「家」 @ 鎌倉七里ガ浜 + 時々八ヶ岳

湘南七里ガ浜(七里ヶ浜とも)から発信。自分の生活をダラダラと書きとめるブログ。食べ物、飲み物、犬の話題が多い。

スズキヤさんの棒切りぶたじんを韓国風ピリ辛味のどんぶりに@鎌倉七里ガ浜自宅厨房

2020-03-31 11:00:31 | 食べ物・飲み物
コチュジャンを買ってきた。



これさえあれば作れるぞ。

韓国風のどんぶり。

「おかーさんはお掃除、おとーさんはお料理、ボク、遊んでほしい」



退屈なドガティ君。

「おとーさん、キッチンにこもってないで、ボクと遊んで!」



ダメなんだなぁ。おとーさんはこれから重要な仕事が控えている。

棒切りぶたじんだ。長野県飯田市の肉店スズキヤさんの製品。味付き豚肉。



これはこのまま焼けば食べられる。

しかし唐揚げにしてもおいしい。

そしてそれを、さらにあんかけスタイルのどんぶりにするとますます旨い。



コチュジャン以外には、こんな調味料も使う。



ニラにもやし。



小さく切ろうね。

さらにエノキ。これも切ろう。



棒切りぶたじんをサイコロ状に切る。こうするとどんぶりでも食べやすい。



「おとーさん、すっごいにおいです」



ニラ、もやし、エノキをサッといためて、水と前述の調味料3種を入れて煮る。



味が足りないのでオイスターソースを入れる。



「あのぉ・・・舐めたいです」



さきほど切ったばかりのぶたじんに片栗粉をまぶす。



そして揚げる。



揚げたぶたじんを、横で煮ている鍋の中に入れる。



ご飯を入れたどんぶりにかける。



おぉ~それだけさ。

うまいのさ。韓国風の味わいだ。

おいしそうでしょ、食べたいでしょ。



ふてくされるドガティ君。



うまうま。うまいぃ~。



しっかり食べました。がっつりランチ・レシピのご紹介。

韓国的な味付けで、とろみがあんが絡む。カリッとした唐揚げがあんの中でトロっと柔らかくなるのだが、そこがいいのだ。

スズキヤさんの製品は通販が可能 ⇒ http://www.jingisu.com/
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春のフラワーアレンジメント

2020-03-30 11:00:39 | 内装・インテリア
毎度お見せしてます、妻のフラワーアレンジメント。



まずは正面から。

今回先生から与えられた条件は以下の通り:

● どんな花材でも自由に選んでいい
● ただし春を感じさせるものにする
● 花を植えこむバスケットは予め決められたものを使う

そう言われても難しい。

次は左から。



続いて右から。



上記条件を指定され、春らしい薄いピンクで攻める生徒さんもいれば、妻のように違う色の花を多く選び反対色の花と花をくっつけて配置するやりかたもあり。

いろいろだ。

さらに真上から。



黄と緑が入り混じったナランキュラスを、妻はとても気に入ったそうだ。

それを全部で3本使用している。



これってゼンマイらしい。毛が生えてないね。



床の上にちょこん!と置かれたアレンジメント。



毎度ご鑑賞ありがとうございます。



結構かわいいでしょう?
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ドガティ君は鎌倉七里ガ浜ですくすく育ち、2歳半になったのでした

2020-03-29 06:08:39 | ペット
我が家のアイドル、ドガティ君はジャック・ラッセル・テリアという種類の犬である。

静岡市のブリーダーであるピュアさんからやって来て、ここ七里ガ浜住宅地ですくすくと育ち、現在2歳半である。早いもんだ。

ジャック・ラッセル・テリアと言うと、誰もが一般的に思い浮かべる犬種特有の性質があると思うが、犬種の平均的性質も繁殖を繰り返す長い過程でゆっくりと変化して行くし、一時点をとっても個体差がかなり大きい。

したがってドガティ君の性質も、多くの人が思い浮かべる通念としての「ジャックの性質」と同じとは言えないのである。



今回はドガティ君の特徴をまとめる。

なんと親ばかな投稿でしょう。そんな投稿、誰が読むねん??

いいのです。ブログとはそんなものなのです。

1.平和主義者である



そうなのだ。ドガティ君は喧嘩しない。

彼は他の犬に暴力的な態度をとるとか、吠える、威嚇するということがないのである。

下の画像はドガティ君が七里ガ浜住宅地にやって来て初めて散歩した時の風景。



とにかくそれが犬でも人間でも誰であっても、彼は友好的に接しようとするのだ。

相手が威嚇して来た時は静かにそれを避け、態度で自分のスタイルを示すという平和主義者である。

友達の犬がまた別の犬と喧嘩状態になっていると、間に入って仲裁しようとするくらいだ。

徹底的に非暴力で、ガンジーのような態度(笑)。

私は「それでは世の中渡って行けないかもよ」なんて言ってるんだが。

「ジャック・ラッセルってキャンキャン鳴いてうるさいでしょう?」と言う人がいる。そしてそれはかつては正しかったのかもしれない。しかしジャック・ラッセルは近所にも多くいるが、キャンキャンうるさい子は少なくともこの住宅地にはいない。もしその「キャンキャン」がかつては本当だったなら、ブリーダーさん達の努力で、飼いやすい犬種になるようゆっくり変化したのかもしれない。

