日々好日

さて今日のニュースは

きな臭くなって来た防衛大綱

2010-11-18 13:53:17 | Weblog
先送りされて居た「防衛計画の大綱」がいよいよ今年年末に取り纏められる事に
関連して、色々提言がなされて居るが、尖閣諸島を含めて中国の不穏な動きや
北朝鮮の核開発問題等が追い風になって急激に我が国の防衛問題がきなくささを
増して来た感じがします。

我が国の防衛は我が国の国民が守らなければならないのが基本と理解して居ても
何だかこの頃の動きには大変危険な匂いがする。

その第一が民主党の外交・安全保障調査会が取りまとめた新たな防衛計画大綱の
提言案です。

陸上自衛隊が用いて居る「普通科」を「歩兵」に「1佐」を「大佐」に「2佐」を「中佐」に
「運用」を「作戦」に変更して他国同様な軍隊用語に統一する事を促して居ます。                                                              

現在の陸自の将官は「大将」「中将」と呼ばれ昔の日本軍の復活が予想されます。

又陸海空自衛隊のトップである幕僚長や統合幕僚長を天皇の認証官ポストにする
事をあわせて提言して居ると言う。

現在は幕僚長等は天皇の認証官ではなく防衛大臣を補佐する官僚にすぎない。

現在自衛隊は世界に誇る軍備を有する事実上の軍隊ですが、日本には軍隊は
存在しないと言う理由で、手足をもがれ身動きが出来ない「張り子の虎」で
しかない。

本当に緊急事態発生の時今の自衛隊が動けるのか疑問です。

昔の旧日本軍の復活には反対ですが、米軍に防衛の全てを任せ敵に蹂躙される
ままになるのも独立國としてはどうかと思います。

それは未だ日本の国民の総意が纏まらず先送りして居るからです。

たとえどんな酷い事されても戦争だけはするなと言う国民が沢山居ると言う事です。

私自身もどうかと決断を迫られると、自信がありません。

今回の旧軍用語復活はどの様な経緯で出てきたか判らないが、自衛隊サイドから
強い要望が出されたのではと言われて居るとか。

私達もきな臭い、きな臭いと言うばかりでなくこれからの日本の防衛をどうするのか
ハッキリした答えを出す時期が来たのではないかと思われてなりません。

1票の格差に合憲か否か異なった判決出る

2010-11-18 08:47:37 | Weblog
7月の参院選をめぐり最大5倍の1票の格差が合憲か違憲かを巡る訴訟は
同じ東京高裁で別々の裁判官により二つの異なった判決が出されました。

片方は5票程度では違憲の問題が生じる程度の著しい不公平状態とは言い
難しとして、合憲と判断無効請求を棄却しました。

もう片方は格差は合理性に是認できず国会の裁量権の限界を超え違憲と判断
した判決を出しました。

どちらも持って回った様な法律的言葉でシロウトの国民に判り難い判決です
が要は一方がこの位は違憲ではないと判断したのに対し、明らかに違憲判決
を下した事の様です。

是までは1992年選挙に際し93年大阪高裁による違憲判断は6・59倍が
基準とされこれ以来の判決とされて居ます。

判決内容は1947年旧参議院議員選挙法制定当時の2・62倍が拡大しない
様に絶えず配慮すべきであるとした。

それが格差是正を何回行っても常に最大5倍前後の格差は是正出来ず著しい
不平等感が長時間継続して居る。

又都道府県の選挙区のまとまりを考慮しても結果として解消出来なかった事は
居住地による有権者の差別に当たるとも述べて居ます。

1票の格差は公共の利益に著しく障害が有ると述べて居るが主文で違憲を指摘
する「事情判決」として居ます。

又無効請求を棄却した裁判官も大きな不平等が存在し縮小を求められて居る中
前回選挙より拡大して居る事は認め、定数振替では大幅な縮小は困難であり、
制度仕組み自体の見直しが必要で緊急課題として国会で速やかな検討が望まれる
と指摘しています。

公職選挙法では国政選挙の効力に関する訴訟の1審は高裁と規定しているので、
いずれ2審の最高裁に控訴され白黒が争われるものと思われます。

処が肝心の国会審議は党利党略の目玉で自党有利の討議に終始し何時までも
解決出来ず益々1票の格差は拡大、放置されたママになりそうだ。