農林省の事務次官まで務めた人が長男を殺した.え?何で?
僕はいつも単純に殺した奴が悪いと決めてかかるのだが,この事務次官の件については
本当に気の毒だという気持ちが先立った。
殺された息子のせいで、妹が破談になり自殺をしているというじゃないか。
たぶんそういう家族のゴタゴタのおかげで奥さんは鬱になっていると言う。
察するに家庭内はこの長男のために崩壊し、おそらく地獄状態だったろう。
その中で起こった惨劇である。長男を施設に入れることはできなかったのか。
後の祭りだが何とかならなかったのか。うだうだ考える。
基本的に殺人者は己の命で償えというのが僕のスタンスだが、
今度のケースばかりは殺人者も被害者であり、しかも殺すか殺されるかの瀬戸際の状況から
判断すると、できるだけ寛刑にしてほしい。
こんな気の毒な家庭もあるんだ。外から見れば恵まれた家庭だとしか見えないだろうに。
家の中は地獄という状況だった。エリートの彼もその地獄の中に落ち込んで、もがいていたことだろう。
本当に気の毒としか言いようがない瀬戸際の状況から判断すると、判決はできるだけ寛刑で
あってほしい 。このケースは本当にやりきれんなー・・・・・。
人ごとでは済まされないような気分で真剣に考えた。