2.水遊びは特に好きではない

画像はドガティ君が初めて海を見た瞬間だ。



ドガティ君は川や海で遊ぶことを特に好むわけではない。

よく鎌倉の海でビショビショになって遊んでいるが、それはそこでボール遊びをするのが楽しいだけのこと。水遊びすることが楽しいわけではないようだ。

彼はただ「海に入れ」と言われても、拒否する。でも海にボールを投げこまれると嬉しそうに取りに行く。

不思議な奴だ。

3.目を細めるのは冴えない気分の時である

こういう表情の時は、ドガティ君は不満、あるいは無関心であることが多い。



散歩中無理やりお座りを命じられたりすると、よくこういう顔になる。



うれしい時、興奮している時、期待に満ちている時は、目が真ん丸でクリクリになるのですぐわかる。



4.コットン製のおもちゃが大好きである



ドガティ君は、おもちゃで遊ぶのが好きである。

もっと正確に言うと、おもちゃを破壊するのが好きである。

彼は家具等、おもちゃでないものはちゃんと認識していて、それを噛むことはない。

おもちゃとして渡されるとそれを破壊して遊ぶ。噛んで割くのが楽しいようだ。



彼はボール遊びが特に好きで、ボールを追って走る運動を得意としているが、そのボールは、最終的には破壊できるようなものでしか遊ばない。

スーパーボールのようにいくら噛んでも壊れないものには興味を示さないのである。

したがっておもちゃもボールも彼によって破壊されるので、飼い主は彼に次から次と新たなそれを買い与えないといけない。

もったいないが、それが彼の楽しみであるので仕方ないと考えている。



5.お風呂はきらいじゃない

お風呂に入るのは嫌じゃないらしい。



お風呂にしか置いてないおもちゃがあるというのも、彼がお風呂に嫌がらず入るという理由なのだろうが、お湯をかけられることへの抵抗は少ないようだ。



これは今までの私の犬の経験からすると、かなり珍しい部類に入る。

ついでにいうと、トリミングもそんなに抵抗はない。



これもまた、その最中にフードを少々もらえるからというおまけがあるからかもしれないが。

6.運動が大好きである

ドガティ君は、道路をただトボトボと歩くという散歩も嫌ではないものの、そんなに面白いとも感じないようだ。



これは我々飼い主夫婦が、散歩以外の楽しみを毎日のように与え過ぎたからかもしれない。

山道に入り、次々と強いにおいがするところを行く時、彼は生き生きしている。



また広いところでボール投げ運動をするのが特に好きである。

自宅周辺だと、七里ガ浜水質浄化センターや海岸の砂浜がボール投げ運動をする場所になっている。

下の画像は八ヶ岳西麓原村の農場の広場を走っているところだ。



人間がボールを投げて彼が取ってくるのを繰り返し、クタクタになるまでそれをするのが気持ちいいようだ。

おかげで彼はとってもマッチョな筋肉質の体をしている。

7.段ボール箱が大好きである

段ボール箱を開けたら中から自分のおもちゃが出て来たという経験を何度かしてから、ドガティ君は段ボール箱に異様な関心を寄せるようになった。

私が段ボール箱を開けていると、全部自分のものだと思うようで、彼は走ってきて中を覗く。



上の画像は箱の中がワインだと知って、急に興味をなくしたところだ。

8.たいへん控え目である

彼は控え目にゆっくりと行動する。よく言えば上品。まさに彼の飼い主のようだ。



いきなり行動しない。例えばですね・・・私がキッチンで調理中、彼の目の前にカレーがついたマトンのひとかけらが落ちたとしよう。

そんな時に、彼はそれに飛びついてそれを飲み込むなんてことはない。

「これ、食べてもいいのですか?」って顔をして、こちらをしばらく見ている。そうしている間に私にそれを取られてしまうのだ。

ドガティ君はそんなワンコなのでした。

一緒に暮らすにはとても楽な方だと思う。なにせちっちゃい。片手でサッと持てるし。



9. 七里ガ浜ペットクリニックが好きである

表題の通り。

とにかくペットクリニックに行くのが好きである。



ちやほやされて、診察台でみんなに触ってもらうのがうれしいらしい。

ペットクリニックの前を通ると、勝手に入ろうとする。

10. 欧州の名門オートバイ・メーカーは無関係

ドガティ君の名前の綴りは彼の首輪(↓)にある通りだ。



似た名前のオートバイがあって、それが彼の名前の由来かと思う人がいるかもしれないが、それとは無関係である。

首輪もバッグ(彼自身が入るバッグ)も彼の名前のモノグラム入りだ。



どちらもニューヨークにお住まいのドガティさん(←本物のドガティさん。我が家の犬の名はそこから来ている)からの貰いものですけど。

ドガティ君の名前の由来はこちらに ⇒ https://blog.goo.ne.jp/kama_8/e/5b8d2eb8958bc575a33e8b6c3759ed51

ドガティ君は毎日楽しく七里ガ浜で暮らしている。



以上、親ばか飼い主による親ばか投稿でした。

ドガティ君が生まれた犬舎はこちら ⇒ http://puppyland-pure.com/

素晴らしいブリーダーさんですよ。
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「壮大な自律反発」を見ているうちに買いそびれた3月第4週を振り返る@鎌倉七里ガ浜

2020-03-28 15:01:13 | モノ・お金
COVID-19が世界を覆い、奇跡的に緩慢なペースで感染者が拡大した日本でも外出自粛要請が出た3月第4週(3月23日月曜日からの週)、株式市場では久々の反発が見られた。特に24日火曜日の米国市場の上げは記録的なものだった。あるストラテジストはこれを「壮大な自律反発」と呼んだ。

COVID-19の感染が極端に速く広がることを「オーバーシュート」と呼ぶとメディアで説明されているが、実はこの言葉は資産運用やディーリングの世界でもよく使われている。相場が過熱して、上げでも下げでも勢い余って行きすぎてしまうことを指す。下げ過ぎた(オーバーシュートした)後にその反動で戻す(上げる)ことを「自律反発」と言う。

