「家」 @ 鎌倉七里ガ浜 + 時々八ヶ岳

湘南七里ガ浜に住む夫婦の生活。その食べ物、犬、酒、クルマ、家。生活スタイルをダラダラと書きとめるブログ。

P.F.ドラッカー著 上田惇生編訳 プロフェッショナルの条件

2012-05-31 00:00:14 | 本/CD/DVD
仕事の成果とはあまり関係なく給料がもらえる職場は役所だ。

西日本最大の政令指定都市の役所はそこの職員にとって天国のような職場らしい。新しい首長が怒り狂って職員を処分しまくっているが、この自治体は何年も前から不祥事による職員の処分率が日本でも断トツに高く、しかしそれでも職員は平気というパラダイスのようなところなのであった。

一方で・・・必死に働いてもそれだけでは尊敬されず、相当な利益を生まないと給料どころか自分のポジションやチームや企業全体がなくなってしまうという、厳しい(それは当り前なのだが)職場環境に置かれている人も多いことだろう。そんな所ではギリギリまで効率を上げて、最低の人員で稼ぎまくる必要があるはずだ。



なぜ成果があがらないのか・・・ほっといてちょうだい。でもこの本いいわぁ〜。

私はドラッカーの本なんて初めて買ったのだが、そこに書かれた組織内のビジネス・パースンとしての行動様式論は、言われてみればごく当り前なことばかり。私に異論などない。しかし実際にそれを行える人や組織は大変少ないと想像する。理由は個人の怠慢か、あるいはそれを許さないなんらかの原因が組織にあるのだろう。習慣的なものだったり、周囲にそれをされては困る人が多かったり。



この本の中で、私の興味は以下の2つの章に集中した。
 (1)時間を管理する
 (2)もっとも重要なことに集中せよ

本の中からいくつか言葉を拾ってみる。(・・・)は省略した部分だ。

●成果をあげる者は、時間が制約要因であることを知っている。成果の限界を規定するものは、もっとも欠乏した資源・・・時間である。
●時間を無駄に使わせる圧力は常に働いている。何の成果ももたらさない仕事が、時間の大半を奪っていく。
●時間を浪費する非生産的な活動を見つけ、排除していくことである。
●自らの組織、自分自身・・・に何ら貢献しない仕事に対しては、ノーということである。
●もはや生産的でなくなった過去のものを捨てることである。
●「これは価値があるか」を自問する。
●成果をあげる人は、もっとも重要なことからはじめ、しかも一度に一つのことしかしない。
●いかなる成果もあげられない人のほうがよく働いている。
●生産的な仕事は、それらに使える時間の量を上回って存在する・・・どの仕事が重要であり・・・(重要で)でないかの決定が必要である。
●優先順位の決定は比較的容易である。劣後順位の決定、すなわち取り組むべきでない仕事の決定とその決定の順守が至難だ・・・。



どうです? 皆、ごく当り前だけれど、痺れるような言葉でしょう?

私もまったくその通り!と思う。実際、組織の中では組織の奥深くに座ったまま人や人の仕事を管理することを自分の仕事にする人が多数出て来る。もちろんそういう仕事は必要なのだが、一方で彼等の一部はパーキンソンの第一法則よろしく管理する仕事をどんどん増やす傾向がある。それが自らの存在意義の確認と権限にもつながるからだ。そしてそれらはパーキンソンの第二法則よろしく、その費用が賄えなくなるまで膨張する。

それらは往々にして不必要な仕事であったりするが、それが本当に必要であるか否かが顧みられることはほとんどない。優先順位を決めるのは分析だが、劣後順位を決めるのは勇気だとドラッカーは言う。何かをしないでおく、あるいは止めることを決めるのは難しいのである。

さらに悪いことに、企業全体の成果はそれが外に向かって拡大しない限り得られないが、外に向かって成果を出そうとする人々の時間と稼ぎが、その人を管理しようとする人々により奪われることが往々にしてある。



