鉄火場のアライグマ

株式投資がメイン、の予定だったのですが、いつのまにかマンション購入記、のつもりが建売住宅購入記になってしまいました・・・

なんだこれは?

2008年12月24日 | Weblog
トヨタ自動車の社長が交代するそうだが、なんと豊田一族に社長を任せるらしい。

アホか、と言いたくなる。

まっとうに実力で社長まで上がってきたのではないことは、年齢を見れば分かる。
トヨタのような日本の超大企業で、普通であれば52歳で社長になれるはずもない。(現在の渡辺社長の年齢を見れば分かる)

豊田家がトヨタ自動車の株をどれだけ持っているか知らないが(有証を見る限り豊田家の名前は出ていない)日本を代表するグローバルな公開企業で未だに封建的な人事を行う体質と、その体質に何も違和感を覚えない経営陣と社員に愕然とする。

これで、次期社長が無能で舵取りを誤ったりしたら株主代表訴訟ものだ。

二度とトヨタの車は買わない。



トヨタ 高まる創業家への期待 来年6月、章男副社長にバトン?

 トヨタ自動車の業績が急速に悪化するなか、渡辺捷昭社長(66)の後任社長に有力視される創業家の豊田章男副社長(52)への経営権の返還の時期が焦点に浮上している。厳しい状況下でのトップ交代を不安視する声がある一方で、ここにきて創業家の求心力への期待も高まっており、渡辺社長が就任丸4年となる来年6月の交代の可能性が出てきた。

■写真で見る■ BBCもトップニュース トヨタの赤字予想

 渡辺社長は22日の会見で、「この難局をどう乗り越えるかに、今は全精力を注ぐ」と強調し、トップ交代への言及を避けた。

 後任最有力の章男氏は、章一郎名誉会長の長男で、国内販売に加え、今年6月からは海外販売も担当し、全世界を統括しており、社内では「渡辺氏の後任にワンポイントで章男氏以外の誰かを挟むことはあり得ない」(関係者)といわれている。

 焦点の交代時期について、あるトヨタ幹部は「今の状況では厳しい」としながらも、「どこまで悪くなるのか見通すことができる状況になれば、交代した方がよい。後は上向くだけで、社内も販売会社もひとつにまとまる」と、求心力に期待を寄せる。

 財界人事も密接に絡み合う。張富士夫会長(71)は来年5月に日本経団連副会長を退任する予定で、1月にも内定する新副会長には、渡辺社長が有力候補に挙がっている。

 現役社長のままで経団連副会長に就くケースも少なくないが、財界活動を重んじるトヨタでは社長を務めながら経団連の要職に就いた例はなく、渡辺社長の退任理由となる。

 トヨタにとって、豊田家は「グループの旗」(奥田碩相談役)。かつてない苦境に追い込まれる中、創業家社長の旗の下で一丸となって復活を目指すのか。その行方が注目される。

マイケルクライトン

2008年12月06日 | Weblog
マイケルクライトンが先月亡くなっていた。

NYTimesの記事

記事では、彼のことを以下のように評している。
He was unusually tall (6 feet 7 inches), strikingly handsome and encyclopedically well informed about everything from dinosaurs to medieval banquet halls to nanotechnology. As a writer he was a kind of cyborg, tirelessly turning out novels that were intricately engineered entertainment systems. No one — except possibly Mr. Crichton himself — ever confused them with great literature, but very few readers who started a Crichton novel ever put it down.

ハーバードを首席で卒業してメディカルスクールを出た医者だが、小説の世界に入り、その後の活躍はご存知のとおり。(なのでER緊急救命室のような番組の製作総式や脚本を書けたのだろう)


当時何も考えずに当然のことと信じていた地球温暖化に関して疑問を持つようになったのは、彼の小説(State of Fear)を読んでからのことだった。

彼の小説は、量子力学や遺伝子工学・複雑系などの理系の教養を駆使しながら、社会の中にある問題を炙り出すようなものが多かったように思う。
日本にはこの手の小説家がほとんどいないのが悲しい。

まだ66歳ということだが、惜しい人をなくしてしまった。合掌。