銀座アスター鎌倉賓館。
銀座アスター各店では、最も庶民的なメニューがアスター麺。
ところが最近のインフレでアスター麺の価格が上昇。
もはや簡単には食べられなくなったらしい。
これはもう何年か前のアスター麺の画像だ。
具材は店により、また行った日により若干異なるが、どこでもいつでも変わらないのがエビ3つだ。
それを我が家で自作してみる。
干しシイタケ。
まるで精進料理みたいだね。
銀座アスターが干しシイタケを使っているかどうかは知らないが、味の複雑さを出すためにやってみた。
しっかり出汁の旨味をだす。
エキスはスープにしましょう。
戻した干しシイタケはアスター麺もどきの麺料理に入れる。
ご覧の下手な手書きのメモが、アイデアをまとめたもので、これで作る。
豆鼓醤と甜面醤を使いましょう。
あちこち調べてみたのだ。
するとアスター麺のスープの決め手は豆鼓らしい。
しかし豆鼓そのものは自宅にないので、豆鼓醤で代用する。
豆鼓醤、甜面醤以外はオイスターソース、鶏がらスープの素、ニンニク、ショウガ、片栗粉、唐辛子。
アスター麺には必須のエビ。
長ねぎ。
このあたりになると、よくわからなくなるが、とりあえず青梗菜。
アスター麺には、白菜がよく入っているね。
油で豚肉を炒めて端に寄せて、余った油で唐辛子を加熱する。
ショウガやニンニクも加熱して、油に味をしみ込ませる。
戻した干しシイタケを切る。
シイタケの戻し汁を加えて、そこに切ったシイタケも入れる。
そして加熱する。
こちらは細麺。
調味料を加える。片栗粉以外ね。
そして煮たてて行きましょう。
いい香りだ。
そろそろ麺をゆでる湯を作ろう。
これらの具材はまだ入れない。海老、青梗菜、長ねぎ。
片栗粉を水で溶く。
そしてスープに加えてとろみを出す。
残った具材も入れる。
出来て来たよ。
麺をサッとゆでよう。
盛り付け完了だ。
アスター麺もどき、美味しそうでしょ。
細かい部分でいろいろと違うなーー。当たり前だけど(笑)。
エビは揚げたほうがいいかも。
豚肉は下味をつけたほうがいいかも。
そもそもスープが違うかも。
・・・でもいいの。これはこれなりに美味しいから(自己満)。
妻は「東銀座アスターくらいかな」とコメント(爆)。
たしかに「東銀座」って地区はある。
ということで、これで完食した。
ごちそうさまでした。
ところで最近のニュースで、ふるさと納税にAmazon参入ってのがあった。
すでにふるさと納税で利益を得ている楽天等の業者さんたちは、最強企業の参入が恐怖らしい。
しかしそんなことの前に、ふるさと納税って制度自体を止めるべきだと思うわ。あれって全体を考えたら、ただの税金の無駄遣いだ。政府や自治体の数々の税金の無駄遣いにを文句をつける国民自身が、税金を使って飲み食いしているようなものだから。
全体としては税金を吐き捨てて、本当に税収が必要な地方自治体の税収が激減してしまっている。
ご覧の地図(↓)で青系に分別されたのがふるさと納税で税が流出してしまっている市町村区。赤系が入超である。鎌倉市は赤系。つまりふるさと納税でプラスだ。画像の左側に数字が出ている。
でも問題は、税の移動のみではない。それにより鎌倉市が約24億を受け取って、そのために、その経費として約11億円を支出していることがより重要な問題だと思う(↓図の左端)。
【資料:日本経済新聞】
鎌倉市に24億円のふるさと納税をしてくれた人々に対して鎌倉市が送付する返礼品代金およびそれを発送する業務を担う業者に支払う費用に、11億円もの費用が必要なわけである。
これって馬鹿馬鹿しい。日本全体で見たら、その制度がなければ国民がそれぞれ住んでいる地域で普通に100%納税したであろう地方税合計額のうち、ふるさと納税に回った額の半分近くが失われていることになる。そういう制度って意味ある?
日本全体で見たら、かなりの税の流失につながっている。地方自治体のサービスに本来使われるべきで、しかも現状で全体では深刻な税収不足に陥っている地方自治体の税収の一部が他へ移動し、その移動した金額合計の45%程度が(↓のグラフ)、国民の飲み食いとその発送業務に消えてしまっていることになる。
本来ふるさと納税は、自分の出身地や応援したい地方自治体の税収を補うために行われるものであって、返礼品目当てに行われるものではない。だったら返礼品なんて制度を止めればいい。ふるさと納税を希望する人は返礼品なしで全額その自治体に納税すべきだ。そうすれば、ふるさと納税の本来の目的にも合う。世の中のふるさと納税は大半が返礼品目当てなので、返礼品がなくなればふるさと納税の利用は激減するだろうが、それが本来の国民の心の反映。
本当に地方自治体への税の移転が必要なら、それは返礼品とは無関係に、国家全体のレベルで税収の地域間調整をすべきで、今ふるさと納税でやっているのは税の無駄遣いそのものだ。
【資料:ふるさと納税ガイド】
下に地図を再掲する。
鎌倉市に加えてその隣の逗子市が赤系で塗られていて入超。しかしその周りは全部が青系であり、ふるさと納税があるせいで税収が減ってしまっている。一番深刻なのが神奈川県川崎市である。ほぼ黒に近いね。東京都では世田谷区。税の流失が激しい。そして全体では、繰り返しになるが、国民の飲み食いとそれにかかる費用で税が浪費されている。
東京都大田区が税流失の悲惨な状況と、ふるさと納税のあるべき姿を訴えていてわかりやすい。
これをぜひご覧ください(↓)
Amazonのふるさと納税参入は、税のあるべき姿をますます歪めると思うわー。
クレジットカードやスーパー、百貨店のポイント制もふるさと納税に似ているね。利用者が一見得しているように見えるが、全体では得にならず、ただの食いつぶしだ。当たり前だが、クレジットカード会社、スーパー、百貨店がポイント還元による顧客のメリットを強調するが、決して自社の利益を減らすわけじゃない。ポイント還元による利益吐き出しも含めて全体の利益率を決めるわけで、それは必ずコストや販売価格に跳ね返る。
最終的に消費者は得するわけではなく、全体ではポイント制を管理するためにかかるコストが流出する。
この話の全体をまとめれば、損するのはふるさと納税やポイントを利用しない人であり、利用する人や業者は少し得するが、全体としてはマイナス。世の中っていつもこんなものだねえ。