【無農薬野菜くるりんふぁ~む】~畑と元野犬たち~

愛知県の知多半島で、農薬・化学肥料・除草剤を使わず、丁寧に育てたお野菜を販売。ひとり農業と元野犬たちの日記。

空3周年🎉 出会いから今までのBest Shot📷✨

2023-01-29 | うちの子記念日~保護犬を迎えたときのこと~

3年前の1月31日、野犬だった空は、うちの子になりました。

出会ったのは5年半前。

野犬時代から、今までのBest Shot📷です😊

2017年 初めて近くで写真を撮らせてくれた日。

2018年

2019年

2020年

うちの子初日。

成犬の野犬を、家庭生活に慣れさせるという事は

想像をはるかに超えて大変だったけど

今となっては良い思い出✨

2021年

2022年

2023年

うちの子記念月スペシャルおやつ(豚スペアリブ)☆

ふたりとも夢中になって即完食しました。

先日の初雪⛄に、ふたりとも大はしゃぎ💨💨💨

これからもずっと

わちゃわちゃ元気でいてね💕

空のうちの子記念動画もYoutubeにアップしました。

<野犬との出会い~家族になるまで>


空2周年 🎊 ~ 保護犬について知って欲しいこと

2022-01-28 | うちの子記念日~保護犬を迎えたときのこと~

寒さに強い空くんですが、最低気温が0℃前後になり、ようやく寒いと感じたようで、ホットカーペットの上でゴロンするようになりました。

そして遂に初ストーブの前へ。

でもその後、寒い廊下に出て涼んでいました。

「はぁ~涼しい~」

ストーブの前はちょっと熱かったみたい。

でもホットカーペットは気に入ったようで、最近はコウと並んでぬくぬくしています。



さて1月31日は、空が我が子になって2回目の記念日です✨

空を畑のビニールハウスで保護して以来、そのハウスに空が入ることはありませんでした。

あの時のことがトラウマになっていなければいいな、と思いながら、あえて空を中に誘ったりしませんでしたが

最近、外が寒いとコウがハウスの中に入りたがるので、試しに空も誘ってみました。

リードをつけて誘導すると、やはり入口で拒否しましたが、少し強く誘導したら、意外とすんなり入りました。

初めは少し不安そうでしたが

コウがまったりしているので、空も少しずつリラックスして

天気が良くポカポカのハウスの中で、みんなで一緒にお昼寝しました!

トラウマになっていなくて良かった😊

そして空はこの一年で、人に対してとてもオープンになりました。

それは、犬が好きで能動的に近づいてくる人ではなく、空がいる側で自然体で穏やかに、飼い主と立ち話をしてくれる人が沢山いたことが(オヤツのおじさんの存在も)空にとって安心につながり「多くの人間は穏やかで安全で友好的」という新たな価値観を持つようになったのだと思います。

保護当初、私と立ち話をしていた人が突然大きなジェスチャー(両手を振り上げた)をし、隣りにいた空がパニックったこともありましたが…😅(その人とは滅多に会いません)

空もコウも、知らない人から注意を向けられると警戒しますが、ふたりを気にせず、私と話をしている人には、少しずつ近づいて興味を示すようになります。

そうやって時間をかけて相手を観察し、ある程度この人は安全な人間だと判断すると、徐々に懐いていきます。

なので、散歩中に突然、知らない人から「犬に触っても良いですか?」と聞かれたことがありますが「この子たちは元野犬でビビリで初めて会った人は警戒するので」とお断りしました。

わんこは常に今を生きているので、過去に怖い経験や嫌な経験をしていても、良い経験をたくさん重ねることで、新たな価値観に塗りかえることが出来る。

なので、人間に対して恐怖心のあるわんこ達には、できるだけ多くの人と「穏やかで安心していられる経験」を積んで欲しいなと思います。

最後に、元野犬・保護犬について多くの方に知っていただきたい事があります。

以前、動物病院の入口に向かって嫌がる空を誘導していた時、中から獣医さんが「大丈夫よー!」と言いながら小走りで近づいてきたので、とっさに「来ないでください❗ 」と言ってしまい(それ以外の言葉が見つからない)そのあと「中で待っててもらえますか?すみません💦」とフォローしたのですが、その後しばらく診察室に来てくれなくて気まずい思いをしたことがあります😥(その獣医さんは優しくて良い方です)

先日実家に帰った時も、初めての場所で緊張し警戒しているコウと空を誘導しながら、玄関に入ろうとしたところで、奥から母が小走りで向かってきたので「来ないで❗ 中で待っててくれる?」と言って、引き返してもらいました😓

