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Mind Feeling 0929-1 「私のオススメ本」(トラックバック練習板より)

2007年09月29日 01時03分25秒 | 急行特急TH発2007年→2019年5月1日AM11:59
 9月28日たまたま「トラックバック練習板」で「オススメ本を教えて」というのがあったので、さっそく私も書いてみたいと思う。
 とは言え、8月2日も書いているが、
本来本は、「読みたい」という気持ちにかられて読むものなので、なかなか難しい所ではある。また、読書の趣向のマニアックなので、もう入手出来ないものもあると思うが、ご容赦頂きたい。小説だけではなく、マンガも含まれている事もご容赦頂きたい。あー趣味がばれる...(汗)
 

1.リザテツナー著『黒い兄弟(上、下)』
  (ベネッセ または 福武書店 1995年)
2.『ロミオの青い空』(竹書房 2004年 作者不詳)
3.島田 満著『ロミオの青い空 脚本集』(ブッキング 2004年)
 
※何れも同じ話である。10台の時の名作として、今も、色あせていない。
  世界名作劇場の晩年の作品であったけれど、主人公ロミオ
   (『黒い兄弟』ではジョルジョ)とその周辺の人間関係の色濃さは、
   充分に表れているし、主人公が煙突掃除の仕事を通じて成長していく
  姿とそこで生まれた友情がこの作品の醍醐味。
 1と2が小説で、3は、その名の通り「脚本」を1冊の本にしたもの。


4.ひぐちアサ著 『おおきく振りかぶって 1~』
  (講談社 2007年 続編あり? 9月現在第8巻まで出ている)
  
※しょっちゅう話してきたものなので、繰り返しになってしまうが、
  野球を自信を無くしていた主人公がチームの人間達にささえ
  られて、成長していく所なんかが見所である。

5.ひぐちアサ著『ヤサシイワタシ #1、2』
  (講談社 #1が2001年、#2は2002年)

※主人公 芹生ヒロタカの大学生活の部活「写真部」を中心に描かれた
  恋愛コミック。だが、読んでいくと結構切ない…。
  地元の古本屋で見つけたマンガ本である。
   

6.松岡 裕太著『友達のままじゃいられない』
  (プランタン出版 2000年)
7.松岡 裕太著『君の本気にかなわない』(プランタン出版 2001年)
  
※実は2つとも「ボーイズラブ」の作品である。よって、 「耽美小説」
  である。
  けれど、6の方では、「友達」と「恋人」の狭間で主人公達が悩み
  ぶつかったりするけれど、全体を通じてみると、2人の「切ない想い」
  がある。主人公の津元海兎が「恋人」になってもいいけれど、そうなって
  しまうと「友情」が薄れてしまうのではないか、と「畏怖感」が現れ、
  恋人役の大高真吾は「友達」を越えた「恋する想い」を海兎に
  よせてしまい、それに「畏怖感」を持つところが、切ないと思う。
  結構、恋愛より、友情に熱い話な気がしている。
   
  7.は6.の主人公海兎の双子の弟(一卵性双生児の設定)、陸耶
  の恋愛ストーリー。陸耶は、性別関係なくモテルのだが、その所為か、
  つきあいの浅い「恋愛」しか経験がない中で、本気を恋愛をしてみたい
  と思っている所に、泉川 京に告白され、付き合い始めるも途中で壊れ
  かける。京は、ずっと陸耶との関係を繋ぎとめておきたい、と思っている
  ものの、陸耶は「真剣な恋愛なんて自分には出来ない」と言い出して
  突き放そうとする。そんな過程の中で、「自分は、真面目な兄や京と
  違ってちゃらんぽらんで、要領の良いずるい人間なんだ」という事を
  悩み始め、それを解決してあげるのが京で、最終的に2人は結ばれ
 ると言う面がつよく描かれている様に思う。

8.柊あおい著『耳をすませば』 集英社 1990年
9.田中正雅著 柊あおい原作 『耳をすませば』1995年

※8.がコミックで9が小説である。映画化されて有名な作品
    となった。本を通じて、主人公が後の恋人となる天沢聖史
  を知り、出会っていく過程が見所。
  ちなみに、映画版では、2人は結ばれはしても、離れ離れ
  になる「切なさ」があるので最後の告白のシーンがすごく感慨
   深いものになっている。

10.やぶうち優 著『水色時代 1~7』(小学館 1991年~1994年)
   