ドラッカーを読むのは苦手だという方は、かわいいみなみちゃんが活躍する「もしドラ」からどうぞ!
コメント (0) | 

ロナルド・レーガン・・・から話がそれるが

2012-04-26 00:02:31 | 本/CD/DVD
他人から、ネアカでユーモラスと思われるような人は得である。この人は政敵も多かったが、個人的には多くの人に敬愛された。私も、いつも明るいこの人が好きだった。



昨年の終わりに出た本。なんとなく買ってしまった。



不思議なことにこの人は他人の葬儀に出るのを避ける傾向があったらしい。一緒にしたら叱られそうだが、私もそうだ。

私は葬儀が苦手だ。だからたいした縁もなかった人の葬儀に出るなんて、出来れば避けたい。また逆に、たいして縁もない人に(いや仮に縁がおおいにある人でも)自分が死んだ時に遠路おはるばる運び頂き、悲しんでもらいたいなんて全く思わないので、私の遺言書には「葬儀は不要」と書いてある。人間死んだら終わりなので、わざわざ死んだ私のところまで他人に来てもらい私にお別れをしてもらうことなどおこがましい・・・というか、「お互いもう面倒でしょう?」という気持ちだ。

私の父も同じで、父の口頭での遺言は白州次郎と同じで「葬式不要・戒名不要」。父の死後、私は父に言われたとおりにした。



ついでに言うと結婚披露宴にも、出席することを避けたいと思うものが多い。

大抵の場合、披露宴出席者は新郎あるいは新婦のどちらかのみとどこかで係わりがあった人々というだけで、その多くは相互に顔見知りなわけではない。宴が終わるとまず二度と会うことがないと言うのに、その場限りで一堂に集合させられているわけで、共通の趣味や関心があるわけでもない。さらに出席者も歳をとって来ると、自分より若い新郎新婦には披露宴後個人的に会うことすらなかったりする。そういう無関係な大量の人々に囲まれ、数時間座らされ、決まった料理を食べさせられ、話がでたらめにヘタな人々が次々と紹介する新郎や新婦の独身時代の話、あるいはヘタな歌を延々と聴かされることに耐えらず、こちらは結果として貴重な休暇を失い、しかもお祝いまで差し上げねばならない。

それでも自分が若い時は良かった。なぜなら新郎新婦が自分と同世代で本当の友達であり、その後もたびたび付き合うことになる相手だったからだ。しかし今や有害無益。

なんて憎まれ口を叩いていると、私の周囲はいつも賛否両論。「そのとおり!」というのは、やや年齢高めでやや男性寄り。私を変人扱いするのは、やや年齢低めでやや女性寄りかな。



加えて日本ってどうしてあんなに現金をやりとりするのだろう? 葬式、結婚、入学、就職、出産、新築、医者の謝礼、議員への謝礼、お年玉。相互扶助のひとつとも言えるだろうが、あまりに露骨で拝金主義的と感じるが。

話が元大統領からそれてしまった。いきなり話が戻る。彼は魅力的でかつちょっと変わった人だったようだ。何事も個性が大事。どうぞ、この中公新書をお読みください。
コメント (2) | 

内澤旬子著 「飼い喰い」 (三匹の豚とわたし)

2012-04-19 00:00:28 | 本/CD/DVD
とても面白い本を読んだ。飼い喰い。タイトルから想像されるのは、バイオレンス系のどぎついフィクション。



・・・そんなわけない。天下の岩波書店の本だから。日経新聞の書評を見ていた妻が「これが絶対面白いはずだ」というので、購入。



著者である内澤さんの書いた「世界屠殺紀行」なる本は文庫本になっているくらいだから、彼女のファンも多いのかもしれない。別に屠殺専門というわけではなく、ライターとして様々な取材をなさって来た方らしい。

豚に愛を。



ヒューイ・ルイスの歌声は力強い畜産ビジネスのイメージ。

内澤さんは家畜としての豚に深い関心を抱いた。飼ってつぶして食べるということは世界中で日常的に起こっているが、1人の人がそれ全部を経験するということはあまりない。内澤さんは自身でそれ全部を経験することを希望し、実際にやってみて記録した。