元野犬やビビリの保護犬にとって、たとえ飼い主が一緒でも、入ったことのない(or 慣れていない)建物の中に入るのは恐怖です。(どんなに人に懐いても、その恐怖は大なり小なり一生ついて回ります)

それだけでも怖いのに、中から知らない人が小走りで向かって来たら、猛烈に怖い😨のです。

個体によっては、保護して間もない子は特に、怖すぎてパニック(我を失い暴れる)になる場合があります。

野山の生活で鍛えられた筋肉を全身にまとった元野犬が、我を失ったら、普通のペット犬ではありえないほどの強い力と瞬発力で暴れ、必死に逃げようとします。

最悪、飼い主さんが体ごと引っ張られ転倒、骨折、そして犬は逃走…😱なんてことも起こりうる。(そうならないよう、事前に対策をしている方がほとんどかと思いますが)

ちなみに万が一、パニックになった時は、両手で出来るだけ短くリードを持ち、尻もちをついて体を丸め、じっとして、犬の動きが収まるのを待ちます。

「保護犬」という言葉はかなり普及していますが、元野犬など「人間界が未知と恐怖の世界である犬」の存在や行動パターンは、犬好きな人たちにも、獣医さんにすら、ほとんど知られていないのかもしれません。

飼い主も、ビビリの元野犬であることや、その場で起こりうる事を予測し、前もって周知しているつもりなのですが、それがなかなか伝わらない…😥

歓迎してもらえたり、協力しようと思ってくださることには、とても感謝しています。

ですが、繊細な状況の中で犬を扱っている時は、飼い主も少なからず緊張していて、周りの人の行動に対して、安全を確保するために、とっさにキツイ言い方をしてしまうことがあります。

もし、保護犬を誘導している場面に居合わせたら、苦労しているように見えても(それなら尚のこと)、犬に近づくとか、「おいで!大丈夫よ!」など声をかけたり、間違っても手をたたいて呼ぶことは、どうか避けてください。

犬が緊張・興奮している時に、知らない人が近づいたり、大きな声や音を立てると、恐怖をあおりパニックを引き起こし、それが事故につながることもあります。

なので、そういう場面では、飼い主が犬を誘導するのを(時間がかかってご迷惑かもしれませんが)少し離れた所から静かに見守るか、その場から離れて頂けると大変助かります。

それでその時に、犬をうまく誘導できなかったとしても、時間をおいて再度トライするとか、別の日に出直すとか、方法はあるので、そこは飼い主さんのスキルと判断になるかと思います。

どうか多くの方に保護犬・元野犬についての理解が広まり、沢山のわんこと人が幸せになります様に🙏✨

 

🐾 空との出会いから、保護し、うちの子になるまでのお話しはこちら

🐾 家庭犬としての生活に馴染むまで、その後の記事はカテゴリー「野良犬から家庭犬へ 空の話」でご覧いただけます。

🐾 コウと空 - YouTube でも日々の様子を配信中です。

 

 


コウ6周年🎊 ~ わんことの意思疎通

2022-01-21 | うちの子記念日~保護犬を迎えたときのこと~

1月16日、コウが我が子になって6年が経ちました✨ 早いな~😌

この6年の間に、コウは沢山の人間の言葉を覚えました。

好きな言葉: さんぽ・ごはん・おやつ・おなかすいた?・ナデナデ・かぼちゃ・おいも・たべる・ウマい・そと・おりこうさん・かわいい...etc

嫌いな言葉: しごと・うるさい

コマンド: Sit・Up・NO!・マテ・ヨシ・おいで・もどれ・どいて・ダメ

その他: お水・ちがう・こっち・ひとんち(人の家)・チッチ・さてと(何かが始まる)・ねんね・おうちかえろ・おでかけ・くるま...etc.

