鉄火場のアライグマ

株式投資がメイン、の予定だったのですが、いつのまにかマンション購入記、のつもりが建売住宅購入記になってしまいました・・・

シートベルト

2006年12月28日 | Weblog
かなり前に書いた後席シートベルトの件がいよいよ義務化されることになるらしい。

飲酒運転、同乗も懲役 ひき逃げ厳罰化 道交法改正試案

飲酒運転厳罰化が主題のようだが(実はこれには法的に微妙な問題も含まれているが)、とりあえず後席シートベルト義務化は大賛成。

深夜帰宅時に個人タクシーに乗った際、シートベルトが使えない(シートカバーの下に入れてあるため)なんてことがなくなるだけでもよかった。

カメラ

2006年12月26日 | Weblog
一昨日、カーナビのオプション品として買っていたリアビューカメラを車に取り付けた。


前に買ったクラリオン製のHDDナビのオプション品としてリアビューカメラがあったので、前の車の純正ナビについていて便利だったため物は買っていたのだが、面倒なのでそのままに放っておいた。

しかし、奥さんから「カメラがないと困る」という苦情を受けて取り付けることになった。
ミニバンは何故だかリアのガラスが黒いため、夜に車庫入れの際に視界が悪くて困る。
また、車庫入れの際にぶつけられて修理費を出すよりは、苦労してでもカメラを取り付けた方がましというのもある。

で、カメラの取り付けですが、、、ナビの取り付けよりも大変だった。実作業時間(用品を買いに行った時間含む)で9時間ほどかかってしまった。

何が大変かというと、元々カメラの取り付けを想定していない場所に無理矢理装着するため、リアのナンバープレート上のガーニッシュに穴を開けてカメラを装着するのがとんでもなく大変だった。


以下は、興味がない人には全く面白くない話ですので悪しからず。

1)カーナビ側の配線
 カーナビを外して、カメラの配線コネクタを取り付けた。ナビの取り付け時に苦労して慣れたためか、今回はわずか10分で取り付けが完了。配線はダッシュボードの裏を通して、助手席側足元左下のサイドステップ部分のカバーを外して装着。これも10分くらい。

2)テールゲートの内装取り外し
 今回カメラを取り付ける場所は、ナンバープレートの左上部分。最近の純正カメラはほとんどがこの部分についている。そのため、ナンバー上に装着されているガーニッシュ(銀色に塗装された樹脂製パーツ)を取り外す必要がある。
 そこで、まずはテールゲートの裏側の内装を全部外した。その後、ガーニッシュを留めているボルトやプラスチックリベットを外して何とか作業終了。これには30分くらいか。

3)ガーニッシュ加工
 これが一番の難関だった。
 およその位置を決めて、カメラを取り付ける部分に穴を開けるのだが、四角く切り抜く必要があるためのこぎり等では難しい。そこで、プラスチックに穴を開けるドリルのような道具を利用して四角の外周部分を何箇所も穴開けし、穴と穴の間をニッパーで切断し、その後四角になるようにヤスリでゴリゴリゴリゴリゴリゴリ・・・・・と1時間くらいかけて整形した。(とんでもなく疲れた)

4)カメラの取り付け
 カメラは強力な両面テープで取り付けるのだが、カメラ本体には取り付け金具がごちゃごちゃとついておりスペースをとるため、そのまま装着するとガーニッシュからカメラが大きく飛び出してしまうことが分かった。
(色々と位置調整が出来るのは良いのだが、そのためスペースを取るのは困る)
 そこで、取り付け金具の一部を外した形で取り付けることにした。
 しかしここでまた難題が・・・
 ガーニッシュに開けた穴はカメラが通るようにしたはずなのだが、カメラの取り付け角度によっては接触してしまう。何しろ狭いスペースに無理矢理カメラを入れるため、位置決めが難しい。
 カメラを仮止め(取付け用両面テープをごく一部のみに利用)して、ガーニッシュを取り付けてみて、接触する部分を削るという作業を10回くらい繰り返してやっと取り付け位置が決まった。そこで、再度ガーニッシュを外してカメラを本装着した(金具全面を両面テープ貼り)。

5)配線
 カメラから出ている配線は室内側の配線と接続する必要があるが、テールゲートを開けた際のことを考えるとシールドされて水が入らない部分を通すことが望ましい。そこで、テールゲートから室内に配線を引き込むために元々あった蛇腹型の管を利用しようとしたのだが、コネクターが大きいため通らない。
 仕方ないので、テールゲート下のシーリング(ドアがボディと当たる部分にあるパッキンのようなもの)からテールゲートの外部に配線を出してテールゲート上に持っていって、テールゲートヒンジ部分でボディ側に配線を渡し、そこからまたテールゲート下部分まで配線を這わせてボディ側のシーリング部分から室内に入れた。
 なぜこんな面倒な配線をするかというと、テールゲートのシーリング上部で配線を通すと雨の水が室内に入るから(と説明書に書いてあった)ため。
あとは、室内側配線のコネクタに接続して画像を確認。

