Ｃｒｉｏｃｅｒａｔｉｔｅｓ ｓｐ

瀬林層上部から見つけたクリオセラティテスのクリーニングです。
普段はスクライバーは使いませんが、今回は、特別です。


保存状態があまり良くないのでアンモナイトから離れた母岩を少し削って見ました。

母岩も本体も脆いのでスクライバーの起こす、風と振動の影響が良くないのでやめる事にしました。その後、削った後をルーターで滑らかに。本体は先端の細い所まで残っていました。



大きく削る時はスクライバーは楽ですが、微妙な点は、極細のタガネで処理します。

これで、クリーニングは、終わりました。完成。



裏側から見ると


今回のクリオセラティテスは棘が無い（見つからない）種で種名は判りません。比較できるのは銚子層群なんですが見つからず、どうやら未報告種のようです。