岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

厚生労働省政務官 山井和則氏のML(長文)

2009-12-24 21:34:28 | 国民と国会と政治
先日は福山哲郎氏のML紹介をしましたが、今夜は、厚生労働省政務官 山井和則氏のMLを紹介します。
昨日の予算案の大枠決定について書かれています。
この内容がクリスマスプレゼントになった方も多いと思います。

以下転載:

メルマガ読者の皆さん、こんにちは。
今は12月23日深夜2時。相変わらず遅いですが、
今日だけはメルマガを書かねば眠れません。

ついに、予算案の大枠が決定しました。
今日は祭日ですが、朝から厚生労働省に出勤し、
子ども手当て、診療報酬などの最後の折衝の打ち合わせ。

長妻大臣が、藤井財務大臣、平野官房長官、原口総務大臣
と交渉の詰めを行いました。

 まずは、診療報酬本体(ネット)が、10年ぶりのプラス改定。
ネットで0.19%。十分な上げ幅ではないですが、
しかし、10年ぶりのプラス改定。

医療崩壊が指摘される産婦人科、小児科、外科、救急など
の報酬を大幅にアップしました。

過去10年間、報酬が下げられ、
医師不足、医療崩壊が深刻化する中で、
政権交代により10年ぶりの報酬がプラスに転換しました。

「医療が冬の時代から、春の時代に変わった」
と、言えると思います。

 また、子ども手当てについても心配された、
保育予算の一般財源化は見送られました。

 さらに、肝炎医療費助成は、
満額の約100億円の実質増で決着。

低所得の障害者の自己負担(サービス利用負担)も
約110億の予算がつき、低所得者の障害者福祉サービスは、
来年四月から無料になります
(ただし、食費や実費の自己負担は残ります)。

応益負担から応能負担の歴史的な転換です。
自立支援法廃止に向けた第一歩です。

 また、生活保護の母子加算は、
来年4月以降も継続が決定。

さらに、児童扶養手当を低所得の父子家庭
(10万世帯、子どもは10数万人)に支給する件も
来年8月実施が決まりました。

 「命を大切にする政治」「人間を大切にする政治」
「弱者を応援するのが友愛政治」などという
鳩山政権のモットーが実現できることになり、ほっとしています。
満額ではないですが、おおむね予算がつきそうです。

 政治主導とは言われますが、この2ヶ月間、水面下で
財務省と激しい交渉を続けてくださった担当官僚の方々の
「縁の下の力持ち」が、予算の獲得につながりました。

何より様々な予算を削り、これらの予算を作り出すために、
官僚の方々が大変な努力をして下さいました。

 政務三役と官僚の方々との信頼関係や協力により、
今回、予算をある程度、獲得することができました。

 また、今日も晩10時まで政務官室で
新たな課題に向かって打ちあわせをしました。

それは、年末年始に派遣村を必要としない体制をつくることです。
あと1週間。東京都と協力して、宿泊施設を用意して、
年末年始(12月28日から1月3日まで)に寝る場所のない方々の
支援をすることになりました。

明日も朝9時15分から、
首相官邸で「貧困・困窮者支援チーム」(主査が私)の会議を開き、
昨年の派遣村村長でもある湯浅誠さん(内閣府参与)も出席のもと、
年末の年越し対策の打ち合わせをします。

鳩山総理、菅副総理、長妻大臣、原口大臣、福島大臣
も参加されます。

 日雇い派遣の方々が仕事を失い、
一番つらい思いをするのが年末年始です。

民間の方々に派遣村をつくってもらわなくてもすむような大切を
国と地方自治体がつくりたいと考えています。

 以上でメルマガ終わります。山井和則



※昨日の落日。陸橋に上がると西の空に赤い太陽が落ちて行きました。

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