シャンテ サラのたわ言・戯れ言・ウンチクつれづれ記

"独断と偏見" で世相・経済からコミックまで 読んで楽しい 面白い内容を目指します。 

独裁者の末路

2006年05月27日 | 歴史をひも解いて
歴史上 独裁者は多い。 新しい順に、イラクのフセイン大統領/ユーゴのミロシェビッチ大統領/ルーマニアのチャウシェスク大統領/カンボジアのポルポト首相/ウガンダのアミン大統領/イランのパーレヴィ大統領 などなど __ あまりに多いので書ききれませんね。

独裁者をやると、他人を信じない、反対者/敵対者を粛正する。 批判を許さない。 警護要員を増やす。 暗殺者を摘発するため、秘密警察組織を作る。 死ぬまで、後継者に権限を渡さない。 民主主義の芽を徹底的に摘む。 ま、大体こんなものが共通項として出てきます。

重大な失策が生じたら、それは部下や国外になすり付けます。 当然 国家機能は硬直し、様々な弊害が出てきますが、独裁者はそれを正そうとはしないものです。 自分のやったことを否定することに繋がりますから。 最後は、警護をすり抜けた暗殺者に殺されるか、反対勢力の増大によって石もて追われるのです。 賞賛に包まれて、幸せな最後というものは無縁ですね。
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会社という小さな組織のなかにも独裁者は多い。 特に創業者で、40~50年も社長を続ける人がいます。 こうなると、入社時の社長と定年退職時も同じ社長だったという社員のケースも出てきます。

「ワシがこの国・会社を引っ張ってここまで大きくしてきたのだ」「ワシ以外は、能力体力気力が劣るヤツばかりで頼りにならん」「ワシでないと、この国・会社は維持できん」__ という “ワシ” 理論に凝り固まり、地位にシガミツキ、離そうとしないものです。 回りは太鼓持ちばかりになります。 オベッカでも賞賛の言葉のほうが心地よく、正論でも批判はグサグサときますから 聞きたくないのです。
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独裁者もいつかはその椅子から離れる時は来るのです。 死か、引きずり降ろされるか、自分で降りるか __。 不幸なのは、独裁者以外だけでなく、独裁者もです。 近くの半島北部の国民は、あとどのくらい我慢しなくてはならないのでしょう。 心が痛みます。     

以上


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