きたネット★環境情報Blog

北海道の環境を守り育てる活動を支援する、「北海道市民環境ネットワーク」事務局から、北海道の環境活動情報を発信しています。

欧州エコツアー2005の報告(6)後木さんから

2005-12-27 | 会員の方からのおたより



ハイデルベルク町並み。
景観を重視するまちづくりが良いと思います。



ハイデルベルク城。



哲学者の道から、カールテオドール橋とネッカー川。
川には水力発電のプロペラが沈められているそうです。



フランクフルト中央駅。
ドイツの駅はどれも石造りできれいでした。
ガラスを使ったデザインも良いと思います。



フランクフルトの路面電車。
市内は歩いてばかりで使わなかったのですが、
これも快適そうです。

NHK「おはようもぎたてラジオ便」1月放送予定

2005-12-27 | 会員の方からのおたより
NHK札幌放送「おはようもぎたてラジオ便」という番組の中の毎週水曜日・午前7時49分頃から、55分頃までの時間帯に「北海道森林物語」というコーナーがあります。これは、きたネット正会員の北海道林業技師会が企画に携わり、 また窓口になって製作している番組です。森林と人の結びつきなどに関する情報を市民のみなさんにお伝えすることを目的として、北海道の森林にかかわる保全活動や研究、ボランティアをされている方のお話をもとに構成されています。

以下、1月の放送予定を紹介いたします。

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1/4「(水)●春先と秋にしか見られないユニークな花
    山下直子(やましたなおこ)さん 
     森林総合研究所北海道支所 森林育成研究グループ
落葉広葉樹林の林床に生育する低木、ナニワズのもつユニークな花の特徴や、一般の植物には見られない生活史特性を紹介し、森林を構成する植物についての理解を深めてもらう。


1/11「(水)●台風災害とつきあいながら森林を経営する
    阿部友幸(あべともゆき)さん 
    林業試験所企画指導部 資源解析科
1年と少しまえ、洞爺丸台風以来50年ぶりに特大の台風が来襲し森林に被害をおよぼした。このことから、短い間隔で森林経営に打撃を与えかねない災害の危険性が表面化。自然の猛威に対してどんな対策を講じていけばよいか課題を紹介。


1/18「(水)●森林整備活動で地域づくりに貢献
    眞貝眞佐喜(しんかいまさき)さん 真貝林工代表取締役
林野庁主催の「平成17年度全国林業経営推奨行事」で、眞貝氏の取り組んでいる森林整備活動や人材育成、木材利用の推進活動が高く評価され、農林水産大臣賞を受賞。併せて、「日本農林漁業振興会長賞」も受賞。これまでの活動経過と、森林・林業を通じた地域づくりへの抱負を伝える。


1/25「(水)●戦前の道内の森林・林業の写真の収集
    西川瀞ニ(にしかわせいじ)さん 
      林業技士(森林環境・森林総合管理)
明治後半から昭和前半までの本道の森林・林業の黎明期から発展期までの歴史を証明する貴重な写真等を関係者の善意により収集。その一部を「道民森づくりネットワークの集い」などで紹介した。その概要と現在の森林・林業の問題について解説する。


欧州エコツアー2005の報告(5)後木さんから

2005-12-22 | 会員の方からのおたより


新型低床路面電車。トラム。
床が低く、乗り心地も快適でした。車いすや乳母車も楽に乗りこめ、ラッシュ時以外は自転車も乗せられます。
中央駅には円筒形の自転車ステーションがあり、自転車からトラム、トラムから自転車に楽に乗りかえられます。



ストラスブール大聖堂。



大聖堂展望台から。



酸性雨の黒いあと。



大聖堂修理。
来年がドイツワールドカップなので、今のうちに修理しているようです。

欧州エコツアー2005の報告(4)後木さんから

2005-12-21 | 会員の方からのおたより


パークアンドライドの標識。郊外で車から路面電車に乗りかえる。



雨水浸透舗装の駐車場。
ごみ埋立地から出るメタンガスと天然ガスによるコージェネレーション(熱と電気の供給)施設。
バーデノヴァ社の職員さんが中を見せてくれました。
日本のごみ埋立地のメタンガスも有効利用したらいいと思いました。
メタンガスは二酸化炭素の20倍の温室効果があります。