なので、これらの言葉を組み合わせて「車に乗ってからお散歩するよ」とか「これから仕事だから待ってて」とか「そこはひとんちだから入っちゃダメ」とか文章で理解できます。

そして、分かった上で、分からないフリもできます😑

ちなみに、空もコウが知っている言葉は同じくらい理解していて、コウを通して理解するので学ぶのが早いです。

愛犬と良好な関係を築いている飼い主さんなら皆さん同じと思いますが

ふたりとの意思疎通は、基本的に私が日本語で、ふたりは犬語でやり取りしています。

私が言葉と同時に発するエネルギーや意思をふたりが読み取っていて、更に音としても言葉を理解することで、より具体的に伝わっている気がします。

ふたりの意思は、表情やボディランゲージとテレパシー的なものを、私が総合的に読み取っている感じです。

ちなみに私は幼少期から、この方法で犬と会話をしていました。

当時(小学生の頃まで)は初対面の犬の気持ちが分かったので、今よりも犬語が理解できていたと思います。

大人になって、たまたま見かけた犬に近づいたものの、その子の気持ちが分からず吠えられて、すごくショックを受けた記憶があるので、犬語も他の言語と同様に、常に使い続けていないと、感覚が鈍ってしまうらしい。

いつも甘えん坊で、お花畑なワチャ男のコウですが、時には意外と繊細で、母さんのイライラが続くとお腹を壊してしまったり(反省😔)、空をかまっていると時どき遠くから寂しそうに見ていることもあります。

コウは空よりも私の影響を強く受けてしまうので、自分自身の心の安定も含めて、コウの気持ちが不安にならないように気をつけています。

ガラスのハートのコウちゃんよ、大好物のお芋さん食べてもっと強くなろうね🍀

最初はかわいくチビチビ食べてるけど、どんどん加速してこんなんなります⇩

妖怪イモ食い~ベロリンチョ😄

記念日という感覚があまりない私ですが、うちの子記念日には、ふたりの存在の大きさと、限りある時間を改めて感じ、幸せと切なさと、何とも言えない気持ちになります。

ふたりとも毎日元気で、仲良しで、可愛くて、母さんが大好き💕

そんな毎日の何気ない小さなひとつひとつの事に、丁寧に幸せを感じていたいなと思います🍀

これからもずっとみんな元気で仲良しでいようね🌈✨


空 1周年 野良犬との信頼構築 ~ 保護犬と先住犬の駆引き?

2021-01-29 | うちの子記念日~保護犬を迎えたときのこと~

空を抱っこして、おうちで体重測定できました 23.7kg。

今のところ、抱っこできるのは毎日体を拭く狭い場所のみ。他の場所で抱っこしようとすると拒否します…

ま、そうだよね…焦らない焦らない。

1月31日で、空がうちの子になって1年が経ちます。(その時の記事はこちら

まだ一年しか経っていないのか~

たった一年の間に、あまりに沢山のことがあり過ぎて、なんだかずっと前のような気がします。


(2020.1.31 うちの子初日)

空はとても賢く、穏やかな子ですが、私に対して一度だけ唸ったことがあります。

今から2年半ほど前、空がうちの畑に通ってくるようになって半年くらい?の頃

空にあげたドッグフードを食べ終わって、コウにあげたものまで食べようとするので「ダメ!」と言ったら、すごい低い声で唸られました。

しかも、元もとコワモテで般若みたいな顔してるし😅、ドスのきいた声なのでメチャクチャ怖い💦

しかし、ここでひるんでは舐められる!と思い

「アタシがあげたもんだよ!なんでアタシが唸られなきゃいけないの?」と言うと

空は「あ、たしかに…」という顔をして引き下がり、その後、私に対して二度と唸ることはありませんでした。

その後も、畑の畝の上を歩いてはダメ、畝を被覆しているトンネルで遊んではダメ、隣の畑に入ってはダメ、など教えました。

すると、空から「なんでそんなに怒るの?オレのことが嫌いなの?」という問いが返ってきました。

少し離れてふてくされている空の隣に座って、まじめに話をしました。

「あのね、怒ってるんじゃないんだよ。ここでは母ちゃんの言うことを聞かないといけないの。母ちゃんがダメって言ったことは、やっちゃダメなの。空がダメなことをしたから、ダメって言ったんだよ。空のことが嫌いなわけじゃないの」

空はじっと私の話を聴いていました。

そして「分かった?じゃぁ行こう、おいで」と言って、私がコウと遊び始めると、すぐに空も加わってきました。

「うちの畑(私の縄張り)に居たかったら、私の決めたルールに従うこと。その代わり、ごはんをあげるし、危険から守ってあげる」というメッセージを明確に示すことは、空と共存するうえでとても大切なことでした。

その後も空は畑に通ってきて、反抗したりすねることもなく、私の指示に従うようになりました。

空はとても理解力が高く、多くのわんこが物事を「点」で捉えるのに対し、空は「過去→現在→未来」という「一連の流れ」で物事を捉えて理解している様で、同じことを何度も注意する必要はありませんでした。

 

