肉眼で見える5つの惑星のうちで最も見つけるのが困難なのは水星です。
水星は最も太陽の近くを回る惑星で、地球から見ると、太陽の近くを
行ったり来たりするような動きをするため、常に太陽の近くにあり、
とても見づらい天体です。
5月18日(木)に水星が西方最大離角を迎え、これから1週間ほどが、
明け方に水星を見るチャンスが訪れます。
それでも高度が数°ほどとかなり低いので、地平線まで見通せる場所や
高いところに登るなどして、空のかなり低いところが見える場所で観察
すると良いと思います。方角は東です。
午前4時前頃に真東よりやや北寄りの空の低いところを探してみましょう。
太陽が昇る前であれば、双眼鏡を使った方が見つけやすいです。
また、金星が明るく輝いていますので、水星が見つからなくても十分に
楽しめると思います。
水星を確認したことがある人は、そう多くはないと思いますので、ぜひ、
この機会に探してみてください。