努力は必ず報われるぞ

受験生諸君。
センター試験1日目はどうだったかね？

よくできた人もいるでしょう。
あんたはえらい。明日もその調子でがんばれ。

ダメだった人もいるでしょう。
気持ちはよくわかる。おじさんも1日目は散々だった記憶があるぞ。
しかしだ、明日がんばれば挽回できるぞ。

受験にはだ。
最後の最後に大逆転ってのがある。

おじさんの高校時代の同級生に、どうしようもないバカがおった。
・・・バカはまずいか。「親しき中にも礼儀あり」というからな。
よし、敬意を表して彼の事を「デレスケ」と呼ばせて頂こうか。
ちなみに「デレスケ」ってのは栃木弁で「愛のあるバカ」という意味だ。作新学院大学の先生がNHK教育テレビで言ってた。間違いない。明日試験に出るぞ。チェックしとけ。
彼は憎めないキャラのバカだった。正真正銘のデレスケだった。

そのデレスケ、高校3年生夏の模試の偏差値は40であった・・・。
大学入学を目指すにはびっくりするほどの成績である。
しかし彼は浪人だけは絶対にしないと言う。大丈夫、まだ間に合うと。

誰もが彼の浪人を信じて疑わなかったのは言うまでもない。

そうこうしているうちに年が明け、受験シーズンが終わった。
そして迎えた卒業式。
何と彼は受験した大学5校・7学部中6学部に見事合格していた。
決して偏差値の低い大学ばかり受験したわけではない。

あたしゃ思ったね。

こいつ、格好良い、と。

卒業式直前にトイレへ行き、小便を自分のズボンに引っ掛けて大騒ぎしている、普段通りのバカな彼が、その日はものすごく格好良く見えた。
彼は半年間、血のにじむような努力をしていたに違いない。塾にも行かず、ただひとり黙々と勉強し、そして誰もが無理だと言っていた現役での大学進学をやってのけたのだから。

何だかうまくいえないけれど、やっぱり努力した人は必ず報われるんだなぁって。
だからがんばった奴は自信持って明日もがんばれ！！
がんばった分だけ、必ず報われるはずだ。

・・・というわけで、おじさんもお勉強するわ。
医心方巻第二十三。あーわけわかんねー。