空とコウは、初めて会った時からとても仲が良く、親子のような関係でした。

それは、空がうちの子になった今も変わりません。

でも、空がまだ家庭環境に慣れず、試行錯誤していた期間に、ふたりの関係は微妙な変化を繰り返していました。

まず初めは、空がうちの子になって間もない頃、家の中で空がコウに吠えて脅かし、おやつを横取りしようとしました。

その時、私は空を叱り、その後、空はコウに対して少し遠慮するようになりました。

しばらくすると、今度はコウが空に対して、少しバカにしたような態度をとるようになったのです。

例えば、散歩中に少し高くなった堤防の上を歩く空に、コウがわざと体当たりして空を突き落とす。空はされるがまま。

何度か繰り返すので、「危ないから止めなさい!!」と、かなり厳しくコウを叱り、その後やらなくなりました。

たぶん無意識ですが、ふたりして母さんはどっちの味方なのかを探り、自分の味方なら自分が優勢だ、とでも言うような感じ。

常にではありません、日々の大半は、お互いを思いやって仲良くしているのに、時々そういう駆引きのような事をする。

私の答えは「私にとってふたりは平等。もしくは、劣勢の方に味方する」です。

そうすることで、皆が安心して平和に暮らすための秩序を教えました。

でも、本当はふたりとも私が出すべき答えを知っていて、私がどう反応するかを、無意識ながら試していたのかな、という気がします。

だから、みんなが平和に安心して暮らすために、和を乱した方を叱ることは、叱られた方との信頼関係にもつながる、と思っています。

コウも空も、とても素直で良い子ですが、やはり犬ですから「群れの平和」を保つために、正しい判断を下し、導き、行動する「リーダー」的存在が必要です。

シーザー・ミラン(世界一のドッグトレーナー) いはく

「動物は、精神的に安定していて、自信をもって穏やかに意見を主張する個体を、リーダーと認めて従う。精神的に不安定な個体をリーダーとして従うのは、人間だけだ」

確かに!😆リーダーになる器じゃないのに役職についてしまった人、結構いますよね。

空とコウと生活していると、リーダーとしてあるべき姿を、常にふたりから提示されている気がします。

ふたりに、そのあるべき姿へと導かれているような感じ。

子は親を育てるという事なのかな。

なかなか思うようにいかず、時どきイライラしちゃうけど、ふたりの良きリーダーになれるように頑張ります🍀

 

~ いつもこのブログを読んで、空とコウを見守ってくださっている方々へ ~

ブログを始めた当初は、週に1~2回の投稿で閲覧が数回でしたが、ゆっくり少しずつ増えて、今は毎週1000回を超えるまでになりました。

特に去年の後半に増えたので、空の記事がきっかけで読んでくださるようになった方も多いのかな。

きっとここに来る方は、わんこに対する思いを共にする方々なのだろうなと嬉しく思っています。

ポチパパさんの動画で空を知り、コウとくるりん共々応援してくださる方々がいることも、とても有難く思っています。

引き続き、空とコウの日々の様子を綴っていきますので、皆さまの笑顔や癒しにつながれば幸いです。

これからもどうぞよろしくお願い致します🍀

 

空が保護直後にお世話になった「ドッグスクールポチパパ」代表の北村さんが本になりました!

「どんな咬み犬でもしあわせになれる 愛と涙の“ワル犬”再生物語」

出版社 : KADOKAWA

電子書籍(kindle版)もあります。

アハハ!😆 ギョエー!😱 ジ〜ン😢 フムフム🙂が盛りだくさん!

スゴイ実績の持ち主だけれど、かっこ悪い所も失敗談も包み隠さず書かれているところも、とても良かったです。

挿絵もすごくいい味出してる!

犬が問題行動をする理由と解決法、犬と幸せに暮らすためのヒントがいっぱいで、わんこのパパママに超~おすすめです!