※全てコミックである。これを知ったのは、私が中学1年か2年だった
  頃にテレビ東京でアニメ化されて放映されていた作品。
  幼馴染の恋愛ストーリー。見所は、学校生活に友達付き合い、
  進学に関する事等を盛り込まれている中での「恋愛」。告白の仕方
  なんかも、結構ドラマティックで充分に見ごたえがあると思う。
  しかも、主人公の小学校6年の終わりから中学3年を卒業するまでの
  話を順を追って描かれているので、内容の濃い話であるので、はまり
  易さは高いと思われる。

11.小泉真理著『ジンクホワイト』(祥伝社 2007年)

※東京駅の書店で偶然見つけたコミック作品。
   美大を目指す主人公が、ある時、美術科の学校から普通科の高校
   へ転校し、そこで後に恋人となる人物に出会い、恋愛が始まる。
   作者が美大の出身である為か、かなり、「絵を描く」事についてや
   美大受験用の予備校である「画塾」の存在を示し、そこでの話も
   かかれている。
   途中で、少し切ない恋愛になっていくけれど、最後は割かし
   「ハッピーエンド」になるという感じである。

12.青海 圭著『水色のプレリュード』(講談社 1997年)
13.青海 圭著『百万回のI LOVE YOU』(講談社 1997年)
14.青海 圭著『16ビートで抱きしめて』(講談社 1998年)

  
※3作品とも小説であり、続編である。
   タイトルからも解る様に、これも「ボーイスラブ」であるけれど、
   「友情の話のが色濃い」ものである。
  主人公昆布谷禄一郎が高校でバンドを作っていく話である。
  その過程で、ヒロイン役でギター担当の海棠飛鳥と知り合い
  キーボード役にボーカル役が現れ、バンドとして成立して行く。
  (因みに、主人公はベース兼ボーカルをこなすが、後にベースへ。
    ドラムスは、主人公の友人が担当する。結構、音楽に関する話も
   色濃い)  
  
15.桑田乃梨子著『一陽来福』(白泉社 1999年)
   
※コミック本である。
  高校2年で子持ち主人公。しかも、妻には先立たれている設定。
  その主人公に、昔から思いを寄せていた1人の同級生女子が
  告白し、恋人同士になっていく話。そこに、主人公の子供は1歳が
  からむので、結構、微笑ましい面も多い。

16.桑田乃梨子著『月刊1年2組 1~2』
   (白泉社 1993年~1994年)

 ※コミック本である。
  そのタイトルの通り、主人公が高校の1年2組に所属し、そこで展開
  される話。友情と恋愛(主人公達以外)模様が描かれている。一応
  恋愛ストーリーになる。ココという見所はないが、最後まで読み通す
  と見えてくるものがあると思う。

17.桑田乃梨子著『卓球戦隊ぴんぽん5  1~2』
  (白泉社 1992年~1993年)

※コミック本である。
  タイトルの通り、高校生主人公が「卓球部」を作るぞ!と意気込み
  部として成立していくまでの過程が描かれている。
  主人公にはないけれど、脇役には「恋愛」がある。
  その脇役が、『おお振り』に出て来るある人物に、雰囲気がちょっと
   似ている。

18.桑田乃梨子著『おそろしくて言えない 1~4』
  (白泉社 全て1992年)

※コミック本である。
   オカルト系な話であるが、笑いが一杯という感じの話である。
  主人公が、「不運大王」という異名を持ち、災難ばっかに遭う。
  その全ては、主人公に憑依している悪霊の所為だと脇役である
  御堂維太郎(ミドウイタロウ)は言う。彼は、霊媒師が持つ能力を
  宿しており、不運にまみれた主人公を救う事は容易いのだが、
  意地悪な性格なので、主人公が自分に頭を下げて、霊の存在
  を認めれば、除霊してみせると言うが、主人公は断り続ける。
  その内、主人公は御堂の妹に恋をするが、2重人格で片方は
  乙女チックで主人公に好意をよせるが、もう片方は兄に近い性格
 なので、主人公をいじめまくるが、最終的には結ばれる事になって
 いるが、それを「ハッピーエンド」として良いかは、その人の判断
 による。

19.桑田乃梨子著『男の花園 1~4』(白泉社 1998年~2000年)

