こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

石の上には3年居よう

2017年08月22日 | 日々思うこと、考えること

石の上にも三年というが、何かことを成そうと思ったらそれぐらいは必要だ。しかも、この歳になったら周りの人とのこともあるから、それよりもっと時間がかかるだろう。

以前の同僚(臨床医)で、今でも付き合いがあり、教授になってからも彼の教室でのカンファレンスに呼んでもらっている。病理診断が必要であった症例について私が出向いてその組織像の解説をするのだ。人間的なバランスのよく取れた尊敬できる好人物で、私は1ヶ月に1度あるそのカンファレンスを楽しみにしている。

先日、ディスカッションが終わったところで、彼に「どうですか?(5ヶ月ほど経って)もう、慣れましたか?朝も大変でしょう?」と尋ねられた。

「大丈夫ですよ、もう慣れましたよ。朝も、まあ、ぼちぼちですかね」と応じた。そして、「まあ、この歳になったらそうフラフラとあちこち移ってもいられませんからね」と付け加えた。

こういうことを話題として考えてしまうこと自体、問題があるのかもしれないが、自分の立ち位置を常に確認しておくことは大事なことだろう。

定年が見えてきて、それまでにコツコツと仕事をしたいと今の大学病院に移ってきた。私がここに呼んでもらったのは、以前の施設での仕事を評価してもらってのことだった。その集大成をしたいと考えているが、まだまだそれは緒についてもいない。

焦っても仕方がないのでじっくりと、でも私のオンボロCPUをフル稼働させてやっていきたい。そのためにも、少なくとも3年は必要だろう。幸い、それよりは時間はありそうだと今は考えている。

健康にも気をつけて

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