6)後始末
 取り外していた内張りを全部戻して終わり。なお、テールゲートの内張りとガーニッシュを何度もつけたり外したりしたので、プラスチックのピン2箇所が折れてしまった○| ̄|_
 取り付けは、他のボルト等で止まっているので問題はないようだが・・・

7)感想
 カメラ自体は非常に広角で見やすく、取り付けたかいがあった。
 しかし、作業はとんでもなく大変だった。

元々カメラの取り付けを想定されている車であればもっと簡単に着いたかもしれないが、今乗っているストリームはデビューが2000年であり、リアのカメラは途中からオプションとして設定されている。取り付け場所もバックドアの表面に貼り付けるようなもので、お世辞にもスマートとはいえない形だったので、今回はかなり目立たないように着けられたと思う。

これも二度とやりたくない作業なのだが、次に取り付けをする場合には今回の作業の教訓があるので、2時間くらいで取り付けられそうな気がする。

怪しい系

2006年12月15日 | Weblog
自動車関係のブログを覗いていると、時々(というかかなり頻繁に)怪しげな後付けパーツの紹介やインプレッションが載っている。

たとえば、
・「トルマリンの効果で燃費向上」
・「磁石の力で燃費向上」
・「秘密のチップでボディ剛性向上」
などなど、この手の商品は山のように出回っているらしい。

その中でも極めつけはこの商品。

「○○○○チップ」

という商品で、燃費向上、ボディ剛性向上、オーディオの音質向上など、様々な効果があるらしい。
(どんなものか知りたい方は「チップ ボディ剛性」でgoogle検索してみてください。)

そのHPを見てみたが、原理がさっぱり分からない。
「エナジー」「波動」「マイナスイオン」等の怪しい単語のオンパレード(笑

ところで、そのチップを貼るとボディ剛性が高まる理由は、

「チップを貼ることにより金属を蘇生(原子間結合等を強くする)する」
かららしい。

うーむ。全く意味が分からん。
分からないのは、私がアホだからなのだろう。


なお、数ある燃費向上グッズだが実は効果があるらしい。
実際に装着前と後で燃費が向上したデータはかなり出ている。
しかし、ここには落とし穴があって、、、、

・高い燃費向上グッズを買って装着。(当然ながら燃費が向上することを信じている)
・そうすると、取り付けた後の運転は無意識に燃費が良くなるような運転をするようになる(心の声:これだけ高いものをつけたのだから燃費は良くなるはず、良くなってもらわないと困る)。
・結果として燃費がよくなる。

というもの。(医学分野のブラシーボ効果のようなものかも?)

このロジックからすると、値段が高いものほど効果がありそうな気がする。




p.s.
怪しいグッズ退治と環境問題に邁進されている東大の先生のページ

マイナスイオン関連
遠赤外線関連
トルマリン関連

ホワイトカラー

2006年12月13日 | Weblog
現在の政権の経済政策の幹は、「経済成長重視」ということらしい。

 それを実現するために、法人税の減税をすると言っている。
 個人が実質増税&所得減少で苦しくなっているところでそんなことをやるか?
これは要するに個人から企業への富の移転。
20世紀の日本であれば、

  企業の利益増大→経済の活性化→労働者に賃金上昇として還元→消費の増加→企業の利益増大

という流れの中で結果的に皆がハッピーになっていた。
 しかし、現在はそのようなサイクルは断ち切れているように見える。
企業は、バブル崩壊後の長期不況に懲りて、人件費の増加には極端に慎重になっている。また、非正規労働者(パート、アルバイト)の増加は結果的に一人当たり所得の減少を招いている。


 少し前までは、ゼロ金利政策によって個人から銀行・企業への富の移転
が行われていたが、やっとゼロ金利が終わったと思ったら今度はこれ。
しょうもない。。
 ただ、これは間接的にせよ国民が選んだ政治家がやっていることであり、自業自得と言われればそうかもしれない。

 なお、現在のような資金調達コストが小さい状況で企業減税をしても、設備投資増の効果はそれほど大きくない(らしい)。強いて法人税減税の効果?を言えば、役員報酬の増加と株主配当が増加するくらいか。


 その上、さらに追い打ちをかけるように「ホワイトカラーエグゼンプション」なる制度も導入しようとしているらしい。
ここに経団連が作った説明(PDF)があるが、要するに、ホワイトカラーには残業代を出さないようにして人件費総額を抑えよう、という制度。

 短期的に見れば、これによって企業の純利益は上がるかもしれない。

 しかし、その影響を長期的に見た場合には個人消費による景気牽引がなくなることによる経済成長の鈍化、あるいはマイナス成長もあるのでは?、と想像される。
 設備投資だけでは経済の持続的な成長は見込めない。なぜなら、設備投資をしてモノを作っても、最終消費者である個人に購買力がなければ設備投資は不良資産になってしまうから。

本来であれば、このような話は政治家が諌めるべき(長期的な国の舵取りをするのが政治家の仕事だから)だと思うのだが、役所(厚生労働省)も与党も経済界もすべて賛成らしい。

ところで、オタク経済評論家の森永卓郎がこの件について書いていたので、参考まで。

残業代なしでただ働きを強制される時代の到来
~ ホワイトカラー・エグゼンプションって何? ~