【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

【自民党地盤崩壊】山口2区郡部だけでも民主党の勝ちが確定!

2008年04月27日 22時57分40秒 | 第45回衆院選(2009年8月)政権交代
 山口県選挙管理委員会のHPによると、午後10時までに「郡部」での集計が終わりました。
 「市部(岩国市、光市など5市)」の集計はこれからです。

 そして、ナント「郡部」での合計票で、民主党公認(社民党推薦)の平岡秀夫さんの票が自民党・公明党の候補者の票を上回るという“大番狂わせ”がありました。

 見てください。

(届け出順) 自公候補者  平岡秀夫      合計     開票率
郡 計 18,814 18,888 37,702 確定

 平岡さんが1万8888票、自公候補者が1万8814票、平岡さんが74票勝ちました。
 山口2区の郡部には島も含まれています。高齢化率も全国平均より高い。

 これまでの補選ならば、郡部は自民党が圧勝して当然。市部で民主党がどれだけ票をとって全体で逆転できるか?--というのがパターンでした。

 自民党・公明党がこれだけ徹底的に締め付けたのに、郡部で民主党が勝ったことは、自民党地盤が崩壊していることを証明しました。

 もちろん、今回は日本共産党が候補者を立てなかったことに留意しないといけませんが。

 「わずか74票」と思うかもしれません。

 が、郡部は人口密度が低い→情報が伝わりづらい→1票の上乗せは市部の何倍もしんどい作業です。

 逆に一度郡部で勝てば、郡部は堅くなり、次からは大票田狙いの選挙戦略も可能です。こうして“テッパン選挙区”が生まれます。良識ある山口2区が民主党の“テッパン選挙区”になるといいですね。これらはすべて平岡さんの4回の挑戦(小選挙区で3回勝利)の積み上げの成果に他なりません。

 山口2区補欠選挙(福田議員辞職→岩国市長選挙→告示→投開票)に関する一連のエントリはこちらをクリックしてご覧ください。

 自民党地盤崩壊が証明されたことで、福田首相は、解散・総選挙を先送りするでしょう。
 が、先送りすればするほど、自民党の地盤はますます崩壊します。

 進むも地獄、逃げるも地獄。福田自民党丸は阿鼻叫喚の無間地獄の中、難破船さながらの航海を続けます。まあ、国民も地獄ですが。

 いよいよ、政権交代のときが近づいてきました。
 最長で、あと1年5ヶ月の我慢です。

 それにしても、いつだって、日本の夜明けは、長州から始まるんですね。


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