こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

これでは女性はつらかろう

2014年09月25日 | 愛と女性とジェンダーと

不肖コロ健、通勤経験は長い。恥ずかしながら片道一時間以上かかる鎌倉東京の通勤はかれこれ20年になる。そんな私だが、最近ちょっと体力が落ちてきたからだろうと思うのだが、通勤電車がつらくなってきた。

こうなってみて通勤電車に乗っている女性はえらい、というか、すごいということがはじめて分かった。

体格体力の違う男性に混じって満員電車に乗っているのだから、すごい。日本の電車はより多くの人を積むことができるように貨物列車仕様になっているので、座席が少ない。近距離の移動が主だった頃は、立ってもたかが知れていたが、一度の乗車で三十分以上かかる遠距離通勤が当たり前の現代では、できたら座りたい。 だが、満員電車で座ることができるのはより遠くの始発駅から乗ってくる人たちだけで、大多数は押しくらまんじゅうで乗っている。

こんなところに乗ってくる女性は気の毒だ。女性に配慮しようと思う男性は少なくないと思うが、これほど混んでいては自分のことで精一杯だ。女性専用車両は各編成に1両あるので体力に自信のない女性にはそちらに回ってほしいが、出口の場所などのことでそれも厳しい人もいる。

ことほど左様に混んだ電車に乗って仕事に行き、同じ職種の男性と同じ条件で働かなくてはならない。女性の場合、満員電車で体力を消耗する上に、痴漢との消耗戦も別にある。

仕事だけで男性と競争するのならまだしも、その前後でこんなことがあるのでは、そのうち「もう、疲れちゃった」と思うようになる人は少なくないだろう。

通勤が少しずつしんどくなってきて、やっとこんなことに気がついたという次第。

女性専用車両をもう少し増やしてもいいのかもしれない。われわれ男性に対する逆差別には違いないが、もともとある男性のアドバンテージを差し引いた施策をしないと、働く女性を増やすことにはつながらない。

 

共に歩んでいくために
ナイト にほんブログ村 病気ブログ 医者・医師へ ←クリックよろしくお願いします→   コロ