日本株と投資信託のお役立ちノート

株や投信の運用に役立つ記事を探します。
(主に日経,ロイター,WSJから引用。賞味期限の短い記事は今後省きます)

4183 三井化学、営業益8割増 4~9月330億円 車向け機能樹脂伸びる エチレン生産の稼働率上昇

2015年07月22日 | 7.化学
(日経7/22:投資情報面)
 三井化学の2015年4~9月期の連結営業利益は前年同期に比べ8割増えて330億円程度となりそうだ。3%減を見込んでいた従来予想から一転して大幅増益となる。自動車向けの機能樹脂の販売が北中米で伸びているほか、エチレン生産設備の稼働率上昇が寄与する。
 
自動車部品向けの原料が好調だ(米オハイオ工場)

 前年同期比で3割超の減益を見込んでいた純利益も一転増益となる。180億円程度と同2.5倍に拡大しそうだ。

 4~6月期の営業利益は200億円超と前年同期に比べて約2倍となったもよう。米大陸での自動車産業の好調を受けて、機能樹脂の販売が増加。バンパーや内装材に使うポリプロピレン自動車材料の増産効果も寄与する。

 海外での価格の安定を受けて化学品の輸出は堅調。国内のエチレン生産は高い稼働率を維持しており、採算改善につながった。為替相場の円安も追い風となって利益を押し上げる。

 自動車関連の「モビリティ」と並んで重点領域に掲げる「フード&パッケージ」では、食品や日用品の包装資材に使うフィルムなどが好調で収益が想定を上回って推移している。同じく強化領域である「ヘルスケア」でも歯科材料やめがねレンズ材料などが伸びる。

 期初には16年3月期の営業利益が前期比24%増の520億円になるとの見通しを示している。4~9月の好調を背景に、通期の営業利益は600億円を超える公算が大きい。現在の中期経営計画では17年3月期の営業利益目標を600億円に置いており、1年前倒しでの目標達成が視野に入りそうだ。


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