久々に何か良いな、と思える漫画に出会った。川瀬夏菜著『ガーリッシュシーズン』白泉社 2007年。
未来に希望を託して進み行く「恋する想い」があって、力強さを感じる。
4人姉弟の末っ子であっても長男な主人公。良いように姉さん達に弄られても、しっかりとした力強さがある事が凄いなと思った。 何ヵ月か前迄『放浪息子』と言う深夜アニメがあった。女装好きな主人公だったがしっかりとした「意志」があった。今回の作品もまた、しっかりとした「意志」があって、決して、「ヘタレテは居ない」物を感じ、こう言うのが現実にあったら良いなと思った。
意志、それは「男性としてのもの」とここでは書いておくが、普通に異性に恋して成長していく姿は、物語として私は好きである。それは30になっても何一つ成長出来ていない自分の憧れがそこにあるから、なのだと思う。