きのう(4月15日)は、“後期高齢者”健康保険導入後、はじめての年金支給日・天引き日でした。
昨夜の報道ステーションによると、国民年金4万円の“後期高齢者”女性が、1000円天引きされた(1ヶ月あたり換算)という。この方、残り3万9000円から、家賃3万円を払うそうです。
年金額あわせて7万1000円の夫婦が3600円引かれた(同)とか。
で、「TVが騒いでいるだけかもしれない」と考えて、一日置いて、全国の状況を全国紙地方版でみてみました。
私の勘は悪いほうに外れてました。
全国の自治体大パニックですよ。
下に引用したのは毎日新聞三重県版。
四日市市の4月15日。
四日市市の人口は30万2000人。高齢者人口は5万7000人。高齢化率は19.0%ですから、「市」では平均的です。
で、この条件で1日に221件電話が来て、92件が「天引き」について。
この数は「パニック」と表現していい数字だと思います。
私の取材経験では、
「S県長期計画の行政評価結果へのご意見募集」は半年で2件、K市の「ドーム球場建設計画へのご意見募集」は13件でした。これは極端に少ない例ですが、他の事例を思い出しても、「パニック」的殺到。
で、1日以降でのべ3,378件。これは異例な数字です。
実は東京23区の半数の自治体はシステム開発が間に合わなかったそうで、天引き開始は10月からだそうです。
そのせいか、昨日はあまり目に見えなかったのですが、これはパニックですよ。
“後期高齢者”の方も“前期高齢者”の方も、「担い手世代」もかなりきついですね。同じ日本国民、なんとか支えあっていきましょう。
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<後期高齢者医療制度>始まる 四日市市、問い合わせ221件/毎日・三重
2008年4月16日(水)13:00
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/region/20080416ddlk24010223000c.html
後期高齢者(長寿)医療制度で年金からの保険料天引きが始まった15日、四日市市には221件の問い合わせがあった。問い合わせ件数は今月1日から合計3378件になった。新保険証の未着も110件あり、市は制度への説明や、転出先を調べて被保険者に届けるなど「真摯(しんし)に対応していく」としている。
問い合わせの内容は、年金からの天引き額や保険料の計算の仕方など保険料関係が42%と最も多かった。続いて「保険証が届かない」「病院でどのような保険証を見せればいいのか」など保険証関係が35%を占めた。
◇
【追伸】
年金は2ヶ月に1回、偶数月の15日支給ですから、次は6月15日。
そういえば同日は通常国会会期末です。けさの産経新聞は「会期延長へ」と報じていましたが。
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