【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

副代表の喫煙を叱る民主党と、財務大臣の飲酒を見過ごす自民党

2009年02月18日 11時57分43秒 | その他

 それにしても、中川昭一さんの酒をいさめる人はいなかったのでしょうか?

 さて、今回の騒動で思い出したのは、昨秋、民主党の常任幹事会終了後の党本部前路上での光景です。

 常任幹事会を終え、党本部が入居する三宅坂ビル前の狭い路上に出た副代表のPさんが、待ちかまえる記者団を前に、タバコを取り出し、ライターで火をつけました。これは「数分間、取材に応じるよ」という意味合いですから、ありがたいことです。

 ところが、後ろから出てきたもう一人の党副代表の北澤俊美さんがこれを見て、Pさんを後ろから抱きかかえながら、「タバコは体に悪いって前から言ってるでしょ!」といさめました。

 話し言葉というのはそのまま文字にすると伝わりづらいですね。

 「もおぉ、タァバコはにぃ、悪いっ、前からってで しょ

 という感じでした。

 まるでテニスサークルのようなさわやかさを私は感じたのでした。

 なぜ、この光景を見て驚いたかというと、2人は自民党経世会(竹下派)出身だということです。経世会と言えば、金丸信会長が黒いカラスを「白い」と言えば、全員が「白い」と答えると言われたほどの組織でした。

 しかも、P副代表は昭和44年(1969年)初当選、K副代表は平成4年(1992年)初当選で、20年以上先輩、年齢もPさんが上です。

 自民党経世会→自民党改革フォーラム21(羽田派)を経て、新生党結成。
 その記者会見でも、

 

 メモをのぞき込むP副代表(左前)に比べて、K副代表(中央後)はどこか落ち着かないようす。

 しかし、その後、民主党に合流し、日本新党、新党さきがけ、民社党の議員と志を共有。そして、今は3分の2以上の議員が初出馬から「民主党」の旗の下に集ったフレッシュな面々になり、テニスサークルのようなノリも覚えていったようです。

 民主党は言うまでもなく「寄り合い所帯」です。

 経世会の良い部分(政権を担うことにすべてを集中する)は引き継ぎ、悪い部分(ボスが若手にカネを配ることで黙らせる)はそぎ落とされ、あか抜けた。

 日本新党の良い部分(明るくフレッシュ)そのままに、悪い部分(未熟)は反省した。

 民社党の良い部分(政策通で仲良し)は受け継ぎ、悪い部分(のんびりしていて選挙に弱い)は克服しつつある。

 今の民主党は、老壮青男女が一つの志に向かってはばたく維新前の志士のようです。

 それに引き換え、自民党の体たらくは一体どうしたことでしょうか。

 中川昭一さんは前々から「いつか酒で失敗する」と言われてきました。その失敗がよりによって、「G7」です。結果として最悪といっていいでしょう。同僚議員や取り巻きは何をしていたんでしょうか。首相だけでなく、党幹事長、官房長官、志帥会の島村総裁特別補佐、伊吹元財務相らの責任は重大です。

 もはや政権交代の必要性は政権公約マニフェストではなくなってきたようです。

 ちょっと残念な気もします。

確実に政権交代をめざします。
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民主党の石井一「もう来ない」禁煙料理店で“逆ギレ” 健康は意欲と心で作るもの会:ZAKZAK

 「ピンさん」の愛称でも親しまれている民主党副代表、石井一氏(74)。健康の秘訣はタバコ。1日25本を50年以上吸い続けるヘビースモーカーで、「禁煙」マークを掲げる店には絶対に足を運ばない徹底ぶり。「肺の中は真っ黒や!」。

【1日25本】

 世界的な禁煙ブームの中、「タバコは私の最大の健康法である」と言い切る石井氏。「誰がなんと言おうとやめない。これぐらい心休まるものはない」と、禁煙を掲げるレストランには2度と足を運ばない徹底ぶり。

 「食後に一服して、そこで初めて食事のうまさがわかる。帰り際に『食事はいいけど、もう来ない』と言うと、ほとんどのレストランがあとで、『喫煙コーナーを設けました。どうぞお越しください』と言ってくる」

 20歳の頃から1日25本以上吸うへビースモーカー。禁煙を勧める医師、妻にもくってかかる。

 「そんなこと、誰に言うとるねん。俺は50年以上吸っとるんや。だから肺の中は真っ黒。今さらやめて何の効果がある。高い税金払っとるのにつまらんアドバイスは休み休み言え! って。ワイフもこの寒空に、たばこを吸うと窓を開けよる。それでいつも喧嘩ですわ(笑)」

【1000人に1人】

 15年前に胃がんの手術を受けていたことを初めて明かした。だがそれもどこ吹く風。

 「内閣総辞職後、たまたま医者に診てもらったら胃がんといわれ、半分切った。その後、何千人と集まる胃がん患者の前で挨拶し、『食事がどうの、回数分けて食わなアカンなんてことは全然無い。逆に胃が膨れて元に戻った』と言ったらみんなビックリして、医者が『1000人に1人の患者』と言っとった」

 酒も休肝日など関係なく連日飲む。「ビールに焼酎、日本酒、ワイン。なんぼでもいける」とは言うものの「人間ドックにはちょこちょこ行く」。週1回のゴルフと水泳を続け、「国会でストレスがたまるとマッサージにかかり、車の中や就寝前に好きなジャズを聴く。カラオケは『ダンシングオールナイト』が絶品よ」

【お手製「ピンちゃんサラダ」で元気】

 健康食は手作り。

 「新鮮なセロリ、ニンジン、キャベツ、赤や黄色のピーマンにショウガを入れ、しょうゆと酢と調味料で混ぜる“ピンちゃんサラダ”。月に1回は大きな鍋にいっぱい作るよ」

 持論は「健康は意欲と心で作るもの。年齢なんて関係ない。若くても朽ち果てた人間もいれば、年を重ねても青春のごとく高い志をもった人もいる。その典型が私。病気は自分で克服し、タバコと酒は最大の栄養素という信念でやってきた。雑音は一切聞かん。我が道を行くっちゅうねん」

 ■いしい・はじめ 1934年兵庫県神戸市生まれ。甲南大学、スタンフォード大学大学院卒。参議院議員、民主党副代表。上海大学顧問教授。69年衆議院議員初当選(衆議院11回、参議院1回)以後、国務大臣、衆議院政治改革特別委員長、自治大臣など歴任。阪神淡路大震災の被災者として、「NEMIC(国家危機管理国際都市)の創設を提唱する。



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