鉄火場のアライグマ

株式投資がメイン、の予定だったのですが、いつのまにかマンション購入記、のつもりが建売住宅購入記になってしまいました・・・

銀行預金のリスク

2006年01月30日 | Weblog
一般の人に、「株と預金のどちらの方がリスクが高いか?」と聞いたら、ほとんどの人は「株」と答えるのではないだろうか。
 確かに、株はリスクが高い(ただしここでいうリスクとは、金融で言われるリスク=不確実性のこと)。

 では、銀行預金は無リスクか、というとそんなことはない。
 
 たとえば、5年前に利率1%で1000万の定期預金をしたとすると、現在は1051万円にお金が増えている(毎年複利の場合)。

 ここで、どんなリスクがあるかというと、もし5年の間に物価が年率1.2%で上昇していった場合、5年後には定期預金の価値は下がっていることになる。何故かというと、5年前に1000万で買えたものが、現在は1077万出さないと買えなくなっているから。
 つまり、預金が増えた以上に物価は上がったため、結果として預金の価値は下がったことになる。これをインフレリスクという。

 他方、5年前に1000万で土地や株などを購入していた人は、物価が上がった以上に保有資産の価値は上がっているはず(一般に、インフレ時には物の値段の方が上がるため)で、預金のみだった人とは大きな違いが出ているはず。

 一般に、デフレの際には現金(預金)で保有するのが有利で、インフレの際には有価証券や土地などの資産を保有するのが有利と言われている。

 で、現在はどうかというと、デフレからインフレへの転換点に来ているように見える。これまでのように預金一番!という考えでいくと、インフレによる預金の目減りに足元をすくわれることにもなりかねない。
 といって、いきなり株や土地や金を買うというのも問題があるので、まずは投資の勉強からでしょうか。

金儲けを目指すことは悪か?

2006年01月20日 | Weblog
今回のライブドア騒ぎに関して、政府与党の幹部から以下のような発言が出ているらしい。

いかにも保守政党らしい発言ではあるが、実はこの人たちの本音としては、国民は(国家を動かすための)将棋の駒くらいにしか思っていないのではないか?

「権利より義務を果たす伝統的な生き方」というのは、江戸時代の話?専制君主制ならともかく、立憲民主制の世の中でこのようなことを堂々と発言する神経が信じられない。国民に義務を優先させるという思想は統治者の思想であり(統治者としてはそのほうが都合が良いから)、国民の代理として立法に携わる国会議員の発言とは信じられない。

また、
「「一生懸命に働くこと自体が尊く、儲(もう)けは働きの滓(かす)に過ぎないという精神がなくなり」

そんな精神は(国民の下僕であるはずの)国会議員の皆様が勝手に持てば?としかいえない


要するに、彼らの発言を総合すると「国民は権利を主張せず、義務を果たすべく安月給でも文句を言わずに一生懸命に働け!」ということか。

こいつらはいったい何様のつもりなのか。呆れて物が言えない(といいつつ文句を書いてますが・・・)

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 19日の自民党伊吹派総会では、伊吹文明・元労相が「小泉改革が保守すべきは、権利より義務を果たす伝統的な生き方だ。しつけや学校教育をしっかりするために教育基本法改正に取り組むなどしないと、ホリエモン(堀江氏)のような問題が次々に起きる」と訴えた。高村正彦・元外相も18日の高村派総会で、「一生懸命に働くこと自体が尊く、儲(もう)けは働きの滓(かす)に過ぎないという精神がなくなり、儲けを自己目的とする風潮が蔓延(まんえん)している」と述べ、社会全体の意識改革に取り組む必要性を強調した。

モデルルーム

2006年01月13日 | Weblog
先週末、またまたマンション巡り(WCTと芝浦アイランド)に行ってきた。
(1)ワールドシティタワーズ(天王洲)
 前回現地に行った際には家族全員で行けなかったため、今回再度現地を訪問した。

 現地のアクアタワー(建物は完成、3月に入居開始)の17階南西角部屋がモデルルームのように作ってあり見学した。リビングが角部分にあり、ガラスは「ダイレクトスカイウィンドウ」という床から天井までがガラス面の部屋(写真;クリックで拡大します)。ガラスに張り付くと足元は50m下が見える。眺めは良いがやっぱり怖い。
 90m2の2LDKだが、浴室は1418タイプで他の物件より狭い。
 気になったのはエレベータが遅いこと。高層マンションの場合、低層階と高層階のエレベータは分けて設置するのが普通のようだが、ここは建物の形が変わっている関係からか、全階止まりの小型のエレベータを多数設置している。そのスピードが遅いので、高層階に住む人は少々つらいかも。

