こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

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よりよく生きるにはどうしたらいい?

日本は宝の持ち腐れ

2014年09月17日 | 鎌倉暮らし

フランスは観光立国だ。初めてフランスに行ってみてそのことがよくわかった。たしかに観光資源に溢れていた。

ブルボン王朝とナポレオンがかき集めた世界中の財宝と人民から搾取して作った立派な宮殿に、年間八千万の人たちが訪れる。これに比べて日本への観光客はやっと一千万人。

日本ほど安全で、美味しい食べ物が安く食べられる国はないし、世界的にも独自の豊かな自然と長い歴史がある国は少ない。

文化的には日本はフランスに劣っていない。歴史、文化、食事、安全。どれをとっても世界最高級のものだ。フランス人に日本びいきの人が多いのもうなづける。互いに尊敬し合えるレベルであるとつくづく思った。

だけど、日本はその文化を生かしきれていない。クールジャパンをやっと始めたところ。たくさんの外国人に日本の素晴らしいところを見てもらいたい。

私たち日本人は安全と水はただと思ってきた。それに豊かな文化、精神も当たり前だと思っていた。

だが、それらは今揺らいでいる。国が内側から壊れ始めているように思えることが少なくない。

例えば、世界遺産に登録された富士山の登山道に屎尿が放置されているということには失望するしかない。

 

 

喫煙マナーは日本の方が段違いに良い
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富士山に多数の汚物放置

NHK 9月16日 4時12分
富士山に多数の汚物放置

環境や景観の保全が求められている世界文化遺産の富士山で、登山道のトイレのない場所に多数の汚物が放置されていることが分かりました。国は保全計画をユネスコに提出するよう求められていて、専門家は日本の管理能力が問題視されるおそれがあると指摘しています。

富 士山の夏山シーズンの終了を受けて静岡県が登山道を調査したところ、須走ルートの5合目から900メートルほど登った場所に10メートル四方にわたって多 数の汚物が放置されていました。富士山の登山道には複数のトイレが設置されていますが、5合目と新6合目の間にはないということです。また、山頂の東側に も複数の汚物があるということです。
富士山は平成15年に世界自然遺産を目指しましたが、汚物の放置がユネスコから問題視されて国が推薦を見送る 理由の一つになり、静岡県などが微生物で処理するトイレの設置を進めました。去年、世界文化遺産になってからは環境や景観の保全が厳しく求められるように なり、携帯トイレを配布したり環境を汚さないよう呼びかけたりするなかで、問題が明らかになりました。
国は再来年2月までに保全計画をユネスコに 提出するよう求められていて、ユネスコの諮問機関の委員を務める東京大学の西村幸夫教授は「日本に世界遺産を守る管理能力があるのか問題視されるおそれが ある」と指摘しています。静岡県自然保護課の平野潤課長は「環境省に報告するとともに、今後対策を考えたい」と話しています。