【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

衆院予算委員に1回生の逢坂誠二さん抜擢 元ニセコ町長

2008年12月20日 08時14分01秒 | 第171通常会(2009年1月~)自民党追い込まれ

[写真は逢坂誠二さん=衆院総務委2008年1月30日(第169常会)]

 第171通常国会(2009年1月5日召集)の予算委員会委員に逢坂誠二(おおさか・せいじ)さんが抜擢されることが決まりました。小沢体制での予算委員への1回生起用は異例です。

 逢坂誠二さんは元北海道ニセコ町長。自治体財政に詳しく、これまでは総務委員会で活躍してきました。第171通常国会は冒頭の2008年度第2次補正予算案の審議から「定額給付金」「地方特例交付金」など自治体財政をめぐる論点で激突することが予想されることから、首長経験者の逢坂さんが起用されたようです。

 予算委の筆頭理事には岡田副代表に替わって菅直人・代表代行、もうひとりの理事には前原副代表に替わって、枝野幸男・衆院決算行政監視委員長が回る見込みです。第169通常国会の「道路特定財源」追及で実績をあげた馬淵澄夫さんは引き続き予算委員を務めます。

 メールマガジン「逢坂誠二の徒然日記」、ブログ「岡田かつやTALK-ABOUT」、「まぶちすみおの不易塾日記」で各々の立場を説明したことで明らかになりました。

 逢坂さんには新旧最年少首長対談(【夢の対談】新旧最年少首長、改革のバトンをつなごう)など、ことし1年、大変お世話になっています。

 当ブログと仲良くしてくれた人は出世する法則発動ですイエーイ(^_^)v

 冒頭の写真の国会傍聴記は↓のエントリーにまとめてあります。
【つなぎ法案騒動】逢坂誠二前ニセコ町長の鬼の形相

 ◇

 逢坂さんはドキドキの予算委初起用をこう説明しています。
(逢坂誠二の徒然日記その826平成20年12月19日号)

(引用はじめ)

 昨日、会議中に「大至急国対に連絡を」とのメモが入りました。何事かと思い、早速、国対に連絡します。

 「国対委員長の山岡です。次の国会は予算委員会が重要で、最強の布陣で臨まねばなりません。そこで逢坂さんにも、ぜひ、委員に加わってもらいます。よろしく、お願いします。」

 こんな話があり、驚いています。私は、暴いたり、攻撃したり等は、あまり得意ではないため、予算委員会向きではないと思っています。しかも、今回は、予算委員のメンバー変更はないと聞いていました。そんな中での、国対委員長からの連絡です。

色々と思いはありますが、国対委員長直々の申し出でもあり、私は、私なりに、私の持ち味が出せるよう、しっかり対応しなければなりません。

(引用おわり)

 野党で迎える最後の通常国会となるであろう(にしなければいけない)第171通常国会。おとそ気分が冷めない1月5日、いよいよ決戦の火ぶたが切られます。

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