※コミック本である。
 作家になりたい願望を持つ大学生の主人公が、無理矢理男子で
 結成された「新体操部」に入部させられる。理由は、彼の身体的
   能力を認められた事による(大学のキャンパス内にある建物から
  物が落下してくるのを華麗なる新体操系な動きでかわす)。
   しかも、大学で知り合い、恋をしてしまった同級生の女の子は
  その男子新体操部の部長の妹で、新体操部に入らないと妹の
  交際は認めない!と迫られる。
  決して、ボーイズラブにはならず、最終的に主人公がその女の子と
  結ばれていく過程と部活を中心とした大学生活が描かれている。
  主人公以外の登場人物の人間関係(特に恋愛)も色濃くあるので、
  見所満載である。

20.桑田乃梨子著『真夜中猫王子 1~2』
   (白泉社 2000年~2001年)


※コミック本である。
  ある日、好きなクラスメート(男)に告白して断られた女主人公が、
  王子様に変身する。話を訊くと、王子の世界でクーデターが起こり
  、その影響で王子達とかかわりの深い仲間達が主人公達の世界
  に同じように昼間はネコの人形で動けず、夜だけ動ける半分ネコ
  な人間になるという状況なっていき、その人達を探し出し、彼らの
  国へ帰してあげる手伝いをする話。
  話の過程で、告白した男子クラスメートの主人公は距離を少しづつ
  つめていき、「恋人に近い」状態になって、話は閉じるけれど、その
  出会った王子かも「告白」される結果になり、どちらかを選ぶかまで
  は描かれていない。

注)桑田乃梨子氏の作品はすべて、古本屋で入手している。
   『おそろしくて言えない』は、初め、2003年に白泉社文庫から出て
   いる上下本から読み始めている。

21.渡辺祥智著『銀の勇者 1~5』(白泉社 1998年~2000年)

※コミック本である。
   今年になって古本屋で入手した。
  「銀」というランクの勇者になった主人公が、魔法使いになった
   幼馴染に再会する事から話は始まる。
  当初、主人公の旅の目的は魔王を倒す事と最高ランクの「金」の
  勇者になる事であったが、幼馴染が魔物達を味方につけている
  事をしり、ショックを受けるが、魔物は人間という自分の心の中にある
  「畏怖感」や「罪悪感」等を写す鏡であると言うことが解り、主人公は
  「金」の勇者になる事を諦め、幼馴染と共に魔物達を味方に
  つけていく。
  後に、幼馴染の前世事やそれを巡る事件が起こり、それに巻き込ま
  れていく話。

22.久美 沙織著 『小説 ドラゴンクエストⅤ 天空の花嫁 1~3』 
  (エニックス 全て2000年)

※これも古本屋で見つけたものである。
  タイトルの通り、テレビゲーム『ドラゴンクエストⅤ 天空の花嫁』で
   発生するイベントを一部加筆の上でノベライズ化した作品。
  読んでいくと、ゲーム以上の面白みがあり、主人公を中心とした
  周辺の人間関係とゲーム発生のイベントがありありと書かれていて
  読みこたえは充分にある。

23.原作ジェームス・M・バリ著 『ピーターパンの冒険』
   (竹書房 2005年)
     
※『ピーターパン』を世界名作劇場で発表した時の話を小説化した
   もの。原作と一応最初と最後位はそろえられているが、加筆されて
  いる面が多い。例えば、ダークネスという老魔女にルナという少女が
  登場するが、これは原作には無いし、白い鏡に黒い鏡なんかも登
  場しないので、パロディー小説みたいな感じである。
  以前も書いたが、この作品、多分観ていたのは小学校の低学年
   だと思うが、相当はまっていた覚えがある。何が良かったのかは
  この本を読んでもあまり思い出せないが、「冒険物」が好きだった
   事によるものと推測されている。

24.鷺沢 萌著 『少年達の終わらない夜』(河出書房新社 1993年)
     
※以前も書いたので、繰り返しになるが、私が書店の片隅にあった
  「河出文庫」のコーナーで、初めて誰にも薦められずに手にした
  所謂、「小説本」である。
  読んだのは、手元の本が95年の9月発行された第13版なので、
  恐らく中学2年の頃だと思う。
  何が良かったのは解らないが、多分、自分の手で見つけた事に
  優越感を覚えただけなのしれない。
  中身は、10代の晩期(18~19)と20前後(22位までか?)の少年
  達が主人公として登場していく。恋愛もあり、友達関係の話もあり
  読んでいて、人間の肌の温かみみたいなのがあるように思う。
  バブル期の頃の大学生間際と大学生になったばっかりの頃の
  生活というのは、まさに「ばら色」だったのではないか…と思う。
  人と人との距離が、恋愛を差し置いても、近くて、温かいものが
  あったんじゃないかと思う。そこに惹かれたのかもしれない。

