一昨日、カーナビのオプション品として買っていたリアビューカメラを車に取り付けた。
前に買ったクラリオン製のHDDナビのオプション品としてリアビューカメラがあったので、前の車の純正ナビについていて便利だったため物は買っていたのだが、面倒なのでそのままに放っておいた。
しかし、奥さんから「カメラがないと困る」という苦情を受けて取り付けることになった。
ミニバンは何故だかリアのガラスが黒いため、夜に車庫入れの際に視界が悪くて困る。
また、車庫入れの際にぶつけられて修理費を出すよりは、苦労してでもカメラを取り付けた方がましというのもある。
で、カメラの取り付けですが、、、ナビの取り付けよりも大変だった。実作業時間(用品を買いに行った時間含む)で9時間ほどかかってしまった。
何が大変かというと、元々カメラの取り付けを想定していない場所に無理矢理装着するため、リアのナンバープレート上のガーニッシュに穴を開けてカメラを装着するのがとんでもなく大変だった。
以下は、興味がない人には全く面白くない話ですので悪しからず。
1)カーナビ側の配線
カーナビを外して、カメラの配線コネクタを取り付けた。ナビの取り付け時に苦労して慣れたためか、今回はわずか10分で取り付けが完了。配線はダッシュボードの裏を通して、助手席側足元左下のサイドステップ部分のカバーを外して装着。これも10分くらい。
2)テールゲートの内装取り外し
今回カメラを取り付ける場所は、ナンバープレートの左上部分。最近の純正カメラはほとんどがこの部分についている。そのため、ナンバー上に装着されているガーニッシュ(銀色に塗装された樹脂製パーツ)を取り外す必要がある。
そこで、まずはテールゲートの裏側の内装を全部外した。その後、ガーニッシュを留めているボルトやプラスチックリベットを外して何とか作業終了。これには30分くらいか。
3)ガーニッシュ加工
これが一番の難関だった。
およその位置を決めて、カメラを取り付ける部分に穴を開けるのだが、四角く切り抜く必要があるためのこぎり等では難しい。そこで、プラスチックに穴を開けるドリルのような道具を利用して四角の外周部分を何箇所も穴開けし、穴と穴の間をニッパーで切断し、その後四角になるようにヤスリでゴリゴリゴリゴリゴリゴリ・・・・・と1時間くらいかけて整形した。(とんでもなく疲れた)
4)カメラの取り付け
カメラは強力な両面テープで取り付けるのだが、
カメラ本体には取り付け金具がごちゃごちゃとついておりスペースをとるため、そのまま装着するとガーニッシュからカメラが大きく飛び出してしまうことが分かった。
(色々と位置調整が出来るのは良いのだが、そのためスペースを取るのは困る)
そこで、取り付け金具の一部を外した形で取り付けることにした。
しかしここでまた難題が・・・
ガーニッシュに開けた穴はカメラが通るようにしたはずなのだが、カメラの取り付け角度によっては接触してしまう。何しろ狭いスペースに無理矢理カメラを入れるため、位置決めが難しい。
カメラを仮止め(取付け用両面テープをごく一部のみに利用)して、ガーニッシュを取り付けてみて、接触する部分を削るという作業を10回くらい繰り返してやっと取り付け位置が決まった。そこで、再度ガーニッシュを外してカメラを本装着した(金具全面を両面テープ貼り)。
5)配線
カメラから出ている配線は室内側の配線と接続する必要があるが、テールゲートを開けた際のことを考えるとシールドされて水が入らない部分を通すことが望ましい。そこで、テールゲートから室内に配線を引き込むために元々あった蛇腹型の管を利用しようとしたのだが、コネクターが大きいため通らない。
仕方ないので、テールゲート下のシーリング(ドアがボディと当たる部分にあるパッキンのようなもの)からテールゲートの外部に配線を出してテールゲート上に持っていって、テールゲートヒンジ部分でボディ側に配線を渡し、そこからまたテールゲート下部分まで配線を這わせてボディ側のシーリング部分から室内に入れた。
なぜこんな面倒な配線をするかというと、テールゲートのシーリング上部で配線を通すと雨の水が室内に入るから(と説明書に書いてあった)ため。
あとは、室内側配線のコネクタに接続して画像を確認。
6)後始末
取り外していた内張りを全部戻して終わり。なお、テールゲートの内張りとガーニッシュを何度もつけたり外したりしたので、プラスチックのピン2箇所が折れてしまった○| ̄|_
取り付けは、他のボルト等で止まっているので問題はないようだが・・・
7)感想
カメラ自体は非常に広角で見やすく、取り付けたかいがあった。
しかし、作業はとんでもなく大変だった。
元々カメラの取り付けを想定されている車であればもっと簡単に着いたかもしれないが、今乗っているストリームはデビューが2000年であり、リアのカメラは途中からオプションとして設定されている。取り付け場所もバックドアの表面に貼り付けるようなもので、お世辞にもスマートとはいえない形だったので、今回はかなり目立たないように着けられたと思う。
これも二度とやりたくない作業なのだが、次に取り付けをする場合には今回の作業の教訓があるので、2時間くらいで取り付けられそうな気がする。