内澤さんは絵がとても上手で、写真よりもよくわかる。



さばく風景も写真よりリアル。



言うことをきかない100kg近い3頭の巨体とそれらが大量に出す糞尿にまみれてそれらを育て上げたとは、俄かに信じ難いスラッとした方らしい。飼ってつぶして食べた豚の頭蓋骨と一緒の記念写真。



豚を育てた内澤さんは淡々としている。それでもその途中であるいは最後に思うことはいろいろとあって、読んでいる私もいろいろと考える。



普段スーパーで買うパックに入った鶏、豚、牛を見て、私は一々考え込むことはない。でもこの画像のように、鹿の前脚ブロックとか馬のモツなんて食べると、食肉に加工されてしまった動物の生前の状態やそれが生きていた環境に思いを馳せることになり、「お蔭さまで」と思ったりもする。



内澤さんは、この本の最後では日本の養豚産業の将来まで考えて憂えておられる。私はせいぜい鹿食免かな。



内澤さんのブログ http://kemonomici.exblog.jp/
コメント (4) | 

Time Flies ・・・ 東京駅周辺 〜 古市憲寿 著 「絶望の国の幸福な若者たち」 〜 「ワシワシ詐欺」な人達

2012-04-03 00:00:50 | 本/CD/DVD
Tokyo Metro丸の内線東京駅。



上の画像で遠くに見えるのが、現在リフォーム中のJR東京駅。大昔の、というかオリジナルの東京駅の姿に戻す工事を実施中。私にとってはお馴染みの地である。今から30年近く前のこと。就職し、働き始めた場所がここ丸の内だった。

Time Flies. 早いものである。



このリフォームでは屋根の一部に銅を使った工事が進行中である。その真新しい銅がピッカピカに輝いている。あれをみて、ちょっとヘン!という人が多いらしいが、銅は瞬く間に色が変わるので問題なし。10円玉と同じである。黒っぽく、茶色っぽく、そしてたまに緑っぽくなる。スグに馴染むこと間違いなし。



丸の内界隈ではどんどんビルが建て替えられている。古典的なビルの代表格である丸ビル、新丸ビルもずいぶん前に建て替わった。私が就職してから後に建った比較的新しいビルの中にも、すでに建て替えられたものがある。この界隈に本店あるいは東京営業部を持っていた銀行がたくさんあったが、それらの名前は当時のままでは残っていない。よくもあれだけ銀行が多くあったものだ。だからこそ銀行の数も減ったのだろう。



ここ。私の思い出の道。当時はもっともっと細く暗い道で、人二人がすれ違うのがギリギリなくらいだった。古いビルと古いビルの間の抜け道で、行きも帰りもここを抜けた。毎日「やだなーー」とか「バッチリだ!」とか思いながら通った道である。当時から比べれば、この道も明るく、随分広く、そしてキレイになったものだ。



我々世代には、我々より四半世紀ほど若い人々が不幸に見えることが多い。というのは、彼らは彼ら自身や彼らの周囲に成功体験があまりないように思えるからだ。例えば、彼らの多くは、その父親が家を買った後に売ろうを思っても価格が下がり過ぎローンの残債を返せないので家を売れもしない、という時代に少年期を迎えたという人々だ。経済的な成功を周囲に見ないまま、相対的に日本が下り坂にあった時代に人格形成がなされ大人になった人々なのである。成功体験が自身あるいは周囲にないまま成人したということは、さぞかしネガティブ・シンキングな人々だろうなぁ、などと想像したりする。



ところがそうでもないらしい。古市憲寿著「絶望の国の幸福な若者たち」を、私は今頃になって読んだ。昨年出た本だ。東京大学博士課程の古市氏が書いた、なんともクールな若者論。彼自身が若者だ。



古市氏はこんな人(↑)。



若者自身は我々が思うほど、自らを不幸と思ってはいないらしい。将来に対しクールだし、「社会の下降トレンドに今、自分はいる」と思う彼らは「今幸せか?」と聞かれれば「今は幸せ(=少なくとも将来よりは幸せだろう)」と考えるらしい。

