こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

J-アラートが出ても仕事に行くわたし

2017年08月29日 | 日本のこと、世界のこと

今朝、身支度をしていたら妻が、「北朝鮮がまた、ミサイルを発射したみたいよ」と言ってきた。

テレビをつけると各局、J-アラート=瞬時全国警報システムの情報を流している。北関東から北海道までにミサイルが落下する恐れがあると告げている。

結果としてはその上空を通過して、北海道の東の太平洋に落ちたらしいが、ミサイルの飛距離はどんどん延びている。隣国は”この国にいつでもどこにでもミサイルを打ち込むことができると”、私たちに理解させた。

 

J-アラートの赤と黒の画面を見ながら、それでも仕事に行く準備をしている自分、横須賀線は動いているだろうかと気を揉んでいる自分、に気がついてなんだか複雑な気持ちになった。そして、随分昔に交わした母との会話を思い出した。

私が、「戦争中は、仕事とかどうしていたの?」とたずねると、母はこう答えた。

「おじいちゃまは、病気(肺浸潤:初期の結核の意)があって戦争に行かないでいから、昼間は普通に仕事に行っていたわよ。」

「でも、空襲とかあったでしょう?」

「空襲は、夜あったのよ。だから昼間は割と普通にしていたわ。」

 そんな話を思い出して、今日の私もこれと同じようなものかと思った。

今や、ミサイルはのべつまくなし、どんな時刻でも飛ばしてくるだろうから、昼間は安全だとかいうようなことはいえない。それに今回はたまたま北日本だったけど、つい先日は中国・四国地方の上空を通過すると北朝鮮のテレビでも言っていた。J-アラートとは空襲警報のことだし、破壊措置とは応戦のことだ。もう、紛争状態の一歩手前まで来ているようなものだけど、それでも仕事には行かなきゃいけないし、学生は学校に行く。

私がフォローしている人の数はそう多くないがツイッターを見ると、北日本の人は心配しているようだった、でもどうすることもできないと。お気の毒なことだ、だが、これが現実だろう。一方、どう見ても東京、なんて人は”いちいちこんなことで生活を中断させるな”と書いていた。戦争とはそういうものだ。いろいろな方法で攻撃してくる。それにこういう人は、関東地方が危険に晒され、例えば、都内の米軍基地のある場所にミサイルが打ち込まれたとしたら、なんというのだろう、それでもいちいちJ-アラートを発するなというのだろうか?

頑丈な建物に逃げ込んだって仕方ないという人もいるけれど、ミサイルの種類によっては地中深くにまで達するものがあることなんて、映画「シン・ゴジラ」をみたことがあれば子供でも知っている。それでも、ミサイルの直撃を免れ、近所に落ちた場合などは頑丈な建物に逃げ込めば爆風の被害を幾らかは減らすことができるだろう。我が身を守るのは自分自身しかいない。化学兵器や核兵器が使われたら、それはもうそれで諦めるしかない。

北朝鮮とことを構えることになったとしても、可能な限り仕事には行くだろう。病院で何かあったら、地下室に逃げ込む。通勤途中で何かあったら鉄道会社の指示に従うしかない。勝手なことを言ってパニックを助長してもしょうがないだろう。たとえ、それがミスリードだとしても。いずれにしても、この先は日本の外交に期待するしかないが、拉致問題のことを考えると、それほど期待できそうもない。

私が生まれた時、日本はすでに平和でこれまで53年間も平和だった。ああ、幸せな一生だったなと、いつ殺されても思えるように生きる覚悟も必要だろう。

電車はいつも通りに満員

にほんブログ村 病気ブログ 医者・医師へ