米国の中央銀行は立派で、動きも早い。今回はちょっと早すぎるくらいに出せるものを全部出してしまった感があるが、ニューヨークのウィルス感染拡大を見ると、そんなこと言ってられないのだろうなぁと同情する。どこでもそうだろうが米国でも景気が悪化しそうだと、中央銀行が国債やその他の資産を買ってその購入代金としてのお金を市中に吐き出し、お金が市中でぐるぐるとたくさん回って景気を刺激する仕組みになっている。

ご覧のグラフ(↓)は米国中央銀行のバランスシートにある資産の推移を表したものだ。このグラフは12年前の金融危機発生以降、いわゆる「量的緩和(QE)」を中央銀行が行い、資産を購入して米国の市場にお金を大量に供給することで経済に活況をもたらして来た様子を説明している。


【横軸は暦年、縦軸は資産額で単位は兆ドル、出所:FRB】

元データは米国中央銀行がホームページで公開している。どなたでもそれをダウンロードしてPCにあるMS Excelを使ってこのようにグラフ化できる。

ご覧の通り、金融危機発生までは平和なものだったのだ。米国中央銀行の総資産も1兆ドル未満。しかし金融危機発生に対応した量的緩和政策として、それまでは禁じ手とみられていたモーゲージ債(住宅ローンを証券化したもの)の購入が始まる。米国では国債に次いで巨大なのがモーゲージ債市場だ。米国債の購入も併せ2008年からはそれらの購入が膨れ上がり、その後中央銀行の総資産は4.5兆ドル近辺にあるという状態が何年か続いた。

しかし日銀と一緒で、超緩和政策の出口はどこかで見つけなければいけない。日銀は今も出口がまったく見えないようだが、米国中央銀行は早々とそれを決め、2018年からは上記グラフの通り資産残高がどんどん減り始めた。ところが昨年秋からおかしくなって来る。最大の要因はトランプ君の対中貿易戦争だろう。それによりトランプ君は自分が招いてしまった景気悪化の兆候を、今度は中央銀行のせいにして、金利を下げろと中央銀行を恫喝した。冷静な中央銀行はトランプ君に屈服することはなかったが、本当に景気悪化の兆候も見られたので、予防のために再び金融を緩和し始めた(=つまりまた中央銀行は資産を購入し始め、グラフの資産残高が上昇し始めた)。

さらにこのCOVID-19で、米国中央銀行は政策金利の目標を事実上のゼロ%に誘導し、資産を加速的に買い入れ始めた。上のグラフの右端にある濃いグレーの★が見えますか? この★は最新データの3月25日(水曜日)を示している。中央銀行の総資産が5.3兆ドルに膨れ上がり、過去のどの時点よりも多い状況にある。せっかく減らし始めたものが、前よりも増えちゃったのである。

そんなわけで金融政策は、ウイルス対策の用意が整った。しかし金融ができることって、ただ緩和するのみだ。一方COVID-19は人やモノの移動を止めてしまう。実際先週の米国の失業給付申請数は急増した。今後の失業率の高まりを予想させるものとなった。市場は数週間前から財政政策の出動を催促していた。24日(火曜日)あたりには米議会で2兆ドルを超えるコロナウイルス対策関連法案が成立することがほぼ確実となり、冒頭申し上げた壮大な株式市場の自律反発もみられたわけだ。

下のグラフは米国株式市場の指数(S&P500、日次ベース)である。


【出所: S&P】

この株式指数は史上最高値をつけた後、2月下旬から急落した。その下げ方は金融危機あるいはブラックマンデーと比較されるほどのものだったが、それも3月23日月曜日で終了し、翌日から急回復した。

しかし3月第3週最終日である27日金曜日だけは別だ。先述のコロナウイルス対策観点法案が米議会下院で正式に成立したがそんなものはもはや好材料にはならず、感染者の拡大が深刻なのを見て市場は大きく下げて終わった。ってことはまだまだ紆余曲折ありそうだね。怖いのはこれからだ。

米国中央銀行前々議長で金融危機時はその職にあったバーナンキ氏は「ウイルスなんて災害と同じようなもので、一旦は経済も落ち込むがそれにより経済が不況のサイクルに入るなんてことはない」と楽観的だが、一方で失業率も景気悪化も1930年代のようなレベルになるという悲観的な見方も多い。

ちょうど1週間前には「それでいったいいつ買うねん?」という話になった。「ピークから30%ほどの下げを見たわけだから、少しは買えばいいじゃん」と私は思った。さらに下がるならまた少し買えばよく、運よくそこから上がって行くならそれもまた少し買い増せばよいと思い、野村證券に週初23日(月曜日)に送金した。


【今は無き野村證券鎌倉支店。昨年藤沢支店に統合。鎌倉支店は静かでとてもキレイなオフィスだったのに残念】

そうしたらその後株式市場は大反発。私は買うチャンスを失ってしまった。でもいいの。どうぜまた下がるだろうし、それから順番にすこしずつ買おう。

ちなみに買うのはバンガード・トータル・ワールド・ストック。すでに5~6年前から私はそれを持っているのだが、それを買い増したい。ドル建てのETFで、ニューヨーク証取に上場されているグローバル株式のインデックス・ファンドだ。世界の株式約8,000銘柄を時価総額に応じた割合に機械的に調整して保有するファンドで、コストが低廉なとてもシンプルなファンドである。


