日々好日

さて今日のニュースは

デフレ脱却は何時?消費者物価上昇率2倍達成可能か?

2015-03-26 08:37:28 | Weblog

低迷する日本経済を救うには、一刻も早くデフレ脱却する事を掲げて安倍首相が登場し
アベノミクスと言われる経済政策を打ち出しました。

まず日銀による大規模な金融緩和の断行・国費の大胆な投入・民間企業を巻き込んだ
経済成長戦略の実施。

國を挙げて企業の支援で、雇用拡大・所得倍増で経済活性化させる。
日銀はそのため消費者物価指数を前年比で2年間に2倍にすると言う目標を打ち上げた。

日銀の大規模な金融緩和は次々と行われお陰で円安・株高が実現した。
しかし円安で輸出増は実現出来ず却って円安が日本経済の足を引っ張る事になって来た。
それに想定外の原油安等で2年間で物価2倍の約束もおかしくなって来ました。

確かに官製春闘や國の支援で労働者の賃金は上がったがそれ以上に物価や税金等も
騰がり生活は昔以上に厳しくなって一向に消費に回って来ません。

将来の物価上昇を予想し消費に回す金の余裕がなくなったとも云えます。

そんなやこんなで前年比で物価を2年で2倍にする約束は一向に達成出来そうにありません。

2年経った今物価上昇率はゼロ%でいつ達成出来るか判らなくなって来ました。

既にこの約束は達成困難で先送り論が出てきて居る模様。

是では安倍首相の言うデフレ脱却は何時になるか判らなくなってきました。

それにこの頃は、アベノミクスの負の部分が大きくクローズアップされ、アベノミクス効果も
薄れる一方です。

さて安倍首相は日本経済をどの様に舵を取っていくのでしょうね。


昨年衆院選違憲・合憲か各高裁判決出る違憲1・違憲状態7・合憲3件

2015-03-26 06:50:44 | Weblog

昨年の衆院戦は違憲か合憲かと1票格差訴訟が、二つの弁護士グループから17件出されて
それぞれの高裁で争われる事になった。

昨日まで11件の判決が下されました。

合憲は、東京・広島・高松高裁の3高裁です。
違憲状態が、名古屋・大阪・仙台秋田支部・広島・東京・名古屋金沢支部・広島松江支部の
7高裁や高裁支部です。

そして福岡高裁は違憲と言う判決を昨日出しました。
但し違憲状態で最高裁判決後3年9ケ月が過ぎたが、今後の国会の対応を期待して無効
とはしないとしました。

今日から大阪・福岡沖縄支部・福岡宮崎支部・仙台・札幌・広島岡山支部、残りの6高裁や
高裁支部の判決が来月28日まで出される事になって居ます。

1票格差訴訟では2009年の1票格差2・30倍、12年の2・43倍は最高裁大法廷は何れも
違憲状態と判断し「一人別枠方式」の排除を求める判決を出した。

しかし各党思惑が先行し仲々改善が進まない。
やっと小選挙区のゼロ増5減の区割り改定が行われた。
昨年の衆院戦で格差は縮小したが改定されなかった府県で格差2倍以上の選挙区が全国
で13ケ所残った。

判決のよると1議員当たり有権者数最大格差は宮城5区23万1千人で2・13倍。
東京1区が49万2千人でこれも2・13倍。
合憲と判断された格差は1・6倍から1・04倍とされています。

非常に判り難い各高裁の判断ですがこの一連の一審判決が4月出揃えば、年内に最高裁
大法廷が統一判断を示す事になります。