日本株と投資信託のお役立ちノート

株や投信の運用に役立つ記事を探します。
(主に日経,ロイター,WSJから引用。賞味期限の短い記事は今後省きます)

7731 ニコン 3日続伸、1%高 医療本格参入を好感

2015年03月03日 | 18.精密機器
〔15.3.3.日経新聞:マーケット総合2面〕
 ニコン株が2日、3日続伸し、前週末比1%高の1561円で取引を終えた。2月27日の取引終了後に眼科用カメラ世界最大手の英オプトスを約480億円で買収すると発表し、医療関連事業への本格参入を好感した買いが入った。ただ、当面の利益寄与が小さいことなどから積極的に上値を追う動きは限られた。

 オプトスは網膜を撮影する「眼底カメラ」の大手。2014年9月期の連結営業利益は1630万ドル(約20億円)だった。いちよしアセットマネジメントの秋野充成氏は「利益規模が小さいうえ眼底カメラは競争が激しく、中長期的な利益成長を確信できない」とみる。

 ニコンは主力のデジタルカメラや半導体露光装置が振るわず、今期の連結純利益は200億円と前期比57%減る見通し。足元の株価は昨年1月に付けた昨年来高値を2割強下回る。医療関連を新たな成長分野に位置付けるが、市場の関心は本業の収益低迷にある。

 市場予想の来期業績に基づく予想PER(株価収益率)は19倍弱と、キヤノン(15年12月期の会社予想ベースで16倍強)と比べ割安感はない。三菱UFJモルガン・スタンレー証券の宮本武郎氏は「一眼デジカメの販売数量が底入れするまでは株価の本格回復は考えにくい」と指摘する。 

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