【出所: バンガード・ジャパン】

ヘッジファンドの世界はちょっと横に置いておこう。それ以外の伝統的な資産運用の世界で、プロの運用担当者の勘と経験に頼るアクティブ運用なんてロクなのがないし、運用手数料がバカみたいに高い。まぐれ当たりはあるが、長期にわたり市場平均(つまりはインデックス)に勝ち続けたファンドマネジャーなんて、史上皆無に近い。だったら運用手数料が安い機械的なインデックス運用で十分だろう。特にETFなら運用手数料が格安だ。個別銘柄を売買するのとは異なり、これを買う人は経済さえ考えていればいい。そして不況期以外は世界は成長する。世界経済が成長すれば、それを反映して世界の株式市場の時価総額は大きく上昇する。もうずっとそうだ(日本はここ30年相当見劣りするが・・・)。このファンドの時価評価額も単純に上昇するはずだ。

上の画像で左下をご覧ください。このETFの総資産額に占める年間経費の割合は極めて低廉で、0.08%。海外のETFってこんなもんだ。日本の株式投信や貯蓄型の生命保険が馬鹿馬鹿しく見えるでしょ? もっと安いETFもある(証券会社経由で普通は買うことになるので、彼らにはその売買に係る手数料を支払う必要はあるが・・・)。なにも野村證券でなくても、ネット証券でも買えるよ。またバンガードってのは、超一流の巨大で真面目なインデックス運用専門の会社である。とにかく顧客の手数料を安くという哲学を貫く珍しい会社だ。

口座を持ってはいるものの海外の格安ETFを少し保有するだけという私は、大野村證券にとっては儲けにならない客でしょうねえ。さあ、いつになったらこのETFを私は買い増し出来るのでしょうか?
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七里ガ浜から出ない1日(2) おなじみスペイン居酒屋morimoriで静かにランチ

2020-03-27 11:00:30 | 
前回の続きで、ちょうど1週間前の金曜日の話。

つまり3連休の最初の日。

この週末ならアウトだったかも。東京都もその近県も不要不急の外出を控えてほしいとのことだからね。

朝は七里ガ浜住宅地に隣接する広町の森。それは前回の話だ。

今回は同じ住宅地の南側へ。

我家にも春が来た。庭が春。



本日はこの音楽でどや?



たまには異なる言語で♪ 

エンリケ・イグレシアス♪

スペイン出身のシンガーだ。

生垣を超えてシークワーサーがぐんぐん伸びる。



緑のプロムナードを南下。



サクラが咲いてる。



いいよなぁ。。。春だなぁ。。。



海が見えて来たよ。

hiうい眩しいね。

日差しが明るいよ。眩しいよね。



江ノ電七里ヶ浜駅前に来た。



ますます眩しい。



店長さんにはあらかじめ連絡してある。

到着だ。

スペイン居酒屋morimoriだ。



旗がよれってるね。この地にお店が出来てから10年も経って、旗にも貫禄がでてきた。

開店時間ちょうどに着いてCLOSEDって何よ?と思ったら、ドアは開いてた。



こんにちはぁ~、店長さん。

オラ! なんて挨拶してみたいして(本当はしていない)。



COVID-19の影響で最近はお客さんが本当に少ないと、予め店長さんからは聞いていた。

そうだろうねぇ。

常連さんはパラパラとお店を覗きに来るらしい。

我々はいつも開店と同時に入るので、当然ながら一番乗り。



まずはカヴァ(妻)とビール(私)で乾杯。



静かな春の、静かな店内。

ポテトとニンニクのサラダ。これがいつも旨い。



ソラマメのオーブン焼き。



これ、いいね。

スペイン産の塩がいいし、マヨネーズもこれまたいいよ。

イワシのマリネ。ピンクペッパーが効いている。



おなじみの調理だ。いつもとてもおいしい。

美しいでしょ?



次の酒。

マオウ・マエストラ・ドゥンケル。ギネスみたいだね。かなり高級なビールだよ。



おいしいわぁ。

酔ってきたよ。

妻がめずらしくおかわり。サングリアを飲んでいる。



巨大なパエリア鍋にマオウの札がかかっている。



ビールの王者、マオウ。

生ハムを食べる。いつも旨いのを出してくれる。



さらにスペイン産アーモンド。



日本で多く流通するアーモンドに比べると、かなり丸っこいよ。

加熱して塩をかけて出してもらう。

あぁ~、香ばしい。

さらにここで、マオウ・マエストラ・ドゥンケルをお替り。



店長さんがついでくれる。

クリーミーな泡。コクのある味わい。おぉ~、これはギネスよりおいしいかも。

こういうビールって、なかなかできるもんじゃないよね。



ゆっくり味わう。

かなり酔っているし。

店長さんは我々のためにパエリアを作ってくれている。



手際がいいんだ。

技を見て、盗む。今度真似しようという点がいくつかあった。

しばらく待つ。

すると・・・

出て来た!

イカ墨のパエリアだ!!!



お高そうな大きいホタルイカ(たぶん、ホタルイカだと思う)が入っている。



またしても食べまくる。

イカ墨のパエリア、大好きです。



これで腹いっぱいだ。

ついついたくさん食べてしまう。そして苦しくなる。

でもこれは別で、コーヒー。



妻はピンチョスをオーダー。



甘いよね。

おいしいよね。

私も負けじとスペイン風プリンをオーダー。



固いですよ。しっかり作られたプリン。

ヴァレンシア風パエリアの認定証ってこと? 