コウ5周年

2021-01-16 | うちの子記念日~保護犬を迎えたときのこと~

今日はコウのうちの子記念日🎂

今年は忘れませんでしたよ✌️(去年は忘れてた😅)

毎年、この時期はコウがうちに来る前の写真(譲渡元の保護主さんから頂いた)を見返します。

口の周りが真っ黒でかわいい😍

何度見ても良いものですね😊

そして、うちに来てからの写真も。

生後4か月。

知らないおばちゃん(私)に捕って食われるんじゃないかと、怖くて怖くて震えていたコウ。

毎日が「初めまして」状態で、毎朝、私を見てぶるぶる震えていました。

コウは、抱っこしても暴れずに震えて固まるだけだったので、朝晩1時間ずつ、抱っこ&マッサージをして、一緒にリラックスする時間を設けました。

よく即興で「コウちゃん🎶コウちゃん🎶かぁわい〜ね〜🎶」とか適当に歌っていたのですが、人間の子どもと同じで、ちょっと嫌な事をする時も歌を歌うと、なんとなく楽しくなってリラックスしてくれました。

そうして時間をかけて、少しずつ色んなことに慣れて、その度に喜びをくれながら、コウのペースでゆっくりゆっくり親子になりました。

当初、コウを迎え入れる時、譲渡元の方から「コウのお母ちゃん」と呼ばれることに、実は少し違和感がありました。

コウを見て、とても愛おしい、可愛いとは思いましたが、自分としては「飼い主」という感覚だったので

「お母ちゃんって言われても、産んでないし…っていうか犬だし💦」という感じでした。

でも、毎日少しずつ私を怖がらなくなり

そのうちずっと私を目で追うようになり

抱っこしながら一緒に居眠りするようになり

少しずつ環境にも慣れていき

怖い事があると私に頼るようになり

毎日の生活を共にして

気がついたら、不思議と、自分を「母ちゃん」と呼んでいました。

あぁ、親子ってこうやってなるのか、と思いました。

勿論、出産して生物的に母親になるのが一般的ですが、血縁関係がなくても、種を超えても、親子になるっていうのはこういう事かと、なんだかとても納得したものです。

 

今日は特別なことは何もしないけど

毎日毎日コウのことが大好きだし

いつだってコウは、母ちゃんの一番の愛息子だよ💗

今月のごはんは、コウと空の大好きな砂肝と人参のソテーと

コウが大好きなサツマイモ(空は興味なし)のトッピングです。

何も言わなくてもお座りして待つ「優等生コウ」。

「はよくれ」


コウ うちの子記念日

2020-01-17 | うちの子記念日~保護犬を迎えたときのこと~

2020.6修正

4年前の1月16日、コウはうちの子になりました。

野犬の子で、生後1か月ほどで保護され

ボランティアさんのおうちで生後4か月まで

沢山のわんこ達と楽しく暮らしていたのに

突然、知らないおばちゃんの家に連れてこられて

怖くて怖くて、ひたすら怯えていた日。

お目めを三角にして縮こまるコウに

「怖いよね、ごめんね」と言ったあの日・・・

その記念日を

すっかり忘れていて、夜になって思い出しました 

いや~まぁコウには、日にちとか記念とかの概念がないので

忘れたからって拗ねたりしませんけど。

それよりも普段、長い間パソコンに見入って

コウをほったらかしていると

「ちょっとーそっちばっか見てないでコウも構ってよ

と、グーグー文句を言います。

コウにとっては、記念日よりも毎日が大事。

畑で私の手が空くと、すかさずやって来て目の前に座ります。

背中を撫でられたい

こんなことされるのも

とにかく、かまってこねくり回されたい

そして、一緒に遊びたい

棒の引っ張りっこ~

未だに(たぶん一生)人への警戒心が強いので

母さん限定です。(←保護っ子あるある)

そして毎日の楽しみといえば、お散歩。

この時季、雑木林には小動物の通り道がたくさんあるので

全部に顔を突っ込んで、匂いをかいでいます。

 

そして、ごはん。

カリカリに、季節の野菜&鶏肉のスープをトッピングしています。


(砂肝・キャベツ・大根・人参)

トッピングは季節によっていろいろ。


(手羽先・じゃがいも・ズッキーニ)


(鶏膝なんこつ・空豆・カリフラワー・ズッキーニ)


(手羽先・なす)

わんこも冷たいものより、人肌くらいに温めたものが良いと聞きます。

温かい食べ物ってホッとするよね~

ちなみにカリカリは

「ニュートロ ナチュラルチョイス・チキン」と

「キャネディ オールライフステージ 」を交互にしています。 ←軟便になるので止めました。

そして野菜はもちろん

無農薬・無化学肥料の有機野菜です!(って、当たり前)

お肉はお楽しみ程度にちょこっとだけ。

カリカリフードは完全栄養食なので

トッピングの必要はないのだけれど

コウは基本的に食が細く、やせ型で、運動量が多いのと

母の愛情エキスをプラスしたくてやっています。

なんてったって、ごはんに入れる野菜を種から育ててますから!

