KONASUKEの部屋

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閲覧注意・ヤマトゴキブリ20210630

2021年08月04日 | ゴキブリ目

ヤマトゴキブリ。
クロゴキブリ(屋内で最も良く見られる黒いゴキブリ)に似ていますが、胸背面が小さい。
野外で生きる能力がありますが、家屋にも侵入します。

別名
コバネゴキブリ
分類:
ゴキブリ目ゴキブリ科ゴキブリ亜科
体長:
♂約25mm、♀約30mm
分布:
(北海道?)、本州、(九州?)
※本州の在来種であるが、近年、北海道や九州でも確認されている。
(故意でなくとも)人為的な持ち込みによると考えられ、今後、定着するか注目される。
平地~丘陵
成虫の見られる時期:
4~9月
幼虫で冬越し(1~2回越冬)
エサ:
様々な動物の死体や腐植質、菌類、樹液など、雑食性
その他:
前胸背板に不規則な凹みがある。
♂は長翅でクロゴキブリに似るが、やや小型で細長く、光沢がやや鈍く、胸背面が小さい。
♀は短翅で、腹部の中央までしかない。
屋内でも野外でも見られる。
クロゴキブリほど重要な害虫ではない。
日本の在来種で、かつては野外から屋内に侵入することが多かったが、クロゴキブリやチャバネゴキブリに押されて、野外で見つかることが多いらしい。
休眠する性質があるため、日本の寒い冬を耐えることができる。
2013年、ニューヨークのハイライン公園で定着が確認された。
広葉樹を中心とする樹林と林縁、寺社林、公園、家屋内などで見られる。
樹上性、林床性、屋内性。
夜行性で、時に灯火に来ることもあるようだ。
日中は木の洞、樹皮裏などに潜んでいる。
行動は敏捷だが、飛翔は緩やかで直線的に飛ぶ。
普通種だが、減少傾向にあるらしい。
単為生殖が可能。
♀一頭当たり平均7.4個の卵鞘を産むという。
卵鞘当たりの卵数は12~16個ほど。
幼虫期間は長く、2度越冬し、羽化まで3年かかる場合もあるという。
幼虫は4~9月に見られ、朽木や樹皮下で休眠して冬を越す。
幼虫は黒色あるいは濃褐色で、胸部外縁が赤褐色あるいは黄褐色。
(クロゴキブリでは全体が赤褐色。)
腹部第6~7節から粘性のある分泌物を出し、肉食性のアリなど外敵から身を守る。
ゴキブリヤセバチ、コアシダカグモが天敵。
参考:
ポケット図鑑日本の昆虫1400①(文一総合出版)
かたつむりの自然観撮記
虫ナビ
昆虫エクスプローラ
アース製薬
名古屋市
ゴキブログ
ゴキブリ列伝
J-STAGE
J-STAGE
札幌市におけるヤマトゴキブリの初記録
ほか

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2 コメント

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Unknown (kazuyoo60)
2021-08-04 06:03:27
赤茶っぽいのをたまに見ます。ゴキブリ団子も作っています。黒いゴキブリなのですね。
kazuyoo60さんへ (KONASUKE)
2021-08-04 06:27:16
コメントありがとうございます。
”赤茶”はワモンゴキブリ辺りですかね?
ゴキブリ団子、我が家でもやってます。
かなり有効ですよね。

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