あとで店長さんに尋ねようと思って、忘れちゃった。

どうも、こちそうさまでした。



みなさん、スペイン居酒屋morimoriへどうぞ。

穏やかな店長さんが、ゆっくりしたムードで迎えてくれますよ。

江ノ電七里ヶ浜駅改札口の前だ。駅の階段を降りたら、徒歩で5秒以内に店に入れるよ。



さあ、歩いて家に帰ろう。



密・密・密にならないように、気を付けてねーー。

七里ガ浜住宅地の坂を上る。



上がって曲がって、上がって曲がる。



よいしょ、よいしょ。

やがて中心部に出てくるよ。



こちらはお花屋さん前。



途中、パシフィック・ベーカリーでスコーンを買った。



ランチで遅くまで食べすぎたので、夜はスコーンとミルクティでいい。

リストランテ・シーヴァの前を通過。



またサクラを眺める。



こちらの樹(↓)はまだ花が咲いてないね。



でもあとわずかで咲きそうだ。



あぁ、楽しかったよ。



江ノ電七里ヶ浜駅前のスペイン居酒屋morimoriは、店長さんがとても優しいリラックス・ムードのお店。

情報はこちらをクリック ⇒ https://r.gnavi.co.jp/3m7r6e890000/

外出自粛が解けたら、ご関心ある方はぜひ行ってみてね。 
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七里ガ浜から出ない1日(1) 広町の森の全コースが再開したので久しぶりに大エノキに会いに行く

2020-03-26 00:00:52 | あちこち見て歩く
海外も日本もいろいろあるので、休日くらいはせめて七里ガ浜にこもっていたい。

昨年の台風以降通行止めだった鎌倉広町の森のウォーキングコースは順次回復してきていたが、残りの部分(鎌倉山入り口~大エノキの間)も回復したと鎌倉広町の森のホームページに書いてあったので、行ってみることにした。

人を避けて、静かな森へ。

七里ガ浜住宅地の端っこを歩く。



こんな道だ。



右側の山が広町の森。



鎌倉山入口から森の中に入る。



階段を上るのはドガティ君は得意。



石切場方面へ向かう。久ぶりだ。



このあたりはクスやスダジイなど常緑広葉樹が多い。



今度は降りる。上ったり下ったり、もうこの段階で息が切れる。



崩れたところの補修が進む。



大型機械が入れないから作業はたいへんだろうね。

大型の倒木もある。これを切って処理するのも大変で、さらにここから持ち出すのは難作業。おそらくそれはしないのだろうね。



外周コース。ここからは平らだよ。



歩きやすいです。



細い流れ。でもこれが徐々に大きな流れになって行く。



歩きやすい道をどんどん南へ。



流れがちょっとだけ立派になる。



「おとーさん、おかーさん、あれはなんだ?」



大きなエノキの木があるのですよ。



久しぶりだねーー。1年ぶり?

画像左下に妻とドガティ君がいる。真ん中がエノキの大木。



対比すれば大きさがわかるでしょう。エノキとしては、かなりの大木だ。

枝を地面と並行に長く伸ばすエノキ。



支柱で枝が支えられている。



暴風で枝が横揺れする時、支柱から外れてしまい、折れるなんてことはないのかねぇ?



タコの脚みたいでしょ?



「ボク、エノキって興味ありませんの・・・」



君の顔見りゃわかるよ。

目が細いもんね。



彼の顔はわかりやすい。

興味ない時、退屈な時、彼はこんな顔になる。

「早く先に進みませんか?」



はいはい、わかりましたよ。



下流に来ると、水の流れがどんどん立派になってくる。



こちらはメタセコイヤ。



並んで立つ2本のうちの1本。

立派です。

流れをのぞき込むドガティ君。



落ちますよ。

2本のメタセコイヤさん、さようなら。



また来る日まで。

つくしがまだあった。



ここはいつ来ても平和なところだ。



静かで、人も少なくて。

平和な里山風の静かな場所。



ここは田もあって、子供に田植えを経験させることもあるのだ。

蛍を見る会なんてのも。

おともだちに遭遇。



とてもおとなしいボーダー・コリー。

ここから先は以前から問題なく通過できていた場所。

最近も一度このブログに登場したね。



ありゃ、鴨さん、こんにちは。



我々が見ていても、逃げやしない。

「おーーい、おとーさん、早く来い!」



ドガティ君が呼んでいる。



急ぎましょう。おなかが空いた。朝ごはんまだ食べてない。



ここは鎌倉市民の道だそうだ。



どなたでも来ていいのですよ。藤沢市民も葉山町民も逗子市民も。

りっぱな道だね。おかげさまで歩くのが楽だよ。下は沼地だからね。



ここはまだ大木が倒れたままだ。



「おとーさん、この先は行けるのですか?」と不安そうなドガティ君。



たぶん、大丈夫だよ。

ツユクサ・ファンのドガティ君がにおいをかぐ。



もうツユクサだらけだ。



ここまで来たら出口は近いぞ。



ここを下りれば七里ガ浜住宅地さ。



向こうに家が見えるでしょ。

七里ヶ浜水質浄化センターの広場。



ここに来るととてもうれしそうな顔をするドガティ君。

走りたいそうです。

「はい、ボク、走りたいです」



そんなにうれしいか??