「最近の若者はダメ」なんて言うのは、大昔から繰り返されたその時代その時代の非若者の意見。寧ろ「自分が不幸せ」と感じるのは、より高い年齢層の人々に多いことのようだ。



若者ではない人々にはこの本を読むことをお勧めする。最近は30代や40代の女性が自分のことを指して「女の子」などと言ったりするが、そんな人はあまりこれを読む必要はなさそうだ。むしろ「自分は若者でなく、若者より立派な経験と知識を持っており、メンタルな面で自分は若者に勝る」なんて思っている若者でない人がこれを読むと、知識が広がるだろう。

「ワシワシ詐欺」という言葉を、私はこの本で初めて知った。高齢者にその息子を装い電話をかけて「オレだよオレ。お金振り込んでくれないと、大変なことになる」と言ってカネを騙し盗るのが「オレオレ詐欺」だ。

一方「ワシワシ詐欺」とは・・・今の年金制度が持続不可能なことを認識しながら、現在の現役世代に不利な負担をさせたまま、自分に有利な高水準の給付を受け取って(死ぬまで)逃げきろうとする現在の年金受給者世代の傾向を指す。この「ワシワシ詐欺」世代は選挙における投票率が若い世代より遥かに高く、しかも裁判所が違憲と判断するくらいに「一票の重さ」がある田舎に住んでいる人の比重が若い世代より高いので、「詐欺」が政治的に容認されてしまっているとこの本では分析されている。


【Source:日本経済新聞】

上の画像は、どちらかと言うとそんな受給者世代あるいはそれに近い世代の人々。つい先日衆院財政金融委員会に招致され、驚愕のあつかましい発言をしたAIJ問題おっちゃんトリオ。どこか笑える写真である。

AIJ問題は別にして、金融庁と厚生労働省は厚生年金基金の制度とその関係機関に係わる問題を放置、あるいは対応を誤った。一方彼ら公務員はこの年金という領域を自分達の権益や第二の職場として長年利用し、彼ら自身のメリットを得ることに終始。その結果、厚生年金基金制度は今や瀕死状態に陥っているが、それで彼ら公務員の懐が痛むわけではなく、彼ら自身の年金は別のところで安泰であり、それらの原資は元々はすべて税金である。厚生年金基金の代行割れ分は、税金でも厚生年金保険でもなく彼ら国家公務員共済の資産を使い、彼らの給付を下げることで穴埋めしてはいかがか。それでようやくチャラかも。



古市氏はこの著書の最後に、なんと佐藤健との対談を持って来た。



皆さん、佐藤健って知ってますか? 「噛むんとにゃんにゃん・・・」で有名なチューイン・ガムのFit'sのCMで、4年ほど前に私は初めて彼を知った気がする。佐々木希も同様だ。



最近のFit'sのCM作成風景。佐藤健ってとてもクレバーな青年らしい。私も佐藤君を見習おう。

コメント (0) | 

朝から Paul McCartney で It's Only A Paper Moon♪

2012-03-18 00:00:43 | 本/CD/DVD
久しぶりにCDなるものを2枚買ってみた。HMVのサイトで注文。スグ届く。



ポール・マッカートニーもまもなく70歳になるらしい。



これがニュー・アルバム。ロック歌手も歳をとると、皆、余裕でスタンダードを歌いたくなるらしいが、このアルバムもそんな1枚。



馴染みの曲が多いが、その中で私が一番好きなのは、これだ。



Say, it's only a paper moon
Sailing over a cardboard sea
But it wouldn't be make believe
If you believed in me

Yes, it's only a canvas sky
Hanging over a muslin tree
But it wouldn't be make believe
If you believed in me

Without your love
It's a honky tonk parade
Without your love
It's a melody played
In a penny arcade

It's a Barnum and Bailey world
Just as phony
As it can be
But it wouldn't be make believe
If you believed in me

子供の時にナット・キング・コールの歌で耳にしたのが、私にとってはこの曲との出会いで、それ以来大好きなメロディーだ。muslin treeって知らない。何だろ?



