日々好日

さて今日のニュースは

首相の解散権封印と3年後衆参同時選挙発言の真意は?

2010-08-24 11:49:43 | Weblog
近まる民主党代表選出戦を前に肝心の小沢さんは陰に隠れて、回りが大騒ぎして居る
状況です。

小沢さんの強力な陰に怯える菅首相の動きもまた一段と変化して来ました。

小沢さんの様な人材を必要とする時が来ると煽てたり、挙党態勢を強調したりして居る。
また微妙な立場の鳩山氏の動きもこの処活発化した感がある。

鳩山氏の姿勢は、絶対支持から、挙党態勢が取れたら支持するに微妙に変化しています。
それは菅政権がややもすれば鳩山氏が苦労して推し進めた政策を否定した動きが見られる
事から変化したのではと言われる。

機を見るに敏な鳩山氏の事、此処で民主党が大きく割れる事を警戒し両者の仲介をかって
出る気配も見られる。

これに対し小沢氏を擁立する強行派は民主党の大半を制圧して居る小沢派が何で、反対の
政策を行う菅グループに従属しなければならないか?
場合によっては分党もヤムをえないのではとの強硬な意見すら持つ議員が多いとか。

この争いを決するのは150名以上の新人議員ではないかと両派ともその囲い込みに主力
を注いで居る様です。

民主党代表戦は前にも書いたポイント獲得戦です。

全国1226ポイントをどれだけ獲得出来るかで決します。

今回菅首相は新人議員を前に両院議員の対話集会で「コロコロ選挙があると落ち着いて
政権運営が出来ないので3年後の衆参ダブル選挙まで解散はしない積もりだ」と言う、
重大発言を行いました。

その言わんとする気持ちは判るがこの様な重大発言をする真意がどうも図りかねて政界に
撃波が起きた様です。

恐らく菅代表支持グループにとってもショツクだったのではないでしょうか。
当然衆院の解散権は首相が握り衆院選は首相の胸三寸に有る事は衆人が認める事ですが、
それだけに発言には慎重さが要求されて来ました。

又現実の問題として國の方向を決する、衆院の解散や衆参ダブル選挙を首相の独断で決する
程政界は甘いものではないはずです。

其れを判っての軽々しい発言なら総理の資質や見識が問われます。

何れにしてもこの様な重大発言が新人議員を前にして行われた真意が何処にあるのか、
全くもって判らないと言うしかないと思われてなりません。

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止まらない円高株安

2010-08-24 07:54:51 | Weblog
米国の株安を受け始まった東京株式市場は一時9100を割る株安を記録しました。
終値は9116円と言う株安傾向は一向に改まりません。

円高と株安は反比例の関係にあってどちらも同時好転とは行かない様です。

米国市場の安値や景気先行きを懸念して円買いに走り依然として円は85円を挟んで
上下して居る。
一時は83円近くまで高騰した経緯があって楽観は許されない状態です。
またユーローに対しても円高で108円を挟んでの攻防となって居る。

相対的にはオバマ政権が輸出拡大のためドル安を是認して居ると受け止められ、ドル安
傾向は一向に改まらないとの観測がなされて居ると言う。

それに日銀が強力な円高対策や金融緩和に踏み切らない苛立ちが政府内にある様です。

一応菅首相と日銀総裁は円高傾向の続く外国為替市場や経済金融情勢について電話連絡を
して政府と日銀が今後緊密に連携をとる事が重要と言う事を確認したと、何ともとぼけた
もので呆れてしまいます。

政府も金融緩和に圧力を加えたいがその裏付けの決め手の政策が「今イチ」では迫力が
ありません。

一応政府としては昨年度予算残や今年の予備費を総動員して1兆7000億円程度の、
補正予算を組み経済の底上げをしたい意向の様です。

ただ連立相手の国民新党は11兆円規模の強力な補正予算を組む事を提言していますが、
財源不足と健全財政優先の現段階では非常に困難視されて居ます。

政府は中小企業の資金繰り対策や、新卒者の就職支援。家電エコポントや住宅エコポイント
の延長と拡充を検討しています。

一方日銀は昨年末から導入した資金供給の新型オペ拡充(年0・1%低金利で金融機関に、
資金提供して居るが融資期間を6ケ月に延ばし残高を30兆円まで増やす)。
9月スタートする成長基盤強化の新貸し出し制度の拡充。
長期国債の日銀買い入れ額の増額等を検討しています。

只日銀は現在の低金利政策を変える積もりはないが現行の金利を変更する気もない様です。

政府も日銀も思い切った円高・株安対策は思いつかず手詰まりと言った状態でここ暫くは
現状維持もしくは更なる悪化となりはしないか?

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