そして、ごはんの後は

ナデナデ~ごろごろ~タイム

その後、冬は母さんのベッドの上で寝る。

布団の上にタイヤが1コのっている様なものなので

ひじょーに邪魔ですが(私も丸まって寝ることになる)

とても心が和みます

ちなみに、夏は暑いのでベッドに来ません。

 

こんな毎日がコウと私にとって、とても大切です。

これからもずーっと、こんな毎日を大切にしていきたい。

これから空も加わって、もっともっと温かい家族になろうね

 

そして来週末、ついに空をお迎えに行きます!

来週はマルシェが2回あるし、一週間バタバタしそうなので

今からエネルギーチャージして頑張らねば!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


コウ3周年 ~保護犬を迎えたときのこと~

2019-01-18 | うちの子記念日~保護犬を迎えたときのこと~

今月16日で、コウがうちに来て3年が経ちました。

コウは野良犬の子として

2015年10月に生後1か月(推定)で保護され

保護犬ボランティアさんのおうちで

生後4か月までの3ヶ月間を過ごしました。

幼犬期を、お姉ちゃん犬や他の成犬たちと共に過ごしたので

わんこ界の社会性(挨拶のしかた等)はちゃんと学んでいたし

トイレも90%はシートで出来ていました。

この頃に、私が里親募集サイトでコウをみかけて応募。

 

コウは香川県にいたので、事前に会いに行けず

電話で細かなやりとりをして

「初対面の日」 = 「一緒に暮らす日」になりました。

⇧当日、すごく不安で泣きそうな表情のコウ。

私と目が合うと「コワイ! こっち見ないで!」って

言っているかのように、震えが止まらなかったコウ。

ごはんは、私が近くにいると食べず

でも目を離したすきに、ペロリと平らげていたので一安心。

翌日に出たうんちを見て、感動するほど嬉しかったのを覚えています。

 

翌日から毎日、朝と晩に1時間ほど抱っこして

のんびりマッサージしながら、たくさん話しかけました。

抱っこするときは毎回震えます。

しばらくすると落ち着いて、まったり。

でも次に抱っこするときは、またブルブル震え、一からやり直しです。


そんな日が続き

うちに来て10日目くらいからやっと以下の状態になりました。

・ベッドの周りのもので遊びだす。

・見ていてもごはんを食べる。

・話しかけると、目を見て理解しようとする。


(段ボール箱のふちを噛んで遊ぶのでボロボロ)

そんなある日、驚くべきことが起きました。

外出から帰ると、なんと!

クッションごと箱の外に出ている!!

(↑その時の写真)

遊んでいてちょっとはみ出したのではなく

明らかに、自分でクッションを引きずりだして、レイアウト変更している

少し前から、起きている間はずっと箱から顔を出して

私の行動を観察していたので、箱が邪魔になったのかもしれません。

これを見たときは

「こんなに小さくても、いろんなことを考えて行動しているんだな」

と感心しました。

その後、箱にはいっさい入らなくなったので撤去。


(お姉ちゃんわんこ達の匂いのついたタオルと一緒)

 

その後、2週間が過ぎてやっと

・抱っこしても震えなくなり、少し甘える。

・自分でサークルから出てくる。(が、まだビクビク)

・抱っこして一緒にうたた寝する。

・窓の外の鳥に反応して少し吠える。

 

1か月~1か月半すると

・廊下でひとりで遊ぶ。

・部屋の中をトコトコ歩き回る。(が、私が急に動くと怯える)

・私がサークルに入っても怯えなくなる。(が、正面から面と向かうと怯える)

・サークルの外でくつろぐ。(私が近くにいなければ)

 

生まれたときから人間に慣れているわんこなら

初日から人懐っこく遊んだり

人のあとを追ってくるのが当たり前かもしれませんが

保護犬や、警戒心が強い子にとっては

何てことない事、一つ一つに時間がかかります。

コウはこれでもすごく早い方で

もっともっと時間のかかる子は沢山います。

慣れたと思ったら、また警戒され

距離が近づいたり遠ざかったり

一進一退の繰り返しです。

でも、そうやって時間をかけて一つ一つクリアしていく過程が

「喜びの階段」であり「親子になる」ということだと思います。

 

その後、2か月経過したくらいから

外の世界に慣らせようと

初めてお庭に出たときは、ビビりしょん。

初めて隣のおじさんに会った時も、ビビリしょん。

初めて車に乗った時は、私めがけてちっこジョージョー

初めて病院に行った時も、ちっこ&うんP~で

お医者さんがオムツをつけてくれました。


(ちょっと情けない顔が可愛い)

