャラクターが幼い弟と共に懸命に生きようとしたその動機も気になる所。しっかりもの、と、親に言われたその一言がヒロインを支えていたようだが、これまた物語ながら大したもの、と思えるばかり。
いざ活字にしてみると書ける事が少な、と思いつつ、この物語『神様がうそをつく』の中では、夏休み期間の話がメインで、生涯忘れることのない時になっただろうと私は思う。それは良い意味でである。諸々の事情はありつつも、主人公もヒロインも良い時が過ごせた。夏休みだから出来る話でもあり、物語だから出来る話でもあるけれど、いいじゃない、そんな思い出もありだと私は思う。

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