朝から軽やかなメロディー。明るくて軽い歌詞。

朝食のヨーグルト。バナナとシリアルとハチミツときな粉が入っている。私はそれだけ。妻はプルーンも加える。

コメント (0) | 

ジリー・クーパー著「クラース」

2012-03-14 06:49:45 | 本/CD/DVD
ラトル指揮のBPOでマーラーの9番。



これだ。



日本人でマーラーが好きな人のタイプは、まず男。で、ちょっとオタク、あるいは逆に傲慢な感じの人であると私は勝手にイメージづけている。しかし日本の場合、何か社会階層的に特定の層にマーラー好きが偏って存在するということはない。

英国ではそうではないらしい。この本、ご存じだろうか? もはや古書で買うしかない。この本の存在を以前から私はよく知っていたが、最近まで読んだことはなかった。30年ほど前の本である。



英国の社会階層別の趣味や考え方や暮らしぶりの違いを面白おかしく、皮肉っぽく書いたもの。



目次はご覧のとおり(上下の画像)。中には音楽や犬についての彼らの好みの差異が書いてある。



それによれば、マーラーは中流上層に好まれそうな音楽のようだ。

上流階級は専らモーツァルト、ハイドン、ヴィヴァルディ、パーセルだそうである。ブラームス、マーラー、シューベルト、ベートーベンは中流上層の好みで、チャイコフスキー、グリーグ、メンデルスゾーンになると中流下層的らしい。ほぉ〜。



犬についての項目もある。概して上流階級は犬をかわいがるが、特に労働犬をかわいがるらしい。「労働」とはこの場合狩猟を指している。実際に狩猟をするか否かとは無関係に、狩猟に使われる目的の犬種が愛される傾向は顕著であるということだ。特にラブラドル・リトリーバーが代表格のようである。さらに言えば、手色はクリームより黒が上流階級的だそうな。



残念ながらお呼びでないらしいよ。ウチも黒く塗ろうかしら。



これを読んでいて思い出したのが日本のこの本。



東京23区ごとで、なんと、平均寿命が大きく異なるという。都道府県別にそういうことが微妙にあることは知っていたが、同じ東京都内でも区により随分異なるのだ。しかも明らかにいわゆる山の手の方が平均寿命が長い。平均的に言って西は長生き、東は短命である。平均寿命に限らず様々な格差が都内各地域にあり、その格差が拡大していることをこの本は明らかにする。



さらに東京郊外の話はこちらだ。最近出たばかりの本である。



こちらはもっとジャーナリスティックな本だが、読むにはこちらの方が面白い。



東京の郊外各地の発展の歴史とその特色。そこに住む人々の特徴が示される。



東京およびその郊外の人々はいろいろと考えないといけないことがあるようで、大変だ。関西人である私にはこの感覚がいまひとつわからない。以前は相模湖町(神奈川県旧津久井郡、現在の相模原市の西部)に住んだことがある。因みに相模湖は、この本では東京の郊外にすら入れてもらっていない。
コメント (2) | 

ト二ー・ベネット with レディ・ガガ DuetsからDuets II へ5年なんてアッと言う間

2011-10-21 00:00:49 | 本/CD/DVD
最近トニー・ベネットの新譜が出た。彼の85歳のバースデーを祝うアルバムだ。タイトルはDuets II。今までに彼が歌って来た曲を、彼はいろいろな人とデュエットしている。最も話題になったのがガガ様との共演。私にとっては The Lady Is A Tramp♪を歌うト二ー・ベネットの声は馴染み深いものだが、レディ・ガガがそこにジョインするのは非常に新鮮だ。インタビューの受け答えを聞いていていつも感じるのだが、ガガ様ってあらゆる面でスマートだ。だからト二ー・ベネットも楽しそうだし、ここではガガ様の声がいつもとは全く違うように聴こえて驚いてしまう。




これがそのDuets II のジャケット。ガガ様との共演が話題になったからか、FM横浜でも毎日のようにこの曲がかかっていた。ト二ー・ベネットの曲がFMラジオから頻繁に流れて来るなんてことは、FM局誕生以来なかったことだ。しかしベネット翁は85歳。今までFM局は何をしていたのか!