黒い森。森林浴が気持ち良かった。



黒い森で見つけた花。



クラインガルテン。1ヶ月1200円くらいで半永久的に借りられる市民農園。
半永久なので、みんな好きに野菜や花、休憩小屋やブランコ、滑り台、池もつくっています。



泥棒が入ることがあるので柵とカギがあります。
電灯禁止、夜は治安が悪くなるので帰ってくださいとのこと。

ラブアース・クリーンアップin北海道2005の報告書ができました。

2005-12-20 | ラブアース・クリーンアップin北海道
ラブアース・クリーンアップin北海道2005の報告書ができました。

各団体にいただいた報告シートの内容を掲載した
「ラブアース・クリーンアップin北海道2005活動報告書-詳細版」(A4サイズ88ページ)と、
2005年の活動をダイジェストで紹介した
「ラブアース・クリーンアップin北海道2005活動報告書-概要版」(A4サイズ8ページ)の2種があります。

今年の活動に参加・協賛・協力いただいた団体・企業・個人のみなさまには、
近日報告書をお届けします。ご覧になった感想・ご意見など
ラブアース・クリーンアップin北海道実行委員会事務局までお寄せいただけましたら、たいへん嬉しく思います。

なお、「ラブアース・クリーンアップin北海道2005活動報告書-概要版」(下:写真)を、ご希望の方にお送りいたします。

ラブアース・クリーンアップin北海道2005実行委員会事務局まで
FAX(011-717-1676)またはメール(lecu@kitanet.org)で、
お名前・ご住所を明記の上、ご請求ください。



なお、今年の参加団体のみなさんの活動につきまして、このblogやHPにて紹介していきます。

欧州エコツアー2005の報告(3)後木さんから

2005-12-19 | 会員の方からのおたより


車に頼らなくても快適に暮らせるように設計された団地、「ヴォーヴァン」。
日常の買い物などが歩いていける団地内で済むように、住居棟の大通側一階部分が店舗になっています。
生活道路は狭く、ループ状で、通り抜けはできません。
しかし、居住者は駐車場を所有しなくてはならない決まりなので、団地の外れに大きな立体駐車場がありました。
手前は雨水浸透溝。団地の屋根や舗装部分に降った雨は、下水とは分離された地上の溝を通ってここに集まり、地下に浸透します。大雨による下水処理場のパンク対策。
みんなが立っているのが、緑化された路面電車の線路。きれいだと思いました。
後ろが停車場。改札はなく、時々きっぷ拝見の係員が来るシステムです。
団地は住民自治によりつくられ、大きな木はできるだけ切らないように設計されました。住居棟の間には子ども用の遊具のある公園、遊具のない自然な空き地、団地の住民交流用の大きなパン/ピザ窯のある広場がありました。



この地域で強い新エネルギー会社、バーデノヴァ社の木質コージェネレーション施設エネルギー会計表示。
上から、地域電力生産。これまでに217Mw時を発電。
熱供給。113765Mw時。
気候保護。4516tのCO2を削減。
資源保護。毎年26000立方メートルの地域の木を有効活用。



太陽に向かって回転する実験住宅、ヘリオトロープ。
寒い日は太陽を追いかけ、可能な限り太陽光を利用。ゆっくりと東から西へ回転、夜の間に東に戻り、暑い日は太陽に背を向けます。
3重の断熱ガラスなどにより、床面積あたり暖房エネルギーの必要量がドイツ平均の8分の1になります。
太陽光発電パネルは家の向きとは無関係に太陽を追いかけ、固定式よりも3割増の発電能力。
この家で使う電力の5倍の電力を発電し、市のエネルギー供給局に売っています。



バス料金表。大人片道1区2ユーロ=280円から、
レギオカルテ(大人1ヶ月地域定期券)41.5ユーロ=5810円。
片道は安くないが、レギオカルテは市内と近郊の公共交通機関が乗り放題。



市場にあった、アジア系立ち食いご飯屋さんで食べた野菜ごはん。



今年の最終集計が完了!!全道361団体、10,983人が参加!!