ちなみに、畑や

 海は

初めての時から全く怖がりませんでした。

人工物に対してとても臆病ですが

自然に対しては、とても心地よさそうにその場に馴染んでいました。

なので、コウのオモチャやおやつは

人間が見て楽しいものやカワイイものよりも

自然に近いものを与えるようにしています。

オモチャは、鹿の角やロープ、畑にあるもの(枝・石・野菜…etc.)。

使ったあとゴミにならないのが良いです

おやつは、かぼちゃ↑・サツマイモ・煮干し・骨・乾燥牛タン皮など

素材だけで添加物がないものです。

全然、写真映えしないけど (笑)

コウが満足して健康でいれば良いと思っています。

 

そういえば当時

「赤ちゃん犬のしつけと育て方」なる本を買ったのですが

あまり参考になりませんでした。

というのも

警戒心のない、ビビリではない子を対象としていて

子犬は「人のあとをついて歩く」とか

「ボールを追う」とか「食べ物につられる」という事を

前提として書かれているのですが

これらすべて、コウには当てはまらなかったからです。

それに

「犬はマズル(口周り)を触られるのを嫌がる」

と書いてあったけれど

コウは逆で、ソワソワ不安そうな時に

マズルを手やタオルで優しく包むと安心していました。

コウがよく自分の前足でマズルを包んでいるのを見て思いついたことです。

(もちろん、他人が触ろうとしたら嫌がると思いますが)

なので

犬を飼うときは、本に書いてあることを鵜呑みにせず

そういう場合もあるのね。と参考程度にして

第一に、目の前にいる子をよく観察し、細かな反応をみて

その子のペースに合わせて (←ここ大事)

おおらかに、柔軟に対応するのが良いのかなと思います。

 

人間と同じかな。

しつけ法とか、教育方針とか、教育理論よりも

目の前にいる子どもをよく見ることが一番大切ですよね。

 

そして、コウが2歳~3歳になる頃に

他人や他犬に対しての反応に、変化が現れました。

それまでは、他人に対してビビリながらも

何をされても、ひたすら静かにやり過ごしていたことが

嫌なことや、不審なことに対して

軽くですが、唸ったり吠えたりして、意思表示するようになり

いつも吠えながら畑の前を通り過ぎる犬に対しては

じーっとただ眺めていたのが

相手が吠える前に、先に吠えて牽制するようになりました。

派手に威嚇することや、噛むことはないし

たいていのことは静かに受け入れることができるので

特に問題とは思っていませんが

反応がエスカレートしないように注意して見ています。

 

ある記事によると

犬の「身体的」な成長が、1歳半位までなのに対して

「精神的」に成熟するのが、だいたい3歳前後で

その頃までに性格の変化があるのだとか。

 

この3年間、コウの成長と共にいろいろなことを経験して

「犬を飼う」ということの責任を実感し

最低限の「オイデ・マテ・スワレ・オテ」ができる事は

コウを危険から守るために

とても重要だということも学びました。

そのおかげで、リードが外れてしまっても、呼び戻すことができるし

コウとの信頼関係は、更に強くなったように思えます。

 

これからも、少し大人になったコウ(まだまだ甘ったれだけど)

と共に、沢山の楽しい時を過ごしたいと思います。

もちろん、コウの大好きな空にぃも一緒にね。

(コウを見る空の優しい眼差しが好きです

 

 

<保護犬を迎えたいと考えている方へ>

昨今、保護犬の認知度が上がり

「命をお店で買う」のではなく

保護犬を家族として迎える方(里親)が増えているのは

とても喜ばしい事だと思います。

しかし「可哀想だから引き取ってあげる」とか

単純に「かわいいから欲しい」といった気持ちで

安易に引き受け

「全然懐かない」とか「言うことを聞かない」

などの理由で「やっぱりいらない」と返したり

ひどいのは、飼育放棄や、再び捨る人もいると聞きます。

保護犬の生い立ちや経験によっては、扱いが難しい子もいるし

里親との相性もあり

そこは引き渡す側のマッチング能力も必要かと思いますが

受け入れる側としては

・自分はどんな子を受け入れることが可能なのか

・「命を引き受ける」ということ

・どんな状況でも、共に前向きに生きていく覚悟があるか

里親になる決断をする前に

一度、冷静になって考え

今の状況では難しいのであれば

思いとどまることも、とても大切だと思います。

そして、里親になったなら

その子と共に「喜びの階段」をゆっくり上りながら

いっぱい愛を注いで

いっぱい楽しい時間を満喫しましょうね!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


コウ2周年

2018-01-19 | うちの子記念日~保護犬を迎えたときのこと~

1月16日でコウがうちの子になって2年が経ちました。

(コウがうちに来た時の記事はこちら

コウを初めて見たのは、保護犬里親募集のHP「ぺっとのおうち」

http://www.pet-home.jp/


(保護犬預かり譲渡ボランティアさんの元でお姉ちゃん犬たちと)