「そうそう、おかーさん、その長いリードをつないでください」



「ひゃっほー♪」



「楽しいなぁ♪ 投げて、おもちゃ投げて♪」



「早く投げてくださいよ♪」

本当にわかりやすいね、君は。顔つき見たら、気持ちがすぐわかる。



「うりゃぁ、走るぞ!」



「どうだぁ、ボクの実力をわかったかい?!」

「速いだろぉ~、上手だろぉ~♪」



「引っ張りっこ、大好き♪」



ドガティ君の相手だけで、朝の貴重な90分が失われるのでした。。。

暇だから別にいいけど。どうせ七里ガ浜にこもる休日だし。

【つづく】
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ご近所七里ガ浜東のラーメン店、常に進化するAWANOUTAに出かける(ただし東京御茶ノ水経由で)

2020-03-24 11:00:30 | 
自宅からすぐのラーメン店、AWANOUTAに出かける。

しかし東京・御茶ノ水経由で出かけるのだ。用事がありましてね。

まずは江ノ電に乗ろう。



江ノ電七里ヶ浜駅のホーム。江ノ電ポテトスナックの広告だ。



タコから揚げニンニク味。江ノ電のショップで売っているよ。

最近江ノ電もちょっと空いているんだよねぇ~。



何度も言うけど、このベンチ、いい味だしているわ。



すごく古いのにカッチリ作ってあって、貫禄あるんだ。



最近いくつかの駅のホームで新しいベンチを目にする。この画像は和田塚駅。



がんばって貫禄つけてくださいね。

鎌倉駅でJR横須賀線に乗り換え、東京駅へ。



東京駅では、地下深い横須賀線から地上高い中央線までかなりの高低差がある。

それを一気に超えて、中央線ホームまで上がろう。



JR横須賀線の中で、これを読み終わってしまった。



最強のプロの殺し屋には妻と一人息子がいるが、妻も息子もその夫あるいは父が殺し屋だとは思っていない。その最強の殺し屋はこれまでに人を何人も殺して来たのに、極端に妻を恐れていて、妻に頭が上がらないというコメディだ。どうしたら妻の気持ちを逆なでしないで済むかと、自宅で殺し屋は常にビクビクしている。そういう父を見て息子は父が不甲斐ないと感じていて、「おやじ、たまには母さんにガツン!と言ってやれよ」とまでいう。電車の中で読んでいて噴き出してしまう箇所がたくさんある。

中央線に乗り換えよう。



次に読み始めた本はこれなのだが、東京駅から御茶ノ水駅まではすぐなので、いくらも読めなかった。



今度は悪徳弁護士の小説だ。

テンポが良い興奮度が高い小説だろうから、楽しみだな。

御茶ノ水に到着。ニコライ堂が見える。



ラーメン店があるが、まだお昼には早い。



それに私は七里ガ浜まで戻って、AWANOAUTAのラーメンを食べると決めたのだ。

でも博多天神には惹かれるなあ。



なにせ安い。そしてコクのある上品なとんこつスープ。

500円で替え玉無料。大満足な博多天神。



しかし博多天神の誘惑を断ち切って、私は御茶ノ水の街を歩く。



いつも立派なニコライ堂。



隣接していて壁面がガラスの、あるいはアクリルの、ビルに写るニコライ堂。



私が用事があるのはこちら(↓)。日本大学歯学部口腔外科教授による、半年に一度の検診だ。



もう4年くらいかな、歯茎をずっと診てもらっている。

今回も特に困ったことはなく終了。

教授は時間を持て余しているのか、おしゃべりが多い。とても楽しい方で、私もお会いするのを楽しみにしている。

教授との年二回の逢瀬も終わり、外へ。

ニコライ堂を見ながら御茶ノ水駅へ急ぐ。



特に都内に用事はない。

そそくさと御茶ノ水駅に到着。



しかしここ、何年工事やってるのかね? なんら進んだ気配がない。

ホームドアもできないし。



東京駅で地中深い横須賀線ホームへもぐりこむ。



JR横須賀線も、ほんと、空いてるわぁ~。



不要不急の外出を国民は控えている。

これじゃ、グリーン車に乗る人も昼間は激減するだろね。

小説がどんどん読めちゃう。楽しい。



これ、なかなか楽しい小説だよ。

だれぇ~もいません。正午前の横須賀線下り15号車。



江ノ電七里ヶ浜駅で下車して我が街に上がって来た。



腹減ったぁ~。もう12時半。

いまなら空いているかも。



こんにちはぁ~。



中央のカウンター席につく。

ラッキー♡



水餃子を食べたあと、七里BLACKへ。



おぉ~、変わらぬおいしさに感激する。

おいしいことは変わらないが、内容は常に変化しているんだ。

麺もスープも載っている具も、進化するんですよ、ここ。



「変わらないのは真っ黒なことだけや~」と大阪人の店主さんはおっしゃる。

このスープ、真っ黒なようだが、塩辛いわけではない。貝の出汁も感じるし、脂も感じるし、甘味さえ強い出汁なのだ。醤油に関しては以前は7種、その後2種加えて、9種でスープを作っているというのが現況だ。新たに加えたのは九州の甘味のある醤油だそうな。手を加え続けずにはいられない、店主さんの性格らしい。



麺もお見せしましょう。



これが旨い。味が濃い麺。麺。麺。



スープうめぇなぁ。

なんて思ってたら、飲んじゃった。



心休まるAWANOUTA。画像の端っこに写っているのが店主さん。



西友に寄って帰ろう。



平和だよねぇ、我が住宅街。



昼寝でもしましょ。

AWANOUTAの情報は食べログでどうぞ:
https://tabelog.com/kanagawa/A1404/A140402/14069119/
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豆とほうれん草のカレー@鎌倉七里ガ浜自宅厨房