2005-12-19 | ラブアース・クリーンアップin北海道
みなさまたいへんお待たせしました。
ラブアース・クリーンアップin北海道2005の最終集計が完了、
今年の報告書も完成いたしました。
参加・協賛・協力いただいた団体・企業のみなさまには、
報告書を近日お届けいたしますので、もうしばらくお待ちください。

今年の結果は以下のようになりました。

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ラブアース・クリーンアップin北海道2005

●参加団体数 361団体・企業
●参加人数 10,983人
●ごみ総重量 14,725kg
●協賛企業・団体 33
●協力企業・団体 8

みなさまありがとうございました。
なお、詳しい報告につきましては、順次HP・blogにて紹介していきますので、
お待ちください。

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なお、今年の報告のパネルを作成しました。
本日12/19と12/20、北海道庁ロビーで行われている、
「空き缶等散乱防止パネル展」に展示してあります。
お近くにお出かけ予定の方はぜひのぞいてみてください。





欧州エコツアー2005の報告(2)後木さんから

2005-12-15 | 会員の方からのおたより


ホテルフロント横にあるエネルギーメーター。
「私たちによる環境保護」と縦書き。
上から、太陽光発電による現在の発電量320w、累積発電量35547kw時、CO2削減量26259kg。風力発電と水力発電による電力も使っています。



ホテル玄関。落ち着いた、高級なホテルでした。



ホテル向かいの公園。ベンチでのんびりと休めて、緑が気持ち良いところでした。



フライブルク1日目の午後、列車で1時間ほどのスイス・バーゼルにも行ってきました。
バーゼル市役所。
フライブルクのモデルとなった街で、自動車の通行禁止地区が大きく、路面電車が頻繁に行き交い、歩行者優先の交通=歩行者に道を譲らない車は罰金なので、道を渡るときは必ず止まってくれました。
駅の自然食品スーパーにあった、カップヌードルは日本のものとカップの材質が違い、発泡スチロールではなく、樹脂?でした。



フライブルクの工業高校。
太陽光発電や太陽熱温水器の実験施設。
自然エネルギーは必修とのことでした。
ドイツでは「自然エネルギーは少々高くても将来のために使う。」という意識が高いとのことでした。



電気自動車充電スタンド。

欧州エコツアー2005の報告(1)後木さんから

2005-12-15 | 会員の方からのおたより
きたネット個人会員の後木一哉さんが、9月26日から10月3日、南ドイツ、スイス、フランスのエコツアーに参加し、その報告と写真を送ってくれました。
何回かにわけて紹介いたします。

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欧州エコツアー2005の報告(1) 

9月26日から10月3日まで、6泊と機中1箔で南ドイツ、スイス、フランスの
エコツアーに参加してきました。
ツアーのコーディネートは宮崎のエコロジストで地球のスライドショーを世界で続け
ている、松本英揮さん。







ドイツ南部フライブルク駅のごみ箱です。
三角柱の形で、レストミュール=分別後の残ったごみ、グラス=ガラス、パピエル=
紙のここでは3種類。
写真を使っているのが分かりやすいと思いました。



ドイツの環境首都フライブルク世界一(※1)のエコホテル、ビクトリアの屋上太陽光発電。
この地域はドイツで最も太陽の光に恵まれた土地です。
容量は7.6kwで、年間だいたい7000kw時の発電をします。
これはホテルの年間消費電力の約3.3%。
ホテルが出資した風力発電機がエッセンハイムにあり、年間約10万kw時の発電があります。
また、エコ電力を少しの割増料金(※2)で電力会社から買っています。
2003年に再生可能電力100%使用となりました。

※1 2000年に受賞。
※2 ビクトリアの場合はわかりませんが、ドイツの全国展開している評判の良い新エネが5~10%割高。



ホテル地下の木質ペレットボイラー。
2002年に石油集中暖房給湯システムから交代しました。
300kw。
年間5万リットルの石油を節約。
硫黄酸化物など、石油利用と輸送に伴う環境汚染を防ぎます。



木質ペレットは地域の黒い森の持続可能な資源。
製材所から出る切りくずを圧縮成形してつくります。
黒い森では持続的な林業が営まれていて、地球温暖化に影響しません。



木質エネルギー:成長とCO2ニュートラルの図。
~過剰なCO2排出は地球温暖化の主原因であり、(私たちには)世界的な気候変動に対する責任がある。
とあります。



ボイラーの図。
エネ電力会社と大手電力会社とを比べると、新エネが5~10%割高。

「環境にやさしい家庭生活をめざす環境学習セミナー」ご案内

2005-12-12 | 会員の方からのおたより
きたネット会員団体の「環境学習フォーラム北海道」から、「環境にやさしい家庭生活をめざす環境学習セミナー」のお知らせが届きましたので、ご案内をお送りします。
全3回の講座の最終回のテーマは、「家庭生活の化学物質と環境にやさしい生活み」、内容は講義と実験、ワークショップで構成されます。
以下、紹介します。

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★「環境にやさしい家庭生活をめざす環境学習セミナー」のお知らせ★