野犬のお母さんから生まれて生後1か月ころに保護され

生後4か月でうちの子になりました。

突然、知らない家につれてこられて

知らないおばちゃんと二人っきりにされて

もう怖くて怖くて・・・泣きそうな顔をしていました。


(うちに来た日。泣きそうなコウ)

元野犬の子についてはよく聞く特徴で、極度のビビリ。

私と目が合うたびに、ギョ!!!とした顔してプルプル震えていました。

そんなコウもいまや

こんなんなりましたYO!(気持ちいいと上を見る癖があります)

 

後に分かったことですが、人や人工物に対してはビビリですが

ほかの犬や、海・林・畑など、自然なものに対してはビビりません。

なので、このビビリは生後1か月までにお母さん犬から伝授された

人間界に対する危機回避のための警戒心なのかな、と思います。

 

さて、2周年ということで「コウが喜ぶこと」をしました。

1. いつもより長い散歩!今まで行ったことのない道を探検する!

2. 大好きなもの盛りモリごはん。

(かぼちゃ&チキン&にぼし&たまご on 白米)

3. タオルの引っ張りっこ。

4. いつもより長めのまったりごろごろタイム。

 

人よりもずっと短い寿命のコウとの限られた時間をたいせつに

たくさんの楽しい時を一緒に過ごそうと思います。

コウちゃんよ You are my angel 

 

 

 

 


コウ1周年

2017-01-14 | うちの子記念日~保護犬を迎えたときのこと~

コウがうちにきて一年が経とうとしています。

(コウがうちに来た時の記事はこちら

野良犬のお母さんから生まれたコウは、生後1ヶ月ちょっとで保護され、保護犬ボランティアさんのおうちで愛情いっぱい大事に育てられ、

 

生後4ヶ月でうちに来ました。

ある程度、識別ができるまで親犬のもとにいたせいか、人間にたいする警戒心が強くて、なかなか新しい環境に慣れず、毎日ぷるぷる震えていましたが、抱っこして話しかけながら、普通のペット犬にくらべると、長いなが~い時間をかけて、うちの子になりました。 

こうして見るとやっぱり小っちゃかったな~体重がいまの半分ほどでした。
毎日が初めてのことばかりで、初めてのお庭、初めての隣のおじさん、初めての車・・・その度にびびりションしてました。
いまだにびびりんちょでたまにチビリますが、だいぶいろんなことに慣れて、ちょっと自信もついてきたかな~

そういえば、コウという名前は、もともと柴犬の女の子を飼うつもり(妄想)で考えていた名前でした。
柴咲コウさんみたいな、ちょっとクールでユニークな女の子のイメージ。
が、実際に飼ったのは雑種の男の子。でもまあ中性的な名前だしカワイイからと、そのままつけました。
すると、「うちの息子と同じ~」とか、「うちの孫もコウなのよ~」とか、子どものクラスメイト、親戚、近所の子などなど、こうへい、こうた、こうすけ、こうき、こうせい・・・と巷はコウちゃんだらけ。
気づけば、男の子につけた時点で、もはやユニークではなくなっていたのでした・・・
まあでも、コウは私にとっては、ユニークどころか唯一無二の存在ですから良いのです!

最初は、私が見ているだけで怖くて震えていたコウも、今では「ねぇねぇ撫でて」と前脚でつついてくるし、いつも側にいて沢山の楽しい時間と癒しを与えてくれます。

こんなに自分を支えてくれる存在になるとは思わなかったから、いまからペットロスが怖いけど、これから一緒にいっぱい楽しい時間を過ごしたいと思います。

まだ1歳だけど、ずっと元気で長生きしてね

「はいよ~」

 

<これからペットを飼おうと思っている方とシェアしたい記事>

いままで考えたことがなかったけど、考えてみればそうだよな~っていう人が意外とたくさんいる様な気がして、多くの人が気づけばペットの世界が変わると思いました。

https://wanchan.jp/osusume/detail/1667