2020-03-23 00:00:51 | 食べ物・飲み物
豆とほうれん草のカレーはおいしいですよ。



菜食主義者が多いインドでもよく食べられている豆やほうれん草のカレー。

ガルバンゾ(チックピー)豆を乾燥させたものを、出してくる。



クルミを小さくしたみたいだ。



これを水に一晩漬けておく。



そして翌日、料理しましょうね。

膨れ上がっている。



多すぎじゃね?ってくらいほうれん草が必要だ。



タマネギを刻み、トマトも切る。



ほうれん草をザクザク切る。



また切る。疲れる。



最近の野菜ってスーパーで買うと土がついていない。

ところがほうれん草は表面はきれいだがたいてい茎の中に土が入っている。

だから洗う作業はかなり慎重にしましょう。

どんどん洗う。



一見、すごい量。



左奥に見えるタマネギと比べても多い。

ニンニクにショウガをする。



先日二度ご紹介した本。



これにも鶏肉とほうれん草のカレーのレシピが掲載されている。

しかし今回作るのは鶏肉ではなく、豆とほうれん草のカレーだ。

好きに作ってみよう。

豆を洗う。



スパイスはこんなので行こう。



クローブは全体の味をしっかりさせる。

ガツンと来るスパイスだね。

でもそれだけに慎重に。抑え気味に使おうね。



他にはマスタードシード。



豆を塩水でゆでる。



茹でた水はカレーにそのまま入れる。

豆を茹でる横で、炒め始める。

油の中でマスタードシードを加熱し、やがてタマネギを加えて炒める。



「おとーさん、すごいニオイやなぁ~」



そうだろぉ~。すごいだろぉ~。

トマトも一緒に炒め、途中でニンニクやショウガを加え、さらに水気がなくなったところで、スパイスや塩を加えて短時間で加熱。



豆を塩茹でした水といっしょに、鍋に加える。



マーマレードを加える。



他にも自分好みの勝手な材料をあれこれ加える。

あらぁ~、おいしそう。



大量のほうれん草をレンジで加熱する。



3回に分けて、スーパーで売られている2束を全部加熱。

そして登場、マジック・ブレット。



こんなもんでっせ。



ぐぅぃ~ん。



「すごい音がしてるやん?」



そやろぉ~、すごいやろぉ~。

で、こうなるんや。



ドバっと2束のほうれん草が溶け込む。すごい量のほうれん草を食べる。



ほぼ完成。



この本の著者が言う「インドのガラムマサラは日本の七味みたいなもの。その細かな成分や配分割合を理解してはいないが、誰もが料理の仕上げに振りかけている」は気に入った。



本当にそんな感じ。

「すごい香りやなぁ~」



チーズも溶かし込もう。



ドガティ君を無視して、ガラムマサラを振りかけた終わりだ。



完成。



豆とほうれん草のカレーだ。

ごはんはタイのジャスミン・ライス。



やみやみ。やみやみ。



ドガティ君はあきらめてお昼寝に入った。



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市場関係者にちょっとだけ先が見えて来た3月第3週を振り返る@鎌倉七里ガ浜

2020-03-21 10:56:33 | モノ・お金
まだ下げてる世界の株式市場。3月末まではあと少し。

我らの虎の子、日本の公的年金の資産残高169兆円(昨年12月末)の運用を担当するGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の基本資産配分では、半分が内外株式となっている。その内外株式が例えば3割とか軽く吹き飛びそうなので、GPIFの本年1月~3月期の決算は散々な結果になりそうだ。蒸し暑くなった頃、やっとその3月末で締めた数字が確定するが、するとその時野党が政府や厚生労働省の責任を追及することになる。でもね、株式を資産の半分保有するということはそういうリスクもあるということだ。仮に株式をそんなに入れてなかったら、過去の年金会計はどうだったろうか? 株式のリスクを取らずに年金財政を破綻させないで済ます妙案が、野党にあっただろうか? 野党はそれを提案しただろうか? どんなこともそうだが、優れた提案を自分から先に出すわけではなく、あとになって結果に文句を言うだけなら簡単な仕事だ。

2月下旬以降、世界の株式市場の荒れ方がすごい。

下のグラフはおなじみの米国ダウ工業株30種指数の本年2月以降の1日の変化率だ。先週月曜日(3月16日)は1日でなんと-12.93%の下げだ。恐怖だね。



直近だけ見ていてもそのすごさがわかるけど、超長期的にもこれは記録的な数値だ。

上記指数の変化率を考えるのに、1日の変化率でマイナスとプラスの両方が出て来るとややこしい。マイナス3%の変化率となった翌日にプラス3%となったら、足して2で割ったら平均でゼロ%か? それは変化率としては変だよね。

上のグラフを書き換えましょう。同じ指数の1日の変化率がマイナスで出た時はそれをプラスに転じて(=マイナス3%ならそれをプラス3%として)、かつ今世紀に入って以来20年の期間について描いたグラフは下のようになる。



3月16日(月)の-12.39%の下げは(グラフの右端の赤い丸)この20年で最大の下げ率だ。普段なら、1%を超えて上下に変動したら「お、今日はデカいな!」というようなイメージだ。それが12.39%って、ただもんじゃない。

上のグラフで下の方に水平な黄色い破線があるでしょう? これは0.76%を指していて、この20年近くの期間の1日の変化率の平均値なのだ。最近のブレ方の異常さがよくわかるはず。

最近の株式市場はこんな大きな幅で毎日上げたり下げたりを繰り返している。そんな中で短期的に儲けられる人がいたら、天才だね。私のかわいいヘッジファンドも、きっと株式ではやられているだろう。へんなポジションをとるのを諦めて、スクエア(上げにも下げにも中立的なスタンス)にしておいていただきたい。

いつもながら複雑なのは米国債券市場だ。しかし株式市場よりは、債券市場に一定の傾向とも言えるものがあったので、事前に動きを読み取りやすかった(儲けやすかった)と言える。

