【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

民主党代表、政権の具体像を明確化へ 榊原英資さん『政権交代』

2008年04月22日 08時59分36秒 | 第45回衆院選(2009年8月)政権交代

 第45回総選挙で政権交代の可能性が高まってきました。

 民主党政権の具体像が徐々に明らかになってきました。当ブログでも民主党政権の予想像について、組閣人事、道路、年金、医療、農業、子育てなどのマニフェストがどうやって国民の前に具体化していくか、このカテゴリで書いていきます。

「革命的分権」「与党が閣僚補佐」小沢氏が政権構想素案(朝日新聞) - goo ニュース

 民主党の小沢代表が、25日発売の『政権交代』(文芸春秋)に収録される元大蔵省財務官の榊原英資早大教授との対談で、自らの政権構想の素案を明らかにした。近く榊原氏ら官僚OBや経済人らが政策提言会議をつくり、小沢氏は会議の提言を受けて、政権構想を具体化する考えだ。

 小沢氏がこの時期に政権構想を語ったのは、「年内に解散総選挙がある」(小沢氏)との見通しから、首相就任を視野に政権構想を早く固めておくためだ。9月の党代表選での再選戦略も兼ねており、次期衆院選の民主党のマニフェスト(政権公約)に反映させる考えだ。

 『政権交代』は榊原氏の新著で、日本政治における政権交代の必要性を訴える内容となっている。榊原氏は小沢氏とは大蔵官僚時代から親交があり、ブレーンとされる。03年総選挙では民主党政権獲得時の閣僚名簿に財務相として名を連ねた。

 榊原氏は、稲盛和夫京セラ名誉会長ら経済人、福川伸次元通産事務次官ら官界OB、非営利シンクタンク・構想日本の加藤秀樹代表らと共に「政権構想」を提言する会議を近く設立する予定だ。

 小沢氏は榊原氏との対談のなかで、93年に著した『日本改造計画』で主張した「規制緩和」に言及。「この10年ほど市場の開放を進めてきたが、どんどん外資が入ってきて怖くなって、また閉じる方向に行っている。世界から見て魅力がない。資本も逃げて行っちゃう」と語り、必要性を改めて強調した。

 地方分権については、やはり『日本改造計画』で主張した「全国を300の基礎自治体に分割する構想」を踏まえ、「明治以来続く行政制度について革命的改革をやる。政府は外交、安保などの国家的な課題に専念し、あとは全部地方に任せてカネも権限も渡す」と述べた。

 小沢氏は首相がリーダーシップを発揮するために「与党と内閣の一体化」が必要だと訴えてきたが、対談では、今の政府と与党の関係について「都合が悪い時は『党が反対してる』『政府が勝手に決めた』とごまかしている」と批判。「イギリスでは閣僚を補佐する閣外大臣や副大臣ら100人ぐらいが与党から公職に就く。これは絶対やりたい。与党になったら党に別建てで政調のようなものを設けることはしない」と明言した。

 高齢化対策としては、高齢者の農業従事を推進する考えを示し、「最初から農業継げなんていうから嫁さんも来ない。ほどほどの年になってから農業をやればいい。健康にもいいし、財産も残る」と主張した。(松田京平)

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タグ 民主党政権 小沢内閣 政権交代 小沢一郎首相 Ozawa DPJ Cabinet



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