●第3回「家庭生活の化学物質と環境にやさしい生活」●

「環境にやさしい家庭生活」をテーマにした体験的な環境学習や
授業を展開したい、どのように組み立て進めることができるか、
どんな教材が考えられるか。講義、実験・実習、ワークショップで
体験的に理解し、環境にやさしい家庭生活をめざし、環境学習や授業、
市民活動などで取り組んでみませんか。

[主催] 環境学習フォーラム北海道
[後援] 北海道教育委員会、石狩市教育委員会、江別市教育委員会
    小樽市教育委員会、北広島市教育委員会、札幌市教育委員会
    千歳市教育委員会、(財)北海道環境財団
[日時] 2006年1月29日(日)10:00~16:00(受付9:30~)
[場所] 札幌市環境プラザ
    (札幌市北区北8条西4丁目札幌市エルプラザ2F/011-728-1667)
[対象者] 環境にやさしい家庭生活をめざしている一般市民、小・中・高等学校
     の教員、教員を目指している人
[内容] ○講義:「家庭生活の化学物質と環境問題」
     講師 高橋カツ子(藤女子大学人間生活学部人間生活学科教授)
    ○演示実験:「家庭生活の化学物質の検証」
     講師 越坂直弘(北海道立理科教育センター)
    ○ワークショップ:「環境にやさしい家庭生活」
[定員] 30名(申し込み必要)
[参加費] 1,000円(参加料・材料費実費)
[申込方法] (1)~(5)を、下記までメール又はFAXにて。
  (1)氏名
  (2)所属団体、勤務先学校名・担当学年、等
  (3)連絡先(自宅住所・電話・FAX番号等)
  (4)E-mail アドレス
  (5)参加動機など
[申込・問い合わせ先]
   横山武彦(環境学習フォーラム北海道事務局長)
   住所:〒069-0854 江別市大麻中町21-1
   Tel・Fax: 011-387-4960
   E-mail:y-hiko@rapid.ocn.ne.jp

NHKおはようもぎたてラジオ便・「北海道森物語」17年12月分放送予定表

2005-12-05 | 会員の方からのおたより
NHK札幌放送「おはようもぎたてラジオ便」という番組の中の毎週水曜日・午前7時49分頃から、55分頃までの時間帯に「北海道森林物語」というコーナーがあります。これは、きたネット正会員の北海道林業技師会が企画に携わり、 また窓口になって製作している番組です。森林と人の結びつきなどに関する情報を市民のみなさんにお伝えすることを目的として、北海道の森林にかかわる保全活動や研究、ボランティアをされている方のお話をもとに構成されています。

以下、12月の放送予定を紹介いたします。

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12/7(水)●ネズミによって運ばれるドングリ
  飯田滋生(いいだしげお)さん 森林総合研究所北海道支所(生物多様性)
ドングリの散布にネズミがどうかかわっているかのかを紹介する。

12/14(水)●塩風に強い樹木はありますか?
  清水 一(しみずはじめ)さん 
   北海道林業試験場緑化樹センタ管理技術科
北海道の海岸では,海から吹きつけてくる塩風(しおかぜ)によって,樹木が枯れる被害が発生しています。しかし,塩風による樹木の枯れ方は全て同じではありません。海岸に吹き付ける塩風の日数は地域によって差がありますし,また樹木の種類によっても塩風に対する強さには差があります。

12/21(水)●地域の森林を育む「ウヨロ環境トラスト」の取り組み
  河野 功(こうのいさお)さん 
   NPO法人「ウヨロ環境トラスト」専務理事

平成13年、有志による資金拠出により、ナショナルトラスト活動の拠点となる自然環境保全地(トラストの森)2.20haを取得し、以来、森の手入れや自然歩道づくりなど周辺の環境整備を行ってきた。また、ボランティアによる地域の森林づくり支援や子供たちを対象とした自然体験学習を開催するなど、「ウヨロ環境トラスト」が取り組む環境ボランティア活動について紹介する。

11/28(水)● 台風被害を受けた神楽外国樹種見本林の再生について
   安田智(やすださとし)さん 
     上川中部森林管理署業務第一課長

三浦綾子さんの小説「氷点」の舞台となった神楽外国樹種見本林が昨年9月8日の台風18号によって多くの風倒木等の被害を受けた。外国樹種見本林の歴史、台風被害の状況、現在、市民団体と一緒に取り組んでいる風害跡地の復旧事業について紹介します。