9月30日(金)、彗星探査機「ロゼッタ」の最後のミッションが完了しました。
2004年3月に打ち上げられたロゼッタは、2014年8月にターゲットである
チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星に到着し、その周りを回りながら、生命に
とって重要な材料となる氷の水やアミノ酸、リンを発見したり、表面などの
詳細な様子を撮影したりしました。
また、2014年11月には着陸機「フィラエ」を放出し、初めて彗星の核への
着陸に成功しました。残念ながら、フィラエは予定通りの着陸とはいかず、
予定の地点から離れた影の部分に到達してしまったため、思うような活動は
できませんでした。
グランドフィナーレとなるミッションはロゼッタの彗星への衝突。
ミッションは無事完了し、衝突に成功したと思われるシグナルの途絶が確認
されました。