40年近く前に中学生だった私。友人が英米のロックや日本のフォークばかり聴いていて、そればかりを話題にするのにまったくついて行けなかった。当時の私はすでにその時点でかなりの「ベテラン」歌手が歌うスタンダード・ナンバーやジャズばかり聴いていたからだ。その頃持っていたLPレコードは、歌手名を挙げるとおそらくアンディ・ウィリアムス、バーブラ・ストライザンド、フランク・シナトラ、トニー・べネット、サミー・デイヴィスJr.、ナット・キング・コールなんかが多かったような気がする。バックにブラスやストリングスが華やかに流れて、そこに彼らの歌声が合わさるゴージャスさと比べれば、当時日本で大ヒットしていたフォーク「神田川」なんてしみったれているように思え、私は聴いていられなかった(今はなぜか好きだが)。

で、Duets II が出て私が真っ先に思ったのは、「あれ、この前 Duets が出たばかりじゃん?!」ということだった。
下の画像がそのDuetsだ。



自宅にあるDuetsのジャケットを見て驚いた。Duetsが出たのはもう5年前なのだ。最近時間が早く通り過ぎて行く。歳とったんだろうなぁ。せいぜい人生を楽しみましょう。って若い時からかなりいろいろやって来た方だろうけど。



私がト二ー・ベネットのLPレコードを初めて手に入れた40年近く前の時点で、すでに彼は40台で、その時のジャケットの解説を今も覚えている。彼は若い時から声の勢いが劣化していないというようなことが書かれてあった。普通年齢とともに歌い方も変わるのだろうが、ト二ー・ベネットの場合はそれがあまり変わらず、いつまでもパワフルだということだ。で、そこからさらに40年近く経っているが、今も彼は基本的にあまり変わってない。ベネット翁はスゴイ。

並べてみる。5年経ったのだ。



Duets II ではガガ様を始め、いろんな方との共演の様子がジャケットの写真で楽しめる。



女性歌手もたくさん。その中でも一番キレイなのはフェイス・ヒルだろう。しかし写真ではベネット翁と一緒に踊る姿が見えるだけ。ダメじゃないか!



ちょっと前のジャケットだが、こんな人だ。彼女は一応カントリーにジャンル分けされる。しかしガガ様同様、フェイス・ヒルもDuets IIではいつもとは別人のような歌いっぷりだ。



では最後にガガ様をどうぞ。 BORN THIS WAY♪



時間を大事にしましょう。若い時からどんどん遊びましょう。
私の座右の銘は 「明日もあるなんて思うな金と健康」
コメント (4) | 

船が欲しい! / Elephant WorksのEarthbound♪を聞きながら湘南の海に出るとこんな感じ?@相模湾

2011-08-14 00:00:06 | 本/CD/DVD
船が欲しい!

しかし金が要る。まず大金を出して船を買わねばならない。税金もドバッとかかる。船のコンディションを維持するにはすごく金がかかる。係留しておくにもマリーナが必要で、逗子マリーナやシーボニアなんて借りようものならもう大変。その費用負担は相当なものを覚悟しなければいけない。さらに保険もかけないといけない。当然ながら燃料費だってかかるだろう。

「そんな金はねぇ〜よぉ〜」って? 私もそうだ。でも私のお友達 I は船を趣味にしていて、いつもそれを楽しんでいる。そんなセレブな友人が身近にいれば、その船に乗せてもらえば良い。私同様、船が買えない皆さん! まずは船を持つ人とお友達になることから始めよう。するとこんなレジャーが可能。いいでしょ? I にスリスリ。Youtubeをお楽しみください。 I が撮影し、さらに後述のElephant Worksの音源を重ねて編集している。



七里ガ浜の前に広がる相模湾は広大だが、海上を真っ直ぐ行けば大島だって初島だって早い。
船に乗れば釣りだって豪華になる。シイラなんてルアーを放り込んだだけでバッコォ〜ンと釣れるのだ。



