ゑの巣

ここでは管理人個人の日々の妄言、妄想、創作などを世に晒しています。ごゆるりと。

答えは所詮答え

2018年10月21日 23時43分50秒 | Weblog
久し振りに友人からの便りがあったが、差出元が病院だった。
とは言え、命にかかわるようなものではないとのことなので、少し安心する。
近く東京方面への用事があるので、差し支えなければ見舞いでもと
思い、場所を調べてみると妙に低いレビューの星が目に入る。
何か問題でもあるのかと思い内容を見てみると、何か書き手の精神の摩耗が
見て取れるような意見が評価を押し下げており、色々察する。

誰も彼もがウェブに己の意見を発信できるようになり、それは誰かからの
目に常に晒されることでもある訳であるが、そんな環境の影響からか、
ネット世界で精神的に疲れ気味の人をやたらに見かけるようになった。
一口に言って、全体的に神経質が行き過ぎた感じだ。
人の目に付きづらいところや、発言における責任が比較的軽い場所で
彼らが発言する分にはまだ良かったが、最近はその辺の垣根が曖昧になり、
業務妨害レベルにまで発展することも珍しくない。

ウェブ上に数多の情報が散らばっている現状は、無限にも等しい可能性と
選択肢をもたらすものであるはずであるが、それを理解できない人たちに
とっては、世の中の数多の物事に"正解"という箍をはめ、可能性や
選択肢といった心の自由を制限するものになってしまっている。

答えとは別に正しいものではないし、一つでもないし、順守すべきものでもない。
どこかの誰かはそうだった。しかし自分はどうなのか。環境も状況も
価値観も思想も同じではないのだから、その時の答えがあり、そのために
判断がいる。そういった判断の力が弱い、もしくは弱まってしまった人々が
ウェブ上で神経質に正しさを主張する手合いなのではないかと思われてならない。

ネットで得る情報は、答えではなくやり方、考え方であると心得てかかった
方が良い。
コメント
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