日々好日

さて今日のニュースは

後味の悪い国会閉幕、長期延長でも何も決められなかった。

2012-09-08 10:15:54 | Weblog
今通常国会は衆参両院本会議で閉会審査手続きを行い昨日会期末を前に
事実上閉幕しました。

今国会は、消費税増税法案を柱とする社会保障と税一体改革関連法案の
国会だったと言っても過言では有りません。

野田首相はこの法案を不退転の決意で成立させると明言しその鬩ぎ合い
で今国会は終始したとも云えます。

79日もの会期長期延長して最低年金保障問題や後期高齢者医療制度改正
と言う重要事項は棚上げして三党合意で法案はどうにか成立した。

処がその折約束された解散総選挙を一向に野田首相は実行する気配がない
ので再び国会は紛糾。

現状打破で三党首が会談し、近い内と言う禅問答みたいな事で決着した
が一向に解散の気配はなく、とうとう立ち上がれ日本等野党7党が出した
参院で増税反対の野田首相問責決議に自民党が乗っかって成立しました。

これで野党の審議拒否にあって国会は事実上休止と言う何とも後味の悪い
幕切れで国会は閉幕しました。

消費税増税法案成立の折は、民主党で小沢グループの造反が起き離党新党
結成と言うおまけまでつきました。

民主党政権は今にも沈没しそうでしたが、しぶとく生き残ってとうとう
民主党代表選まで辿り着きました。

自民党も解散まで持っていけなかった谷垣総裁への批判で、総裁選は紛糾
しそうです。

兎に角民主党代表選・自民党総裁選で新しいリーダーが決まらないと次の
ステップに踏み込めないと言った情況です。

今国会の法案成立率は57%と言う戦後3番目の低レベルと言う情けなさ
でした。

一応社会保障と税一体改革関連法案は成立したとは言え途中半と言う所です。
改正児童手当法案は此までより随分減額支給となりました。
国民新党懸案の改正郵政民営法は新たな火種になりかねません。
原子力委員会設置法案はどうにか可決されたがその委員長人事まだ決まってません。

公務員制度改革法案やマイナンバー法案・国民年金改正案等は継続審議です。

議員等も自ら身を切ると言う衆院選挙制度改革関連法案はとうとう廃案です。

それに2012年予算執行に不可欠な債券法もとうとう廃案になってしまいました。
これで國や国民生活に直接支障が出て来る可能性が出てまいりました。

自民党はこの法案は端から成立させる気が無かった様ですし、民主党も
前回の様に首相の首引き替えに成立させると言う気が無かったようです。

両者とも国や国民がどんなに困ろうが知った事ではないと言う感じで此では
国民は堪ったものでは有りません。

こんな自民党野党等が良いのか?

こんな不甲斐ない民主党政権が良いのか?

兎に角国民に早く信を問うて貰いたい。





細野氏出馬見送り・野田氏代表再選決定か?

2012-09-08 07:32:55 | Weblog
近く行われる民主党代表選は、初めスンナリと野田氏再選決定かに思われたが
最後になって有力な対抗馬の細野環境相が担ぎ出され一波乱が予想されました。

処が細野氏は熟慮の結果出馬見送りを表明しました。

民主党執行部にとっては大変良い選択だったかも知れません。

これ以上の混乱は避けたいとの事でしょうが、まだまだ反野田派は代表選ギリギリ
まで生き残りを賭けて動きまわるようですね。

細野氏は担当の震災復興と原発事故の責務を最後まで引き継いで担当したいためと
一応説明して居ます。

しかし短命に終わるかも知れない代表に、無理してなってもそのメリットを考えれ
ば、自分の政治生命延命のため動く若手議員の煽てに乗って得か?

その様な行程を経ての結論ではと思われます。

現在民主党は反野田派として、赤松元農相・馬淵元国交相・原口元総務相・桜井政調
会長代理等が立候補を表明若しくは意欲を見せて居るとの事。

なお野田首相は代表選に公式の立候補宣言をしました。

社会保障と税一体改革関連法案を成立させて、決断する政治を行えたと自画自賛し未完
の一体改革や震災復興等残された課題に挑戦する事を表明しました。

また残された重要法案の衆院制度改革や公債法等の成立にも意欲を見せました。

首相は衆院解散時期について「やるべき事をやり抜いて後然るべき時に国民の信を問う」
と言う事に留めて居るので、論外に春の通常国会まで解散総選挙を行う意志がない様にも
受け止められます。

ただ各党は次期衆院選に対し立候補者の絞り込み図り現在1047名程が立候補予想線上
に挙がって居る模様。

300の小選挙区には969名の出馬が予定されて居ます。

各党とも臨時国会での解散を予定していますが、その点民主党は春の通常国会を見て居る
様で現在次期衆院選対策は遅れて居る模様です。

次期衆院選立候補予定者は229名が確実な数と言われて居るとか。
果たしてこのうちどれ位の人が、民主党衆院議員として当選出来るか?

一方自民党総裁選はどうやら谷垣総裁と石原幹事長中心に動いて居る様です。

谷垣氏と石原氏の一本化は難航し、領袖の町村元外相・石破前政調会長等に的は絞られて
来た感があります。

此方はまだ幾分告示までは期間があるので、波乱含みの様です。

自民党側も次期衆院選には万全の構えで、確実に政権奪還を目指して居るようです。