米国中央銀行は大量に流動性を供給し、短期の政策金利目標はほぼゼロとなっている。下のグラフでは、青い線が3カ月物の米国短期国債利回り(左軸、単位は%)、オレンジの線が10年物の米国長期国債利回り(同)、グレーのところがその利回りの差(右軸、単位は%)を示している。



明らかに短期と長期では動きの方向が異なる。短期の利回りは中央銀行の政策を受けてどんどん低下した。長期の利回りは逆に途中から上昇し始めたのだ。両者の差は広がる傾向にある。一般的な固定利付債券では、利回りとその価格は逆の動きになる。つまり直近の2週間ほどは・・・

● 短期国債を買う。
● 長期国債を先売りする(あとで買い戻す)。
● より高度には、その両方を同時に行う。

そういうことが出来た人はこんな環境下でも儲けたことになるが、私のヘッジファンドはこの時期どういうポジションを取っていただろうか?

直近に珍しい現象を見たのが為替相場だ。3月20日の日本経済新聞がドルの需要が高まったことを伝えている。



その昔は「有事のドル」と言われ、局地的戦争、石油危機、大規模な天災など大きな不幸や緊張が世界のどこかであると、やはり最後に頼れるのは基軸通貨の米ドルと皆が考え、日本円やその他通貨が売られ、米ドルが買われたものだった。「危機時のドル高」である。

ところが近年は、なぜか日本は相対的に安定した国であると考えられるようになり、何らかの世界的リスクの高まりがある都度、米ドルやその他通貨が売られ日本円が買われる傾向にある。北朝鮮がミサイルを日本海に打ち込んでも円が買われるという変な状況で、昔とは逆に「危機時の円高」となるのだ。私などはいまだにこの動きに慣れないが、とにかく世の中はそうなのだ。しかし今回は久しぶりにそれがひっくり返されることとなった。

2月下旬に世界的に株式が大幅に下落し始めた時には、通常通り、ドルが売られ円が買われてドル安円高となった。その前に1ドル=112円くらいまであったのに、瞬間的に1ドル=101円を見るというドル安円高傾向が3月上旬まで続いた。ところがこの「危機時の円高」も3月第2週に入るといきなり終了する。株式相場は基本下げ基調にあったが、為替相場が反転し始めたのだ。



上のグラフでご覧の通りである。日本古来のキャンドル・チャート(蝋燭みたいに見えることから、そう呼ばれる)でお見せする。縦軸がいつもの「1ドル=〇〇〇円」を表し、単位は円だ。皆さまのPCに入っているMS Excelにあるグラフ作成機能で、このキャンドル・チャートも簡単につくることができる。1日の日中の変動幅がよくわかるグラフである。

● 白や黒の四角い箱は1日の始値と終値の値幅を示す。
● ただしその日が始値<終値という状況なら白、逆なら黒。
● 箱についている細い線の上端がその日の上値、下端がその日の下値を示す。

これは米ドル・日本円のスポット相場のグラフで、2営業日後を決済日として日々銀行間で取引される最も一般的な為替相場である。実は為替相場って様々な種類があるのだが、日々TVニュースでアナウンサーが「本日為替相場が1ドル〇〇円になりました」なんて言っているのは、この2営業日後決済のスポット相場を指している。3月の第2週に入るとドル安円高傾向は終了、あまりの悲惨さに世界が基軸通貨の米ドルを求め始めたようだ。市場はドル高円安傾向に転じてやがては2月のドル高水準まで戻ってしまったのが、グラフで見てとれる。「危機時のドル高」は久しぶりに見る現象だ。

日本の生命保険契約や投資信託経由であっても、最終的な投資資産が米ドル建て資産ってことは今や普通にあることだが、そんな保険や投信をお持ちの方々は、直近わずか数週間の通貨部分のリターンが、マイナス10%の後にプラス10%に大きく振れる経験をしたことになる。何もせず特に感じないうちに、大きくブレたが今は元通りという状況だ。良かったねぇ。
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タコの燻製@鎌倉七里ガ浜自宅厨房

2020-03-20 00:00:53 | 食べ物・飲み物
燻製をつくるための木のチップ。



本日はタコを燻製にする。



安い輸入物のタコでさえ高くなったって、江ノ電七里ヶ浜駅前のスペイン居酒屋の店主さんが嘆いていたが、その通りだ。

やたら高い。



これだけで640円ほどする。

これを洗って、ジップロックに入れて、めんつゆに浸けた。



作り方はいろいろなのだろうが、今回はめんつゆに浸けるだけ。

浸けるのは1時間弱でいい。

40~50分でもいいかも。

浸けてからさらに燻製にする作業がある。

その間にすでに完成されたメーカー品の燻製を食べる。鶏のささみだ。



こんな道具を出してくる。



チューハイを飲む。長丁場だからね。



タコがめんつゆに浸かるよ。



ひっくり返す。



タマネギサラダにタマネギの甘いドレッシングが、燻製の香りに合うよ。



鶏のささみの燻製を切った。



アタリメみたいに、マヨネーズと七味をつけるとおいしい。



次は日本酒を飲む。



ヒッコリーのチップを入れて加熱。



めんつゆに浸かったタコを洗って、水でふき取ったところ。



加熱されたヒッコリーから香りが出てきたら、蓋をして燻製しましょ。



重いストウブの蓋をしていても、漏れるヒッコリーの香り。



蓋してから5分くらいで覗いてみるとこの状態。



その後さらに5分ほどすると出来上がりだ。



すごいでしょう?

おいしそうでしょう?



それを切る。



お酒のつまみだ。



なんて香りがいいのでしょう。



ごちそうさまでした。
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