 ラウンジは前回見たが、やはり眺めは良い。ただし、運河の対岸にある「スターゼン」の大きな看板が気になる。

 その後、建物の周囲を回ってみたが、敷地に食い込むように建っている報知新聞(前からあった建物)の社屋はあまり気にならなかった。
 中庭はかなりの広さだが、建物に囲まれているため少々暗いかも。あと、北側の公園の整備が始まっていた。

 この物件の良いところは、共用施設が充実していること。たとえば、
・20mのプールと子供用プール
・スポーツジム、スタジオ
・学習ルーム、会議室
・ゲストルーム9室
・診療所
・スーパー(マルエツ)
・スカイラウンジ
・音楽スタジオ
・カフェ
・銀行
・船着場(笑)
など、この中だけで生活出来るのでは?というレベルの施設がある。その割には管理費は安い(修繕積立金込みで16000円くらい@80m2の部屋)。


(2)芝浦アイランドケープタワー(田町)
 モデルルームがやっと全面完成し、紹介ビデオも見ることが出来た。巣マップもテレビでCMをやっているらしいが見たことがない(家でテレビを見ないからでしょうけど)。
 より詳細な価格表と正式な間取り図をもらった。
 結論としては、ここは見送ることにした。理由は、
 ・見晴らしの良い部屋は高い。そうでない部屋はそれなりだが。
 ・敷地の入り口にそびえたつ都営住宅とオフィスビルが・・・
 ・建物が変な形のために、角部屋以外の部屋からは自分の建物が視界に入ってしまう
 ・芝浦アイランドといっても、北の区画とはほとんど分断されている(元々は別のプロジェクトだったらしい)
 ・なんといっても、すぐ近くにあるヘリポートのヘリの発着音が気になる。敷地にはバーベキューコーナー付きの広大なプライベートガーデンが整備されているが、バーベキューをやっていて、すぐ近くでヘリの発着の爆音を聞かされては興ざめかと。ヘリの発着回数は年間1000回程度とのこと。
 ・駅からの距離が微妙に遠い。田町駅の改札から徒歩15分くらいか。



 結論としては、WCTが2月に売り出されたとして、価格が希望と合えば申し込むことになる。もしだめなら豊洲や東雲の物件の売り出しを待つしかない。パークシティ豊洲は2月にモデルルームが開く予定だったが、後ろにずれ込んだらしい。同じ三井のケープタワーと当たるのを避けるためか。およその価格でも分かればよいのだが。東雲は40階建てのタワーだが、まだ詳細が分からない。モデルルームはオープンしているらしいので今度行ってみる予定。レポートは後日また。

 豊洲には、もう一つ大規模物件があり、日ハムの新庄がCMをやっているスターコート豊洲がそれ。しかし、デベロッパーが気に入らないのでパス。

「4名様ご来店」

2006年01月03日 | Weblog
ひさしぶりに日本語ネタを。

ファミレスなどの店員が使う妙な言葉については以前に書いたが、客の方も少々妙な言葉を使うことがある。

店員:「いらっしゃいませ。○○へようこそぉ」
店員:「お客様、何名様ですか?」
客:「4名です」
店員:「4名様ご来店でーーす」

何がおかしいのか分かりますか?って、客は一言しか話してないんですが・・・

○名という言い方は、人数を数える際の(少し)丁寧な言い方。
自分たちの人数を答えるのに○名というのは、相手に名前を聞かれて、自分の名前を「中村さんです」と答えるのに等しい。ん、少し違うか。

結論:ファミレスで「何名様ですか」と聞かれたら「○人です」と答える方がいいと思いますがどうでしょう?


謹賀新年

2006年01月01日 | Weblog
あけましておめでとうございます。

昨年は、分けの分からない勝手な書き込みを読んで頂きましてありがとうございました。

今年はマンションを購入することになると思いますが、その顛末も書き込む予定です。少しでも皆様の参考になればと思います。

今年もよろしくお願いします。

(写真は、今住んでいる場所から見えた夕暮れの富士山です。クリックで拡大)