ゑの巣

ここでは管理人個人の日々の妄言、妄想、創作などを世に晒しています。ごゆるりと。

深刻な経験値不足

2016年10月20日 22時18分33秒 | Weblog
刻一刻と迫る引っ越しの日に対し、着々とは行かない部屋の片づけ
であるが、それでも10年程度にわたり蓄積されてきた神羅万象(お菓子部分)
や靴などはかなり廃棄できた。靴だけでも45ℓポリ袋に満杯になる位の
量になったので、改めてこの歳月の重さを思い知る。あと、神羅万象チョコは
腐らないということも知った。現在発掘された中で一番古かったのは2章1弾の
チョコ(2006年4月発売)であったが、見た目上の変化がほぼなかった。
10年経ってなお節操なく甘い臭いを発している割に虫も沸いておらず、
食害された形跡もない。アレは一体なんなのかとうすら寒い気分になる。

その他、屋外に出しっぱなしのペットボトルの外側のラベルがきれいに風化して
跡形もなくなる(ホット用のものはなぜか風化していなかった)ことも初めて
知ったり、おそらくこれから色々なものを発掘する中で、また新たな発見が
あるのだろうと思うと少しだけ楽しい気持ちになる。とはいえ、全体的な
気の重さを覆すにはまるで至らないのではあるが。

そのような状況下では現実逃避が実に捗り、新しい部屋のレイアウトを考えたり、
ついに購入となる(はずである)電子レンジのカタログを眺めたり、新居の
位置をGoogleマップで確認したりしていた。ここで初めて気が付いたことであるが、
新居は今の家と同じく寺と小学校が近い。
生活に何の関係もないが、よくよく縁があるようだ。

あとは住所変更に伴う諸々の手続きをしたり、電気とかウェブなどの解約と
再契約したり、残りの掃除をしたり、考えるだけで憂鬱になる。
周りには結構頻繁に引越しをしている人が何人かいるが、今味わっている苦労を
思うと尊敬を禁じ得ない。慣れとか、荷物の量(趣味の差)とかもあるかも
知れないが、アレはそう何度もできることではないと個人的には感じる。

特に契約関連は神経と普段使わない脳領域を使うので、本当に嫌になる。
社会で生きて行くのに必要な事なのは分かるが、精神的に堪える。
というか、こういった社会生活で必要になる知識や技の類を、学校では全くと
言っていいほど教わらなかったのだが、何かしらの教育機関で教えなければ
ならないのではなかろうかと思う。

たとえば郵便物の送り方の"作法"は小学校で習い、今でも大変役に立っているが、
その要領で正しいサインの書き方とか、もろもろの社会生活上における作法を
教えておいて欲しかった。それが無理でも冊子とかにして貰えたら良かった。
一応、高校卒業時に記念品として"印鑑"を貰ったのだが、アレは本当に有難く、
文字通りに重宝しているので、多分向こうも分かっているのだとは思いつつも、
もう少し何とかして欲しいと思う。

今はウェブで大抵のことは調べられるが、圧倒的に実践が足りなくなる。
実践を重ねて経験として実のあるものを積んでいかなければ、色々とどうにも
ならないので、やっぱり(できれば若いうちの)経験だとしみじみ思う。
コメント
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