[写真]マーリー・ブラック庶民院議員、英国議会公式ウェブサイトから。
民主党と維新の党「民維ク」が、被選挙権も、「衆議院で20歳前後以上」まで引き下げる公職選挙法10条など改正法案を、第190回通常国会に提出。仮に成立しなくても、第24回参議院議員通常選挙マニフェストに盛り込むことを、民主党の岡田克也代表が断言しました。
5日の「年頭記者会見」で、「民主党は若者、若者、若者の一年にする」と、安倍首相の「挑戦、挑戦、挑戦の一年にする」との前日の会見と対比して、2016年(平成28年)の二大政党のパラダイムを設定し、その目玉として打ち出しました。
公職選挙法(昭和25年4月15日法律100号)の第10条は「選挙の投票日において、衆議院議員は年齢満25歳以上の者、参議院議員は年齢満30歳以上の者」に被選挙権(立候補権)を限定しています。この条項などを、岡田さんは「20代(前半)の若者が国会議員になれない、首長になれない(現状を変えて)、政治にしっかり参加できる政治をめざしたい」としました。
具体的な年齢は民維クで議論しますが、衆議院は20歳以上となる公算。
英国の事例。昨年5月ではスコットランドで、民族独立党が大躍進し、与党・保守党が1議席、当時の連立与党(現在の野党)の自由民主党が1議席、野党・労働党が1議席のみに追い込まれました。そのとき、「ペイズリーおよびレンフレーシャー南選挙区」で50・9%の得票率で初当選した、マーリー・ブラック候補(議員)は1994年9月12日生まれの当時20歳。1832年公職選挙法施行以降、最年少議員となりました。タイムズ社が出している議員要覧では「選挙時はグラスゴー大学の学生でまゆをつりあげて独立を訴えた」と他の議員よりもスカスカな経歴ながらも、「これから最も納税する議員だ」とされています。
[写真]マーリー・ブラック庶民院議員、英国議会公式ウェブサイトから。
David Mundell failing to answer a crucial question - Will Westminster claw back any top up the Scot Gov provides? pic.twitter.com/OhOwAGHinZ
— Mhairi Black MP (@MhairiBlack) 2015, 11月 10
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David Mundell failing to answer a crucial question - Will Westminster claw back any top up the Scot Gov provides? pic.twitter.com/OhOwAGHinZ
— Mhairi Black MP (@MhairiBlack) 2015, 11月 10
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[画像=動画]デビッド・マンデル・スコットランド担当大臣(与党・保守党)に質問するブラック議員、2015年11月11日、この時点で21歳、人数は少ないものの正式な庶民院本会議。
「日本版ブラック法」といっても、伝わらないし、ブラック議員がここを見たら、なんで漢字・日本語のサイトに私の写真・動画が載っているのか不思議に思うでしょう。スウェーデンの20歳代前半の女性国会議員は、議会内から国際電話を11万円かけたとして党から処分を受けました。とはいえ、日本の常識、世界の非常識であることを少しでも知っていただきたいとの思いで、紹介しました。
「若者、若者、若者!」
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