上のYoutubeでバックに流れる曲は以前このブログで紹介したElephant Worksの作品のひとつ。タイトルはEarthbound。作詞・作曲・編曲・演奏はElephant Worksでfeaturing円城寺ひとみ(vocal)。Elephant Worksは湘南を代表するオトナのバンドだ。田中弘幸(藤沢在住・画像ではギターを持って写っている)と上野進(逗子在住・奥のキーボードのところに写っている)の二人からなるユニットで、その田中が私のお友達。



以下に歌詞を載せておこう。

Earthbound

<Verse1>
あれからどのくらいたったのかしら?
あなたの元からひとりで旅立ったの

エネルギーパルスはフルチャージ
アントニアージまでひとっとびできるのよ

<Chorus1>
さみしくなんか ないわ 寒くなんか ないわ
恋しくなんか ないわ 悲しくなんか ないわ

遠くから あなたをみつめている
わたしのことが わかるかしら?
空を見上げてみれば、きっと

<Verse2>
どのくらいこうしてられるのかな?
アームストロングで散歩するのよ

ダイアモンドリングは眩しくて
スペースシャワーでキラキラ輝くの 

<Chorus2>
怖くなんか ないわ つらくなんか ないわ
ひとりきりじゃないわ 愛してなんか ないわ

遠くから あなたを感じている
わたしのことが わかるかしら?
耳を澄ませてみれば、きっと



<Bridge>
時間は永遠に 流れてる
あなたはきっと そのままね
信じることさえ できなくなって
怒りと悲しみが

<Chorus>
自由になれば いいの
解き放てば いいの
その手を伸ばせば いいの
ふりかえらなくて いいの

一人きりじゃないあなたは

<Verse3>
あれからどのくらいたったのかしら?
あなたの元からひとりで旅立ったの

怖くなんか ないわ つらくなんか ないわ
ひとりきりじゃないわ 愛してなんか ないわ

<Coda>
遠くから あなたを感じている
わたしのことが わかるかしら?

遠くから あなたを感じている
わたしのことが わかるかしら?

耳を澄ませてみれば、きっと
(耳を澄ませてみれば、きっと)

一人きりじゃないあなたは.........

どうでしたか? 歌詞の意味がわかりましたか? 
私が野暮な解説をつけてみよう。これは2009年6月に月面に制御落下した月周回衛星「かぐや」をモチーフにし、擬人化したものらしい。「地球に還る( = Bound for Earth)つもりが還れなくなってしまったけれど、遠くから地球を見つめているのよ、寂しいけれど寂しくないのよ」と強がりを言っているわけだ。

少々ミステリアスな歌詞にミステリアスなメロディがついて、円城寺ひとみさんの声がなんとも涼しげ。相模湾の動画ともうまくマッチング。

円城寺ひとみさんはこんな方らしい(私はお会いしたことないが)。



この曲を最後まで聴きたい方は、Elephant WorksのHPへ飛ぼう!



ここ(↓)をクリックすれば、Earthbooudを含むすべての曲が試聴出来る。

http://www.elephantworks.jp/media.html#ElephantWorksI
コメント (2) | 

ELEPHANT WORKS って何? 田中弘幸&上野進って誰? (3) 最終回

2011-07-14 00:00:00 | 本/CD/DVD
ELEPHANT WORKSの特集、いかがでしたか?

私の解説を聞かなくても、実は彼らのホームページがあって、そちらを見た方が手っ取り早くこのバンドが理解出来る。



URLはこちらだ http://www.elephantworks.jp/

このホームページでは、なんと! 彼らの歌すべてを試聴出来るのである。彼らのホームページの「Media」欄がそれだ。
彼ら田中&上野の才能に興味をお持ちの方、是非このホームページ「Contact」欄から彼らにコンタクトを。

