【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

【特別会計】1兆800億円の「治水特会」も穴あき財布じゃないの!

2008年03月06日 07時15分35秒 | 第169通常会(2008年1月~6月)ガソリン国会

 特別会計書を見ていたら、「治水特会」に目がとまりました。

 治水特会は平成20年度、1兆827億円と巨額です。

 特別会計書をお持ちの方は700~701ページを開いてください。

 04「河川整備事業費」41「河川整備事業に必要な経費」に4700億円を計上しています。

 で、この使途の説明で、「4地方公共団体が行う」
 「(6)都市河川改修事業に必要な事業費の一部補助等」とあります。

 「必要な事業費の一部補助等
 これ、ものすごく曖昧な記述ですよね?

 1兆800億円の“家計”の中の4700億円の“財布”の使い道の説明の中に
 「必要な事業費の一部補助等」という記述がまぎれこんでいる。

 高速道路の下に入った川を付け替えて、橋を架け替えて、そこに緑地をつくっても「必要な事業費の一部補助等」。
 啓発チラシやミュージカルをやっても「必要な事業費の一部補助等」ですよね。

 私はこの治水特会というのは、穴のあいた財布に感じます。

 えっ・・・「山がちな日本に治山治水事業は必要だ!」ですって。
 私もそう思いますよ。
 で、それとこれがどう関係あるんですか?

 ※治水特会の現在の正式名称は「社会資本整備特別会計治水勘定



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