25.鷺沢 萌著 『スタイリッシュ・キッズ』(河出書房新社 1993年)

※ある大学生の男女の恋愛の話である。
   手元にあるのは、1996年の12月の第12版なので、
  中3年の晩期に読んだ事になる。受験生だった筈なのに
  私は何をしていたのだろうか?
  舞台が自由が丘を中心に始まり、実際、今年のなって、
  この作品の地に行ったりして、確かに小さな「喫茶店」が
  多いな…と思ったりもした。
  これも何が良くて読んだのかは解らないが、多分、これだ!と
  思って読んだ作品なんだろうと思う。
  この2人の恋愛は、最後は破綻して終わるのだ。主人公は
  彼女に振られるのだけど、読み様によっては、
  「バブルの終わり」、「夢の終わり」みたいな感じなのかな
  と思ってみたりする。切ない話ではある。
 
   
26.鷺沢 萌著 『ハング・ルース』(河出書房新社 1995年)
  
※これは、手元の本によると1995年の初版なので、おそらく
   中学1年の頃に読んだ事になるが、この24~26の作品、
   まとめて地元の普通の書店で購入したような記憶もある。
  中身は、3部構成で今ではざらになっているフリーターの女性
  (20位?)主人公が、ある日、風邪を引き、街中で倒れてしま
  う。それを、「フェイス」と呼ばれる男性に救われるのだ。
  後に2人は同棲していき、フェイスがヤバイ仕事(麻薬がからむ
  ようなもの)に手を出している事が解り、そこで何かのトラブル
  がおき、一緒にいられなくなるというような話とそのトラブルが起
   きる前と思われる同棲生活の時代のクリスマスの出来事が書か
   れ、最終章では、フェイスが街中で倒れた主人公を助ける前の
   話から始まり、彼女を見つける所で話が終わるものである。
   そんな話のどこに、当時の私が魅力を感じたのかは解らない
  が、でも「楽しかった」「面白かった」と思える何かがあったのだ
  と思う。でなければ、最後まで読む事はしなかった筈であるし、
  記憶にも残っていない筈である。

27.山田詠美著『ぼくは勉強が出来ない』(新潮社 1996年)
         
※これは、間違い無く中学時代に手にした作品である。
  多分中2の頃だったと思う。
  高校生主人公が、進学か就職かどうするか…に迷う時の
  出来事が書かれた作品である。一番最後の章では、主人公
  の小学校時代の話に戻る。       

  「色のない写真がある。そこに、赤インクの雫が落とされた」

   というくだりが178ページにあるのが印象的である。この本の
   最終章は大学センター試験の国語の問題に出題された
   記憶がある。
  おおよその話は8月2日に書いた通りである。

28.三田誠広著『いちご同盟』(河出書房新社 1993年)
        
※タイトルに惹かれて買ったような気がする。
  東京の世田谷区等にある地名が登場人物に割り振られてい
  のが特徴である。
  高校進学で、音楽科に行くかそれとも普通科に行くかに迷う
  主人公(彼はピアノが得意で母親がピアノの講師を個人で
  やっている)は、普通科を選ぶ過程とある日知り合った野球
  部の人間と知り合い、その恋人とも言える病気の少女に出会
   う事も盛り込まれている。

29.宮部みゆき著『ブレイブストーリー(上)(中)(下)』
   (角川文庫 全て2006年)
        
※映画で観たので原作も…という事で読んだ作品。
   かなり上映されたものは、原作の良い所取りだったんだ
  という事が解ったけれど、なかなか楽しい話であり、やっぱり
  ウルっと来てしまった。

30.高橋亮子著『風いろ日記』  (双葉社 2000年)
       
※コミックである。
  地元の古本屋で買った本である。
  中身は、絵を描く事が大好きな少女の小学校6年から中学1
  年の間の出来事が書かれた作品。一応、恋愛ものになりそう
  だが、友情色も熱い。

以上、30作品が私が薦められそうな本である。

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