では最後にコレをお楽しみください。

【胡桃♪】



コメント (0) | 

ELEPHANT WORKS って何? 田中弘幸&上野進って誰? (2) 浪花の乗車券 〜びびっとるんけ?〜 

2011-07-12 00:00:17 | 本/CD/DVD
ELEPHANT WORKSの作品のひとつに「浪花の乗車券 〜びびっとるんけ?〜」というのがある。文字通りナニワの歌だ。



関西と縁の薄そうな田中弘幸が作詞をしている。何とも変わった作りの曲だ。あのビートルズの「涙の乗車券(Ticket to Ride)」を歌っているのだが、歌詞は日本語だ。その歌詞には大阪周辺の地名が数多く登場する。だったらバリバリの大阪弁で歌うのかと思ったらそうではなくて、田中は意図的に英語風に歌うので、ヒアリング力を磨かないと、何を言っているかわからないという仕立てになっている。



では、YouTubeで行ってみましょう♪
ELEPHANT WORKSの 浪花の乗車券 〜びびっとるんけ?〜(TICKET TO MIDE(まいど))



キーボードを弾いてるノリノリのおっちゃんは、上野進(東北へ向かう特急みたいな名前だ!)。彼のアレンジあってのELEPHANT WORKSなのだ。田中と上野はともに湘南の出身・・・では実はない。彼らはともに北海道室蘭市出身。二人は長ぁ〜いおつきあい。上野は優れたアレンジャーであり、コンポーザーだ。室蘭出身の二人が湘南に住み(田中は藤沢、上野は逗子)、ところが湘南でなく浪花の歌、ってところがまたいいでしょ。湘南でご近所にお住まいの皆さん、そして関西方面、特に船場・千里・和泉・樟葉・・梅田・滋賀県の皆さんも、是非応援してあげてくださいね♪

歌詞は以下の通り。右の英語詩はビートルズのオリジナルだ。
対比させると面白い。なかなかよく出来ているでしょ?

* 阪神かい? この店  I think I'm gonna be sad
阪神や 強ぇ!!       I think it's today, yeah 
酒場じゃ虎 皆   The girl that's driving me mad
いずこの店              Is going away
滋賀と近けぇなぁ    She's got a ticket to ride
滋賀と近けぇなぁ    She's got a ticket to ride
滋賀と近けぇなぁ    She's got a ticket to ride
なぁ 知っとんけ?        But she don't care

船場 千里 和泉    She said that living with me
樟葉だぁ!!       Was bringing her down yeah
もし 梅田で不倫     She would never be free
変な噂か !?           When I was around
滋賀と近けぇなぁ    She's got a ticket to ride
滋賀と近けぇなぁ    She's got a ticket to ride
滋賀と近けぇなぁ    She's got a ticket to ride
なぁ 知っとんけ?        But she don't care 

** 嗚呼 どんなんかは酒乱で酎ハイ I don't know why she riding so high 
シロとハチノス                    She ought to think twice
カシラとギアラとハラミ             She ought to do right by me
テッポウ喰ったせいで 腹いっぱい   Before she gets to saying goodbye
シロとハチノス                   She ought to think twice
カシラとギアラとハラミ              She ought to do right by me

【間奏】
ここでなんとジェフべックのレッド・ブーツ(アルバム「ワイヤード」の冒頭を飾る作品)がいきなり登場する。
このあたりも、上野進のセンスによるものだ。

** 繰り返し
* 繰り返し

まあ ビビっとるんけ     My baby don't care
まあ ビビっとるんけ     My baby don't care
まあ ビビっとるんけ     My baby don't care
まあ ビビっとるんけ     My baby don't care

最後の「まあ ビビっとるんけぇ〜」と繰り返される部分。この素晴らしい声は、なんと・・・パヴァロッティがかつて友情出演してくれた時に収録したものだ(画像はその時にスタジオで撮影)・・・ウソ。んなわけないわな。これも田中がわざとオペラ的に発声したもの。



因みにワイヤードというアルバムは我が家にもある。寝ころぶ茶々之介の横で撮影。



皆さん、いかがでしたか?

ELEPHANT WORKSへの出演依頼等ご用命は、こちらまでご連絡を:
webinfo@elephantworks.jp 

次回に続く。
コメント (4) |