【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

岡田克也・野田佳彦・安住淳・江田憲司・平野博文ら無所属グループで出馬、希望の党・立憲民主党・社民党・自由党・共産党に野党分裂

2017年10月03日 08時46分30秒 | 政権交代ある二大政党政治の完成をめざして

[写真]左から、岡田克也さん、江田憲司さん、安住淳さん、野田佳彦さん、平野博文さん、平野さんは衆議院インターネット審議中継からスクリーンショット。

 岡田克也さん、野田佳彦さん、安住淳さん、平野博文さん、江田憲司さんらは、第48回衆院選を無所属でたたかうことになりました。

 民進党は2日、総支部長全員に1500万円を送金。金庫のお金をとりあえずは、平等にスリム化したといえます。

 枝野幸男さんが立憲民主党を結党し、代表に就任。これで、野党は、希望の党、民進党、立憲民主党、社民党、自由党、共産党に分裂しました。自由党の小沢一郎さんも、衆院選の小選挙区に候補者を擁立せず、無所属で出馬する公算が高くなっています。

 平野博文さんは、前回惜敗率83%で復活しており、無所属のたたかいは楽ではありません。

 岡田さん、野田さん、安住さん、平野さん、江田さんらが、第48回衆院選で議席を得た場合は、無所属グループとして、野党再編のキーマンになりそうです。会派には、立法事務費月65万円が支払われます。民進党では、2003年当時の岡田幹事長提案で、全額、党本部に上納されていました。

 10月22日以降、さっそく、金庫の取り合いになることが予想されており、再来年の統一地方選、参院選まで、動揺が収まらない公算もあります。投票日2日前にも交付され、その後再計算になるでしょうから、民進党の「お金をめぐる冒険」は、新進党を上回る金額の争いになります。

 立憲民主党については、日経新聞や産経新聞の社説がリベラル結集により政策軸が分かりやすくなったと歓迎。一方、岡田さんは「保守とリベラルが共存した政党による二大政党制」が現実的だとの考え方を示しています。

 自民党系無所属の当選者はほぼ全員が同党に追加公認になる見通しで、中村喜四郎さんらが中心になりそうです。

 (現)野党系無所属グループの動きが注目されることになりそうです。

(C)2017年、宮崎信行。



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