イトーヨーカドーの話。
九州にいた頃にはほとんど、というか全く見たことがなかったスーパーのイトーヨーカドー。
なんとも変な名前だと思ったのも関東に出てきてからしばらくの間だけで、あちこちにあるのでそのうち何とも思わなくなった。
ところが、最近はまた気になるようになってきた。
なぜかというと、イトーヨーカドーの建物の頭に乗っている看板?のせい。
以前は、イトーヨーカドーの頭には、ハトのマークの看板が乗っていた。
ところが、最近はイトーヨーカドーの頭にはセブンイレブンの看板が乗っている。なんで?
と思っていたら、ファミレスのデニーズの看板もセブンイレブンになっている!
(ほとんどの人はご存知かもしれませんが)どういうことかというと、セブンイレブンとイトーヨーカドーを統合する形で持ち株会社である「セブンアンドアイホールディングス」という持ち株会社(ホールディングカンパニー)が出来て、その傘下の企業の看板に(なぜだか)持ち株会社のブランドマークをつけだした、ということらしい。
セブンイレブンもイトーヨーカドーもデニーズも親しまれたコーポレートマークがあったのに、すべての会社の看板を「セブンイレブンもどき」にかけかえてしまうというのは何故だろう?
ホールディングカンパニーというのは、企業の株を保有するための会社であり、ホールディングカンパニー自体は消費者に対する事業を直接行っているわけではない。そのマークを前面に出して何の意味があるのだろうか?また、このマークはセブンイレブンのマークにデザインも配色もそっくり。従って、デニーズもイトーヨーカドーもセブンイレブンと間違われやすくなってしまう。
車で走っていると、道路沿いにあるデニーズの看板にセブンアンドアイホールディングスの看板がかかっている。デニーズの向こう側の見えないところにセブンイレブンがあると思って間違えそうになってしまうことがある。
ホールディングカンパニーといえば、「カルチュアコンビニエンスクラブ」(CCC)というのがある。これは、レンタルビデオの「ツタヤ」やCDショップの「ヴァージンメガストア」を統合している持ち株会社。
もちろん、ツタヤにはツタヤの看板がかかっているし、ヴァージンメガストアにはヴァージンメガストアの看板がかかっている。これらの会社に同じCCCの看板がかかっていたら分かりにくいのは当然のことなので、普通はそんなことはしない
でも、セブンアンドアイホールディングスはやってしまった、と。
同じようなことは皆が思っているらしく、ネットで検索をすると同じような疑問を呈しているサイトが多数見つかる。
質問をしている人もいるが、その答えが答えになっていなくておかしい。こんな回答で納得する人がいるのだろうか???